急がば廻れ いそがばまわれ 一見して何事もなければ近道に感じる危険な場所を通るよりも 何も危険性のない遠回りな道を行くほうが結果的には早いという事。 危険性を考えずまっすぐ行くよりは 安全が確保できている遠回りを行ったほうが良い結果になるという事。 歩行者が横断歩道まで遠いと思い そのまま道を横切ると思わぬ事故に遭ってしまう事があったりするので 少しの手間でも安全な方法を取ることは大事だと思います。 廻る(まわる) 遠回りをする事。 直接行かないで別の所に寄る。 何か所かを順に移動する。 [0回]PR 急がば高火 いそがばたかび 急いで物を煮たいと思うならあまり火には近づけないほうが良いという事。 炎は中央部の温度は低く先のほうになるほど高温になるので 適度に放すことが早煮の要領であるという事。 コンロ火の温度 ガスコンロの火の温度は約1700~1900℃くらいと言われています。 結構な高温ですが鍋の中に何も入れない空焚きをしなければ 鍋が溶けたりなどの危険はありません。 [0回] 居候は居ても損置いても損 いそうろうはいてもそんおいてもそん 両方が得をしない事。 居候する者は肩身が狭い思いをし不満もたまりがちであるが 居候を置くほうも生活費だとの負担もあり不満がたまり お互いに良い結果とはならないという事。 居候(いそうろう) 他人の家に住ませてもらい食事も与えてもらってる人。 [0回] 居候の三杯目 いそうろうのさんばいめ 他人の家に居候しているものは肩身が狭く何事も控えめであるという事。 食事の際に三杯目のお代りはそっと出すという事から。 肩身が狭い(かたみがせまい) 世間に対して引け目を感じる事。 引け目を感じる(ひけめをかんじる) 他人よりも劣っていると感じる事。 自分で意識している欠点や弱点。 [0回] 伊勢へ七度熊野へ三度 いせへななたびくまのへさんど 熱心に信仰する事のたとえ。 伊勢神宮や熊野三山へ何度もお参りする事から。 伊勢神宮(いせじんぐう) 皇室の御祖先であるとされる天照大御神を祀る内宮があり 2000年の歴史のある神社。 熊野三山(くまのさんざん) 導きの神と言われる3本足のカラス《八咫烏》をマークとする聖地。 平安時代より熊野参りが人気。 [0回] 何れを見ても山家育ち いずれをみてもやまがそだち 大勢の人がいるがどの顔を見ても田舎育ちで 役に立ちそうな者は一人もいないという事。 教養のある上品な物腰の者はいないという事。 山家(やまが) 山の中にある家。 山村など。 [0回] 何れ菖蒲と引きぞ煩う いずれあやめとひきぞわずらう どれもが美しく甲乙つけがたい事。 源頼政が戦功をあげ美女の菖蒲前(あやめのまえ)を賜る時 多くの美女の中から菖蒲前を探してみよと命じられた時に読んだもの。 「五月雨に沢辺のまこも水こえて、いずれあやめと引きぞ煩う。」 源頼政(みなもとのよりまさ) 平安時代末期の武将(1104~1180) 平家物語で鵺(ぬえ)を退治したと伝承される。 [0回] 出る日つぼむ花 いずるひつぼむはな 将来が明るく勢いがますます盛んになるだろうという事。 朝日が昇る光景と花の蕾がこれから開こうとする様から。 蕾(つぼみ) これから開く花。 将来を期待されるがまだ一人前ではないもの。 [0回] 出雲の神より恵比寿の紙 いずものかみよりえびすのかみ 色恋よりも金銭のほうが良いという事。 出雲の神は縁結びの神で恵比寿の紙は紙幣の事。 異性にもてるよりもお金持ちになりたいという事。 五円札(ごえんさつ) 明治11年発行の五円札は表が鍛冶屋で裏が恵比寿が描かれていました。 [0回] 居ずば出合え いずばであえ 卑怯者な小心者を罵った言葉。 人がいないのを確認したうえで 相手になるから家から出て来いと威張った態度をする事から。 空威張りを嘲る事。 空威張り(からいばり) 実力もない者が偉そうにしたり強そうに偽る事。 [0回]