阿呆と剃刀は使いようで切れる あほうとかみそりはつかいようできれる 人も道具も使いようで役に立つことがあり 使う側の力量の差が左右されるという事。 剃刀(かみそり) 髭など顔の一部の毛などを剃る道具。 西洋剃刀が一般的だった頃は刃を研ぐのが難しく 使用にも熟練が必要だったので怪我をすることもありました。 現在では安全剃刀を使う事が多いため 肉に刃が食い込むなどの怪我はないようです。 [0回]PR 阿呆力に唖器用 あほうぢからにおしきよう 頭の回転の鈍い者には体が大きく力づよい者が多く 障害がある者には手先の器用な者が多いという事。 唖(おし) 発話障害の事で昔は唖と呼ばれていましたが 現在では使用されなくなった言葉。 聾唖。 聾唖(ろうあ) 耳が聞こえず、言葉が話せない事。 [0回] 油を以て油烟を落とす あぶらをもってゆえんをおとす 同じ種類の仲間をうまく使い効果を上げる事。 同じ質の物を利用し目的を果たす事。 油烟(ゆえん) 油脂や重油などが不完全燃焼して生じる炭素質の集合体。 油煙。 [0回] 油をかける あぶらをかける おだてて扇動する事。 扇動(せんどう) 人の心を煽って思い通りの行動へと誘導する事。 [0回] 油を売る あぶらをうる 仕事などをさぼる事。 人の目を盗み怠ける事。 語源 油を売るの語源はいくつかありますが 油は気温により膨張するため夏の暑いときは11~16時くらいに仕事をして 膨張した油を売っていたという話。 また、油の量り売りをする時 粘度があるためなかなか切れずに滴り落ちるまで話をして間をつないだ事が はたから見るとおしゃべりばかりして仕事をしていないと見えたため。 などがあります。 [0回] 油に水 あぶらにみず 異質なものであるためしっくり溶け合わない事。 性質が合わない事。 異質(いしつ) 物事や人物などの性質が違っている事。 他と異なる事。 性質(せいしつ) 持って生まれた特徴。 その物や人に最初から備わっているもの。 [0回] 油紙に火の付いたよう あぶらがみにひのついたよう ぺらぺらとよくしゃべる様子。 際限なくべらべらとしゃべり続ける様。 油紙に火が付いたときぺらぺらと音がする事からそう言われる。 油紙(あぶらがみ) 紙の表面に薄く油をひいて乾燥させたもので 防水や耐水などの効果がある紙。 和傘や荷造りの包装紙などに使用される。 あぶらとり紙とは別物なので注意が必要。 [0回] 虻蜂取らず あぶはちとらず 欲張らず一つの事に専念しろという事。 蜘蛛の巣に虻と蜂がかかって逃げようとしているのを 蜘蛛が両方を捕らえようとしてあちこちと動き回るうち 両方とも逃げてしまったという事から。 二つの物を得ようとして結局はどちらも失ってしまう事。 虻(あぶ) ハエ目ハエ亜目の昆虫。 ウシアブなどは血を吸う害虫で刺された瞬間チクッと痛みが走るそうです。 [0回] 危ない橋も一度は渡れ あぶないはしもいちどはわたれ 成功のためには一度は大きな冒険も必要だという事。 慎重に生きるのはよい事ですが 人生一度か二度くらいは思い切った行動をしてチャンスを掴むのが良いという事。 冒険 アインシュタインの言葉に 間違いを犯した事の無い者は 何も新しい事に挑戦した事は無い とあり、挑戦する事の大事さを説いています。 [0回] 危ない橋を渡る あぶないはしをわたる リスクの高いやり方で目的を達成しようとする事。 時には法に触れる事を承知でその方法を用いる事。 由来 昔は橋というとつり橋が主なもので 植物のつるや木の板を材料としたものでしたが 年月が経つと腐ったりして劣化が激しく危険なものであったため そのように言われるようになりました。 [0回]