一念天に通ず いちねんてんにつうず 強い信念をもって物事に当たれば必ず成し遂げられるという事。 成し遂げようとする決心が固いと それが天に通じて困難だと思った事でも成就するという事。 至誠天に通ず(しせいてんにつうず) 真心を以て事に当たればよい結果が得られるという事。 至誠(しせい) この上なく誠実な事。 まごころ。 [0回]PR 一人虚を伝うれば万人実を伝う いちにんきょをつたうればばんにんじつをつたう 一人がありもしない嘘を言い出すと それを聞いた世間の人々はそれを真実と思い次々と伝えてしまう事。 虚(きょ) 事実でない事。 嘘偽り。 実体がない事。 [0回] 一日の名匠 いちにちのめいしょう 一日でもよいのでよい師に学ぶべきだという事。 独学で学んだり能力のない師に学ぶよりも よい師から一日教えを受ける事のほうがはるかに効果があるものだという事。 名匠(めいしょう) 芸術・学問などの分野で特に優れた能力を持つ人。 優れた腕を持つ職人。 [0回] 一に看病二に薬 いちにかんびょうににくすり 病気の回復には薬の効き目よりも手厚い看病のほうが効果が大きいという事。 人が見守る事が病気の回復には効果的であるという事。 看病(かんびょう) 病人の世話をする事。 [0回] 一難去ってまた一難 いちなんさってまたいちなん 次々と災難が襲ってくる事。 一つの災難を過ごした後落ち着く間もなくまた災難がやってくる事。 災難の後はまた次に来ることを考え災難を防ぐよう心がける事が肝心と言う教え。 災難(さいなん) 思いがけず起こる不幸な出来事。 災い。 [0回] 一度焼けた山は二度は焼けぬ いちどやけたやまはにどはやけぬ 一度災いに遭うと、同じ災いに遭う事は無いので いつまでもくよくよと悲観していてはだめだという事。 災難になった人を慰める言葉。 悲観(ひかん) 好ましい状態ではないと悲しみ苦しむ事。 事態を暗く見る事。 [0回] 一度はままよ二度はよし いちどはままよにどはよし 悪事を行うのは一度目は良心がとがめるものであるが 二度目以降は罪の意識が薄れていきより悪事を重ねてしまうという事。 ままよ(儘よ) 成り行きに任せる言葉。 どうとでもなれと言う気持ち。 流れに身を任せる事。 [0回] 一度は習慣にならぬ いちどはしゅうかんにならぬ 一度目は習慣にならないので良し悪しは一度目で判断しろという事。 よい事であればそのまま続けてもよいが 悪い事を続けて習慣にしてしまうと元に戻るのは難しいので 最初が肝心であるという事。 習慣(しゅうかん) 繰り返し行う事でいつの間にかそれが決まり事のようになってしまったもの。 習わしやしきたり。 [0回] 一度は思案二度は不思案 いちどはしあんにどはふしあん 始めの時はよく考えて失敗しないよう気をつけるが 二度目以降は注意力を維持できず失敗する事があるという事。 慣れてしまうと慎重さが足りなくなり間違いが起こりやすいという事。 初心を忘れてはいけないという事。 思案(しあん) 色々考える事。 心配する事。 思い煩う事。 不思案(ふしあん・ぶしあん) 思案しない事。 分別の無い事。 [0回] 一度が末代 いちどがまつだい 一生のうちにたった一度だけした行為が 死んだ後まで永遠に言われ続ける事。 結果によってそれは称賛か批判かとなりますが 自分の行動はよくよく考えてから実行したほうが良いという事。 末代(まつだい) 死んでからのちの世。 後世。 [0回]