鶍の嘴 いすかのはし 物事が食い違い思い通りにならない事。 鶍(いすか) スズメ目アトリ科に属する鳥。 日本ヘは冬鳥として渡来する。 くちばしが上下が互い違いに交差するようになっており それで虫や植物の種などをついばむ。 [0回]PR 医者は見掛けによらぬ いしゃはみかけによらぬ 外見を見ただけではあてにはならない事。 見た目は立派な病院なので すごい名医なのだろうと思ったりするが 設備がよく商才があるだけで能力はあまりない医者がいる事から。 [0回] 医者は先医を謗り物縫う女は針手をそしる いしゃはせんいをそしりものぬうおんなはしんしゅをそしる 人は同業者を悪く言ったり 他人の仕事の出来に不備がある事を言ったりと 自分のほうが優れていると主張したがるものだという事。 医者は患者に対し先に治療をした医者の非をいい 裁縫師は針手の縫い方に不満を言う事から。 そうやって自分がどれだけ優れているかを他人にアピールする事。 針手(しんしゅ) お針子の事。 仕立て屋などに雇われて衣服などを縫う女性。 [0回] 医者の不養生 いしゃのふようじょう 口では立派な事をいうが自分ではそれを全くしない事。 医者は患者には養生する事をすすめるが 自分の健康にはまったく無関心であることから。 養生(ようじょう) 健康に注意し丈夫で病気にかからないよう気を付ける事。 また、病気の回復に努める事。 不養生(ふようじょう) 健康に気をつけない事。 [0回] 医者の只今 いしゃのただいま 約束の当てにならない事のたとえ。 急病なのですぐ往診してほしいと頼んでも 「只今参ります。」 と返事だけはいいもののなかなか来てくれない事から。 只今(ただいま) 今この時。現在。 または、ごく近い未来や過去の話。 [0回] 医者の自脈効き目なし いしゃのじみゃくききめなし 専門家であっても自分の利益などに関する事は 正確な判断はなかなかできないという事。 医者は自分が病気になった時に主観が入ってしまい 客観的な判断ができない事があるという事から。 自脈(じみゃく) 自分で自分の脈をとり病状を判断する事。 [0回] 医者の薬も匙加減 いしゃのくすりもさじかげん 何事も適度な調節が大事であるという事。 どんなに良く効く薬であっても 分量などを間違えてしまうとまったく効果がなかったり 逆に生命を危うくしてしまう事もある事から。 匙加減(さじかげん) 薬などの調合をするときの分量の加減。 配合、取り合わせなど。 [0回] 医者と味噌は古い程よい いしゃとみそはふるいほどよい 医者は多くの経験を積んでいる事がとても大事で 味噌は年月をかけて熟成したほうが良いという事。 多くの経験を積んだ医者は信頼ができ 熟成させた味噌は美味しいという事。 味噌(みそ) 大豆や米・麦などの穀物を塩や麹などで発行させた食品。 [0回] 医者智者福者 いしゃちしゃふくしゃ 世の中の宝とするべき人の事。 また友となると最高である人たちの事。 智者(ちしゃ) 道理をわきまえた人。 知恵のある賢い人。 福者(ふくしゃ) 幸運に恵まれた人。 裕福な人。 [0回] 医者上手にかかり下手 いしゃじょうずにかかりべた 相手を信頼しなくてはどんな事も成功しないという事。 どんな名医が見てくれても 患者が言いつけを守らなければ治療の効果はないので 医者を信頼しその指示に従う事が大切だという事から。 上手(じょうず) ある物事に対する技術が優れている事。 下手(へた) やり方の手際が悪く、巧みではない事。 [0回]