慌て者の半人足 あわてもののはんにんそく 慌て者は失敗が多く 安心して仕事を任せられないので 一人前の仕事ができないという事。 責任の軽い仕事しか任せられない事。 半人足(はんにんそく) 半人前である事。 [0回]PR 合わせ物は離れ物 あわせものははなれもの 合わせて作った物はまたいつか離れてしまうものだという事。 夫婦などは離婚や死別などでいつかは離れてしまうという事から。 合わせ物(あわせもの) 二つ以上の物を合わせたもの。 合わせて一つとしたもの。 [0回] 有るにまかせよ あるにまかせよ 今のあるがままの生活に従い 無理のない生活をするのが良いという事。 自分の分をわきまえて生きていくのが良いという戒め。 分をわきまえる(ぶをわきまえる) 自分の地位や身の程を知り出すぎたことをしないようにする事。 分(ぶ)は利益の度合いやどちらへ傾くかの度合い。 弁える(わきまえる)は違いを見極める、心得るなどの意味。 [0回] 有る時払いの催促無し あるときばらいのさいそくなし もっとも寛大なお金の貸し借り 返済の期日を決めず お金の入った時に払うという条件の借金で 一切の催促はせずにいつまでも待ってくれるというもの。 出世払いとも言う。 出世払い(しゅっせばらい) 経済的に苦しい若年者などに 将来出世したときに返してくれればいいというお金の貸しかた。 [0回] 有る手からこぼれる あるてからこぼれる 金持ちは人に施そうという気持ちがなくても 自然と周りの者に何かを与えているものだという事。 貧乏人はどこを探しても何も出てこないが 金持ちは金銭だけではなくいろんな意味で周りの人に恩恵を与えているそうです。 恩恵(おんけい) めぐみ。なさけ。 [0回] ある時は乞食にもある あるときはこじきにもある いろんな人が持っている物には価値はないという事。 あまり他人が持ってない物に価値が生じるもので 乞食ですら持っているような物では価値はないという事。 乞食(こじき) 食物や金品をめぐんでもらい生活をする人。 物もらい。 日本では乞食行為は軽犯罪法で禁止されている。 ホームレスとは違うので注意が必要。 ホームレス 様々な理由により住居を持たないで生活をしている人。 住所不定ですが働いている人もいるため乞食とは別。 [0回] 有る時の米の飯 あるときのこめのめし 後先考えずに贅沢をしてしまう事。 昔は白いお米を食べられるのは年に1~2度くらいで それが大変なご馳走だったが後の事は考えず たらふく食べてしまうとすぐになくなってしまう事から。 手元に物がある時にそれを残すことなく使ってしまう事。 贅沢(ぜいたく) 必要な分を超えて消費してしまう事。 惜しげもなく使う事。 [0回] 歩く足には棒当たる あるくあしにはぼうあたる 外出や何かしらの行動を起こすとそれに伴い 災難や障害などに当たる事があるが それを気にして 家に閉じこもったり何も行動しなければ 平穏に生きることはできるが 生きがいなどを見つけることはできないという事。 喜びを見つけたければ何かをしたほうが良いという事。 [1回] 蟻は五日の雨を知る ありはいつかのあめをしる 蟻は五日前に雨が降る事を察知して 巣穴をふさいで高い所に移動したり 巣穴から出て忙しく行きかうようになると 大雨が降る前兆であるという事。 蟻を観察することで雨の予報ができるという事。 [1回] 蟻は蟻の穴へ這入る ありはありのあなへはいる 人にはその人にふさわしい働きしかできず それに応じた生活スタイルがあるという事。 自分の能力にあった仕事をして その収入で生活していかないといけないという事。 這入る(はいる) 入ると同じ。 もともとは違い、 這入るのほうがより奥(深く)へ入るような使われ方でしたが 現在ではほぼ同じ意味で使われる。 [0回]