"お"カテゴリーの記事一覧 己を以て人を量る おのれをもってひとをはかる 自分を基準にして他人を評価する事。 他人が善い行いをしていても自分に邪な心があると裏があると邪推してしまい 自分がそうだから他人もそうだろうなどと判断してしまう事。 邪(よこしま) 心がねじ曲がり正しくない事。 良くない事。 [0回]PR 己を虚しうす おのれをむなしうす 自分だけの感情や利害を捨て謙虚な気持ちで事に当たるという事。 私情や我を捨てる事で 反対の意味で《我を通す》や《我を張る》があります。 虚しい(むなしい) 空っぽ。 何もない事。 [0回] 己を知って他を知らず おのれをしってたをしらず 自分だけの利害や思惑だけを考え他人の思惑には気づかない事。 自分の見聞だけを頼り広い世間の事を知らずに独りよがりしてしまう事。 見聞(けんぶん) 実際に見たり聞いたりした事。 またそれに基づく経験や知識。 独りよがり(ひとりよがり) 他人の意見を無視して自分だけでよいと思う事。 [0回] 己の頭の蠅を追え おのれのあたまのはえをおえ 他人の世話をする事よりもまずは自分のやる事を処理しろという事。 世話好きに限って自分の事は後回しにして他人の世話を焼くので まずは自分の始末をきちんとしてから他人の事をせよというもの。 世話(せわ) あれこれと面倒を見る事。 手間がかかり厄介な事。 [0回] 鬼も見馴れたがよい おにもみなれたがよい 全然知らない人と付き合うよりも 多少の欠点などがあったとしても古くからの付き合いの人のほうが良いという事。 人にはそれぞれ欠点があり 昔からの付き合いで欠点に慣れている人のほうが楽で 知らない人であればどんな欠点が隠れているかわからず気を遣うという事。 見馴れる(みなれる) いつも顔を見て慣れ親しんでいる事。 [0回] 鬼も角折る おにもつのおる どんな悪人でも何かのきっかけがあると善人に変わるという事。 鬼のシンボルでもある角が折れてなくなる事から。 鬼の色(おにのいろ) 鬼には5色の種類があり 赤鬼は欲望 青鬼は怒り 黄鬼は後悔 緑鬼は怠惰 黒鬼は愚痴 などの意味があるそうです。 [0回] 鬼も頼めば人喰わず おにもたのめばひとくわず 例え好きな事であったとしてもこちらから頼むと もったいぶってしてくれないという事。 鬼に食べてくれと頼むとかえって食べてくれないという事から。 勿体ぶる(もったいぶる) 重々しい態度をとる。 必要以上に物々しい態度をとる。 [0回] 鬼も十八番茶も出花 おにもじゅうはちばんちゃもでばな 女子は年頃になるとそれ相応に綺麗になり魅力も備わるという事。 鬼の子供でも十八くらいの年頃になるとかわいらしくなり 安い番茶であってもいれたばかりの時は美味しい香りがするという事から。 出花(でばな) 番茶・煎茶などにお湯を注いだばかりの事。 [0回] 鬼の目にも見残し おにのめにもみのこし 調査や観察に長けた人でも時には見落としてしまう事。 鬼の目(おにのめ) 一説には何でも見通すことができるものだそうで 節分は鬼の目に豆を投げて災厄を逃れた故事伝説始まりとされています。 長ける(たける) あるものが優れている。 熟練し上達している事。 [0回] 鬼の目にも涙 おにのめにもなみだ 無慈悲な人間でも時には慈愛の心を起こし優しい態度をとるという事。 冷酷な鬼であっても時には人情を感じ涙を流すという事から。 無慈悲(むじひ) むごい事。 憐れむ心がない事。 慈愛(じあい) 深い愛情。 親が子供に対するような愛情。 [0回]