朝虹笠いらず あさにじかさいらず 朝の雨はすぐ晴れる事が多く その時に虹が出ている事から傘などはいらないという事。 朝の雨はすぐ止むので心配はいらないという事。 日本海側によくみられる特徴。 虹(にじ) 太陽の光が空気中にある水滴に反射して光の屈折により様々な色の帯を見せる現象。 雨上がりや滝の近くさらにホースなどで水を撒くときなどに見れる現象。 [0回]PR 朝鳶に蓑を着よ夕鳶に笠を脱げ あさとびにみのをきよゆうとびにかさをぬげ 朝に鳶が舞うのは雨の降る前兆で 夕方に鳶が舞うのは晴れの印であるという事。 夕方は餌が多いため飛ぶそうですが 朝に舞うのは低気圧が関係していて 湿気を感じた鳶が雨が降る前に餌を集めるためという説があります。 鳶(とび) トンビとも言う。 ほとんど羽ばたくことがない鳥で 上昇気流にうまく乗って輪を描くよう上空に舞う。 日本では一番身近な猛禽類。 [1回] 朝出た跛には追い付かず あさでたちんばにはおいつかず 片足が不自由な人は歩くのが遅いが それでも朝早く起きて出発すると あとから出発した人でもなかなか追いつかない事から 地道な努力をする者が勝利をするという事。 跛(ちんば) 片足が不自由で正常な歩行ができない事、あるいは人。 ちんば・びっこなどは差別用語のため日常での使用はやめましょう。 [0回] 朝茶は七里戻っても飲め あさちゃはしちりもどってものめ 朝茶を飲むとその日一日災難を逃れることができるので 飲み忘れてしまったら七里の道を戻ってでも飲んだほうがいいという事。 朝起きたらまずお茶を飲むことで 頭をすっきりさせるという効能を言ったもの。 お茶の効能 お茶には心臓病予防・肥満予防・虫歯予防など様々な病気の予防効果や 眠気覚まし・口臭予防・二日酔い防止などの効果があります。 [0回] 朝題目に宵念仏 あさだいもくによいねんぶつ 自分の意見などがなく流されやすいという事。 日和見な事。 朝は南無妙法蓮華経を唱えていたかと思うと 夜には南無阿弥陀仏と唱えだし どの宗教なのかわからないという意味。 日和見(ひよりみ) 定まった考えを持たずに情勢をうかがい 常に有利なほうへつこうとする事。 題目(だいもく) 日蓮宗で唱える南無妙法蓮華経の事。 念仏(ねんぶつ) 南無阿弥陀仏と唱える事。 おもに浄土系の宗派が唱える。 [0回] 朝銭出すな あさぜにだすな 朝早くからお金を出すと 一日中お金を出すことが多いので 朝からお金は出すものではないと縁起をかついだ言葉。 縁起(えんぎ) 他との関係が縁となりおこる事。 吉凶の前触れ。 [0回] 浅瀬に仇波 あさせにあだなみ 思慮の浅いものほど口先だけで騒ぎ立て やかましいものだという事。 川では深い所には波があまりたたないが 浅い所では波が騒がしいくらいたつ事から。 仇波(あだなみ) 大したことがないのにたつ波の事。 軽率さのたとえに使われる言葉。 [0回] 朝酒は門田を売っても飲め あさざけはかどたをうってものめ 朝酒のおいしさをほめたたえた言葉。 美味しいので家の一番大事な門田を売ってでも飲んだほうが良いという意味。 門田(かどた) 【もんでん】【かなとだ】などとも呼ぶ。 家の周囲、とくに家の前などにある近くて使いやすい田んぼの事。 [0回] 朝酒三杯御神酒のお下がり あさざけさんばいおみきのおさがり 朝にお酒を飲むのは三杯までは 御神酒のお下がりとして許されるという事。 酒飲みの口実に使われる言葉。 朝からお酒を飲むのは体裁が悪いが 神様からいただくのであれば三杯まではいいだろうという事。 御神酒(おみき) 神様に捧げる酒。 [0回] 朝乞食夕坊主 あさこじきゆうぼうず 朝に乞食に会い夕方に坊主と会うと縁起がいいという俗信。 特に理由のある物ではないそうです。 俗信(ぞくしん) 世間で信じられている信仰。 幽霊や妖怪、占いやまじないなどがこれにあたります。 [0回]