家は狭かれ心は広かれ いえはせまかれこころはひろかれ 家は狭くとも寝る場所さえあればよいが 心は広く大きく持つのが良いという事。 生活は質素なものであっても 心は大きく広ければ生活は豊かなものになるのだという事。 心の貧乏はしてはいけないという事。 貧乏(びんぼう) 貧しい様。 自分の要求するものが満たされない事。 [0回]PR 家の高いより床の高いがよい いえのたかいよりゆかのたかいがよい 家柄が良い事や名家であるよりも 成り上がりであっても今お金を持っている者のほうが良いという事。 良い家柄であっても貧乏な生活をしている者よりは 無名であっても裕福な生活をしている者のほうが良いという事。 虚名より実利のほうが良いという事。 名家(めいか) 代々続いている伝統ある家。 成り上がり(なりあがり) 身分の低い者が急に出世する事。 [0回] 家の身上見るなら三代目の朝起き見やれ いえのしんじょうみるならさんだいめのあさおきみやれ その家が末永く繁栄するか衰退するかは 三代目あたりで決まるもので 三代目が早起きをして真面目に継いでいくか 寝坊をして不真面目に財産を食いつぶすかで家の行く末がわかるというもの。 三代目になると勤勉意欲が少なく怠け者が多いので 三代目でつぶれる家が多かったため言われた言葉。 身上(しんじょう) 財産。 その家の経済状況。 身分や地位など。 [0回] 家になくてはならぬものは上がり框と女房 いえになくてはならぬものはあがりがまちとにょうぼう 日本の家では入口に上がり框があるのが当たり前で それと同じくらい主婦も家にいないと困るという事。 上がり框(あがりがまち) 玄関で靴を脱ぎ家の中にはいる時にある板。 家の出入りでは必ず踏むことになるので しっかりとしたつくりの物が多い。 [0回] 家泣きの外笑い いえなきのそとわらい 人は家の中での顔と家の外での顔は違うという事。 家の中では愚痴を言い泣いてばかりいるような人でも 外へ出るとのんきに良く笑ったりする事。 また内面は怒りっぽい人でも 外面は温和な人だったり内と外ではまったく違う面を見せるという事。 [0回] 家柄より芋茎 いえがらよりいもがら 家柄が良くても本人に何も実力がなければ芋茎ほどの値打ちはないという事。 能力もないのに家柄や血統などだけを誇るようなつまらない人物をあざける言葉。 家柄(いえがら) 家の格式。 その血統に対する社会的な評価。 [0回] 家売れば釘の値 いえうればくぎのあたい 買うときは大きな費用が掛かる家も 売る時になると材料費などの費用程度の価値しかなくなるというもの。 捨て値でしか売れないというもの。 捨て値(すてね) 損を覚悟して売る値段。 捨て売り。 [0回] 言うは易く行うは難し いうはやすくおこなうはかたし 口ではいくらでも理想を語れるが いざ実行しようとすると理想通りにはいかず難しいものだという事。 口で言うほど実行する事は簡単ではないという事。 難し(かたし) 簡単にできるものではない事。 めったにない、まれな事。 [0回] 言うなり地蔵 いうなりじぞう 自分の意見がなく人の言いなりになってしまう人の事。 主義主張のない人やお人よしなどに使われる。 イエスマンの事。 イエスマン 権力のあるものに従いなんでもハイハイと従う人。 ご機嫌取りな人。 [0回] 言うた損より言わぬ損が少ない いうたそんよりいわぬそんがすくない 多言を慎むべきだという戒め。 言い過ぎや言い間違いによるデマ発言などから受けるダメージは大きいものなので それよりも黙っていたほうが損はまだ少ないとするもの。 多言(たごん) あれこれとやたらに口数多くしゃべる事。 [0回]