お椀を持たぬ乞食はない おわんをもたぬこじきはない 仕事をするのに必要な道具はいつでもそろえて持っていなければならないという事。 乞食でもお恵みをもらうお椀は何時も持っているので 職人が道具をそろえていないのは乞食にも笑われてしまうという事。 乞食(こじき) 金銭や食べ物をもらい生活をする人。 [0回]PR 終わりよければすべてよし おわりよければすべてよし 最後が良いものであれば途中にあった苦労や失敗などは問題ないという事。 最後が大事であるという事。 シェイクスピアの戯曲 All's Well That Ends Well(終わりよければすべてよし) から。 シェイクスピア イングランドの劇作家、詩人。 ロミオとジュリエット ハムレット リア王 マクベス オセロ などが代表作。 [0回] 終わりが大事 おわりがだいじ 物事の最後が肝心であるという事。 何事でも達成しようとする間際には気が緩むもので それが原因で最後の最後で失敗などする事もあり 初めから終わりまで気を引き締め気を抜かないよう戒めたもの。 最後まで気を抜いてはいけないという事。 気を抜く(きをぬく) 張りつめていた心を緩める事。 気持ちが緩む事。 [0回] 負わず借らずに子三人 おわずからずにこさんにん 他人に迷惑をかけたり借金などをする事もなく 子供が三人ほどいるのが幸福で理想であるという事。 《負う》というのは恩を受ける事で 借りを作るや世話になるの意味。 [0回] 愚か者に福あり おろかものにふくあり 愚鈍な愚か者は強い野心には無縁なので 他人と争う事を好まず憎まれることもなく 本人にとっては幸福な一生であるという事。 愚か者と馬鹿にされることはあるが 人の怨みなどとは無縁で平穏無事な一生であるという事。 平穏無事(へいおんぶじ) 変わった事は何もなく穏やかでいる様。 普段と変わりなく何もトラブルなどない事。 [0回] 及ばざるは過ぎたるに勝れり およばざるはすぎたるにまされり やり過ぎてしまうよりは少し不足するくらいがよいという事。 不足するとそこから頑張りや工夫などが生まれるが やり切ってしまい満足してしまうとそこで終わりになってしまうという意味でもあります。 徳川家康の名言として知られる。 [0回] 及ばぬ鯉の滝登り およばぬこいのたきのぼり どれほど努力してもいくら望んでみてもとても目標が達成できない事。 決してかなわない恋に使われる場合もある。 鯉は困難に打ち勝ち激流の川をさかのぼる事ができるが さすがの鯉でも滝を上る事はできない事から。 鯉(こい) コイ目コイ科の淡水魚。 食用として日本や中国・ヨーロッパなどで食べられる。 滝を登ると竜になるという伝説があります。 [0回] 及ばざるはそしる およばざるはそしる 他人より劣る者は相手をねたんでしまい 悪く言ってしまうものだという事。 及ぶ(およぶ) 自分の力が届く。成し遂げられる。 能力・地位・実績などがある程度の基準に達する事。 ある状態に立ち至る事。 《ざる》とつく場合それを打ち消す意味になり逆となる。 そしる 人の事を悪く言う。 非難する。 けなすなど。 [0回] 泳ぎ上手は川で死ぬ およぎじょうずはかわでしぬ 自分の能力や才能に溺れるあまり得意な分野で失敗をしてしまう事。 得意であるために慎重さを欠く事があり失敗するという事。 泳ぎが得意な人が普段慣れ親しんでいる川で 自信過剰になり気が抜けた瞬間に溺れて死んでしまう事があるため。 自信過剰(じしんかじょう) 自分に自信がありすぎる事。 自分の実力を高く見積もってしまう事。 [0回] 親を尋ねる子は稀な おやをたずねるこはまれな 親はどんなに会いに行くのが大変な場所であっても わが子のもとに尋ねに行くが 子供はそんな気持ちはあまり持ち合わせていないという事。 親は遠く離れた子を心配して尋ねていくが 子は心配していてもそれほど尋ねる事はないという事。 尋ねる(たずねる) 探し求める。 わからない事を人に聞く。 稀(まれ) 非常に少なく珍しい事。 めったにない事。 [0回]