狭家の長刀 せばやのなががたな 貧乏でどうにもやりくりが出来ない事の例え。 狭い家の中で長い刀を振り回そうとしても 窮屈なため身動きが取れない事から。 やりくり 不十分な状態を工夫を凝らしなんとかまかなう事。 限られた条件でうまく辛い状況を乗り越える事。 [0回]PR 銭持たずの団子選り ぜにもたずのだんごえり 無駄な行動をする事。 また、財力や権力のない者が見栄を張ってもしょうがないという事。 お金がないのに店先でどの団子がいいかと吟味する事から。 選り(えり) 多くの良いものの中からさらに良いものを選ぶ事。 選び出す事。 [0回] 銭儲けと死病はあだではない ぜにもうけとしにやまいはあだではない お金儲けをするという事は 不治の病にかかったのと同じくらいの 大変な苦労があるという事。 お金はいい加減な気持ち仕事をしていては 儲かるものではないという事。 徒(あだ) 不誠実な事。 いい加減な事。 徒労など。 [0回] 背に腹はかえられぬ せにはらはかえられぬ 一番重要な事のために他の事を後回しにする事。 大切な事を守るために他を犠牲にするのは仕方がないという事。 大切な臓器が密集している腹を守るために 背中を犠牲にするのは生きる確率を上げるためにしょうがないという事から。 背より腹 背中に腹を代えぬ 背中に腹はかえられぬ 背中(せなか) 背中には臓器は密集していないですが代わりに背骨があり これを損傷すると下半身不随などになるので 背中も大事にしましょう。 [0回] 銭は馬鹿かくし ぜにはばかかくし どんな馬鹿な人であっても お金さえ持っていれば 世間の人々は大切に接してくれるという事。 お金の威光は馬鹿を隠してくれるという事から。 金あれば馬鹿も旦那 金が言わせる旦那 馬鹿(ばか) 知能が周りより劣っている人。 社会常識の通じない人。 また、特定の分野においては異常なほどの能力を発揮するが それ以外では全く無能である人など。 [0回] 銭は銭だけ ぜにはぜにだけ お金で買える物は その出した金額に比例した価値なのだという事。 高いお金を出せば価値の高いものが手に入り 少ないお金を出せばそれなりの価値のものでしかないという事から。 銭は銭だけ光る 安物買いの銭失い 安かろう悪かろう 物の価値(もののかち) お金はみんなに共通の価値観であり 金額通りの価値がありますが 物の価値と言うものは実は決まっておらず 購入する人の価値に合うかどうかが問題となります。 例えばアイドルの関連グッズなどは ファンであればとても価値があるものですが ファンでない人にとっては価値のないものだったり というのがそれに当たります。 [0回] 銭は阿弥陀ほど光る ぜにはあみだほどひかる お金の力は絶大なものがあり 仏様のご利益にも負けない程で 現実的な力もあるのだという事。 金の光は阿弥陀ほど 地獄の沙汰も金次第 仏の光より金の光 千金は死せず百金は刑せられず 阿弥陀(あみだ) 阿弥陀仏とも言う。 苦しみのまったくない世界である《極楽浄土》で 命あるすべてのものを救済する仏。 [0回] 銭は足なくして走る ぜにはあしなくしてはしる お金には移動するための足などはないのに 人から人へと素早く移動するという事。 お金にはまるで足があるかのように 行ったり来たりするという事から。 お金の事を《お足》と言うのはここからと言われる。 お足(おあし) お金の事。 足が生えているかのようにどこかへ行ってしまうという事から。 また世間を足が生えてるかのように渡り歩くという事から。 [0回] 銭なしの市立ち ぜになしのいちだち 無駄な事やどうしようもない事。 お金も持たないで市に行っても何も買う事が出来ない事から。 現代風に言うとお金がないのにコンビニなどへ行っても 何も買えず行くだけ無駄だという事。 銭もたずの市立ち 銭持たずの団子えり 財なくして町に臨むな たくらだの市立ち 元手なしの唐走り 市立ち(いちだち) 市が立つ事。 市場が開かれる事。 市とは決まった期日などに定期的に物の売り買いを行っていたもので 現在のように常に物を買う場所があったわけではない事から 市場が開かれる事を市が立つと言っていた。 [0回] 銭なき男は帆のなき舟の如し ぜになきおとこはほのなきふねのごとし 財力がないと自由な行動は出来ないものだという事。 お金のない男には魅力がなく 周りの人たちに従う事しかできない事から。 帆がない舟は自力で進む事が出来ず漂う事しかできな事から。 [0回]