鐘鋳るまでの土鋳型 かねいるまでのつちいがた 目的を成功させるために一時的な手段として用いるもの。 また、目的を達成させるまでの間は お粗末な物でも我慢しなければいけないという事。 鐘を作る時にはまず土で鋳型を作り そこへ熱く溶けた鉄を流し込み冷やして固めますが その後鋳型を壊して鐘をとりだす事から。 鋳造(ちゅうぞう) 古代からある加工法。 寺の鐘などは主に砂型鋳造を用いて作られる。 [0回]PR 蟹は甲に似せて穴を掘る かにはこうににせてあなをほる 人は自分の力量の大きさや考え方に見合った行動をとるものだという事。 また、自分の叶えられる願望を持つものだという事。 蟹は自分の隠れる穴を自分の甲羅の大きさに合わせてうまく収まる事から。 力量(りきりょう) 物事を成功させる能力。 見合う(みあう) つり合いが取れる事。 [0回] 蟹の横這い かにのよこばい 他人からはとても不自由そうに見えているが 本人にとってはそれが一番楽である事。 蟹の横歩き(かにのよこあるき) 蟹の体は横長の四角形をしていて 足はその横についているため足の間隔が狭く 前に歩こうとすると足がぶつかり合うため早くは移動できないようです。 横に歩くと足の間隔が広がりすばやく移動できるため 横歩きになっているそうです。 [0回] 叶わぬ時には親を出せ かなわぬときにはおやをだせ 言い訳などに困ってしまった時には 親の事を言うと何とかなるものだという事。 言い訳の理由。 急に休暇を取りたいときなど親の病気を理由にしたりする行為。 叶わぬ(かなわぬ 希望通りにならない事。 望む結果にできない事。 [0回] 金槌論 かなづちろん 自分の主張を何度も同じく繰り返し押し通そうとする事。 同じことの繰り返しの言い合いの事。 金槌で釘を打つ時は何度も同じ場所をたたき釘を打ち込んでいく事から。 [0回] 金槌の川流れ かなづちのかわながれ 出世が期待できない事のたとえ。 金槌は頭のほうが鉄製で重く 柄の部分は木製で浮く事から頭が上がらない事にかけたもの。 金槌(かなづち) 釘などを打つ大工道具。 また、泳げない人のたとえにも使われる。 [0回] 悲しい時は身一つ かなしいときはみひとつ 本当に困ったときや悲しい時に頼れるのは自分自身であるという事。 他人は落ちぶれた人には近づかなくなり また他人に甘えたのでは自分の為にもならないので 自分の力でそれらを乗り越えて成長しないといけないという事。 身一つ(みひとつ) 自分の体だけ。 自分だけ。 [0回] 鼎の沸くが如し かなえのわくがごとし 物事がひしめき合い混迷する事。 鼎(かなえ)のお湯が沸きそのお湯が中でぐらぐらと混ざり合うような様から。 鼎(かなえ) 古代中国で使用されていた三本足の鍋。 犇めく(ひしめく) 多くの人や物が集まり押し合いながら騒がしい事。 混迷(こんめい) 多くの物が混ざってしまい混乱している事。 [0回] 家内和睦は福の神の御祭り かないわぼくはふくのかみのおまつり 家族が諍いなどなく仲良くすれば 福の神が来るように家が栄えるものだという事。 まず生活の基本である家の中に争いごとがあると その家は栄える事ができないという事。 家内(かない) 家族。 家の中。 家の中の人。 和睦(わぼく) 仲良くする事。 争わない事。 [0回] 家内喧嘩は貧乏の種蒔 かないげんかはびんぼうのたねまき 家庭内で喧嘩が絶えないのは貧乏になるという事。 家庭内で協力すべき時に不仲であると 余計なトラブルや出費などが発生し それにより貧乏になってしまう可能性があるという事から。 夫婦喧嘩はほどほどにしなければいけないという戒め。 家内(かない) 家の中。 家族。 [0回]