医者寒からず儒者寒し いしゃさむからずじゅしゃさむし 医者は貧乏になる事はそうそうないが 学者は貧乏であることが多いという事。 生きている以上病気やケガはするもので 医者の需要は高いのに対して 学者に教えを乞うものはそうそういないという事から。 儒者(じゅしゃ) 儒学を収めた人。 そこから転じ学者。 [0回]PR 医者が取るか坊主が取るか いしゃがとるかぼうずがとるか 生死をさまよっている重病人の事。 治療が必要だと医者が金を取り 亡くなってしまい葬式が必要だと坊主が金を取る という事から。 [0回] 意地張るより頬張れ いじはるよりほおばれ 虚栄よりも実利を取れという事。 意地を張って食べずにいるよりも 卑しく思われてもいいので食べるほうが良いという事。 虚栄(きょえい) 外見を飾り実質以上に自分を見せようとする事。 見栄っ張り。 中身のないうわべだけの栄誉。 実利(じつり) 実際の利益や効能。 実際に役に立つ事。 [0回] 石橋を叩いて渡る いしばしをたたいてわたる 用心の上にも用心をする慎重さが大切だという事。 とても強固な石の橋を渡る時でも 大丈夫かどうか確認を怠らずに渡るという事から。 強固(きょうこ) 強くしっかりしている事。 頑丈な事。 [0回] 石の物言う世の中 いしのものゆうよのなか 秘密が漏れやすい事のたとえ。 石や土壁しかない場所なので大丈夫だと思ってしゃべってしまうと その石がしゃべったり、壁に耳があって聞いていたりするという事で どこで誰が聞いているかわからないので注意しなさいという事。 また、民衆が悪政に憤る場合に 物を言わないおとなしい石でさえも物を言うという意味で使われることもあります。 土壁(つちかべ) 日本の伝統的な壁。 土に藁や砂を混ぜて水で練り固めて作る壁。 [0回] 石の上にも三年 いしのうえにもさんねん 辛い事でもすぐにあきらめずに 継続して努力を続けることでいつかは結果が出せるという事。 最初は冷たい石であっても 3年座り続ける事で暖まり居心地もよくなるという事から 辛抱する事の大切さを説いたもの。 3年とは長い年月の意味として使われ そのまま3年耐えろという意味ではないので注意が必要。 辛抱(しんぼう) 長時間つらさを我慢する事。 耐え忍ぶ事。 [0回] 石に布団は着せられぬ いしにふとんはきせられぬ 親が死んでからでは親孝行はできないという事。 親孝行は生きてるうちにせよという事。 墓石に布団をかけて大切にしても意味がない事から。 布団(ふとん) 日本で使われている寝具のひとつ。 床に敷きその上に人が寝る敷き布団と 寝ている人の上に掛ける掛布団で1セットとなる。 [0回] 石に花咲く いしにはなさく 実際には起こりえない事のたとえ。 石から花が咲くなどない事から。 [0回] 石に立つ矢 いしにたつや 全力を傾ければどんな事でもできる事のたとえ。 どんなに難しい事でも不撓不屈の努力をすれば結果を出せるという事。 古代中国の将軍が虎だと思って矢を射ると それは石だったのだが矢は刺さったという事から。 不撓不屈(ふとうふくつ) 強い意志を以て苦労や困難に負けない事。 [0回] 石に錠(石に判) いしにじょう(いしにはん) 用心の上に用心を重ねる事。 確かなものをさらに確実にする事。 [0回]