"お"カテゴリーの記事一覧 思い立ったが吉日 おもいたったがきちじつ 事を思い立ったら良し悪しを考えずにすぐ行動したほうがよいという事。 昔は迷信深く何かをするときには吉日などのよい日を選んでいましたが 次の吉日までの間に邪魔が入ったり気が変わったりなどし 実行できなくなることがないように 思い立った日を吉日としてすぐ始めたほうがよいと言ったもの。 婚礼は大安吉日や葬式は仏滅などは昔の迷信の名残。 [0回]PR 思い面瘡思われ面皰 おもいおもくさおもわれにきび 誰かを恋しく思ってみたり 誰かから思われたりするとニキビができるという事。 面瘡(おもくさ) 顔にできる腫れ物やニキビ・そばかすなどの事。 面皰(にきび) 青少年の顔に出るもので尋常性ざ瘡ともいう。 日本では9割くらいの青少年がかかるもので青春のシンボルと言われる。 青少年(せいしょうねん) 若者の事で通常12~25歳くらいまでの男女を言う。 [0回] 御神酒上がらぬ神はない おみきあがらぬかみはない 酒飲みが自分を弁護した言葉。 えらい神様でさえお酒を召し上がるので 人間が酒を飲むのも罪ではないだろうという言い訳。 御神酒(おみき) 神前に供えるお酒の事。 祀った後は神聖な酒を人がいただくもので 神様の霊力を取り込むことで安全などを祈るもの。 [0回] お前百までわしゃ九十九まで おまえひゃくまでわしゃくじゅうくまで 夫婦がなかよく長生きする事。 結婚した女性が男性に言った言葉で 夫が100才自分が99才になるまで末永く仲良く生きていきたいと願ったもの。 お前(おまえ) もともとは目上の者に使う言葉で貴人などに敬意を表すもの。 その後妻が夫を呼ぶ際にお前さんと呼ぶようになり 更に時代が経つと同等や目下の者に使われるようになった。 [0回] 溺れる者は藁をも掴む おぼれるものはわらをもつかむ とても困っている時に人はどんな小さな頼りにならないものでも 頼ろうとするという事。 助かりたいという本能からどんなものにでも縋り付こうとする事。 水でおぼれている者は掴んだとしても とても助かりそうもないような藁にもすがる事から。 縋り付く(すがりつく) 頼りとしてしっかりとつかむ事。 頼る事。 [0回] 負ぶえば抱かりょう おぶえばだかりょう だんだんと横着になりつけあがる事。 かわいがると次第に傲慢になり我儘になる事。 子供を負ぶってやると今度は抱っこしてほしいと要求してくる事から。 負んぶ(おんぶ) 一人の人物を別の人物が背負う行為。 [0回] 帯に短し襷に長し おびにみじかしたすきにながし 中途半端で役に立たない事。 帯にするには短く襷にするには長いので使い勝手が悪いという事から。 帯(おび) 着物の上から腰の高さで巻いて固定するもの。 長さは種類により様々ですがおおよそ4m程度。 襷(たすき) 和服の袖や袂が邪魔にならないようたくし上げるための紐。 長さはおおよそ2m~2.4mほど。 [0回] お髭の塵を掃う おひげのちりをはらう 権力者にこびへつらう事。 目上におべっかを使う事。 中国宋の時代に丁謂という者が宰相の髭が吸物で汚れたのを拭いたという事から。 目上(めうえ) 地位・階級・年齢などが自分より上の者。 おべっか 相手のご機嫌取りのため心にもない事を言う事。 [0回] お鉢がまわる おはちがまわる 順番が回ってくる事。 もともとは大人数で食事をする際 「やっと自分に(ご飯が)回ってきた。」 というように良い事が回ってきたという意味で使用されていましたが いつの間にか、厄介事や面倒事が回ってきたという意味でも使用されるようになりました。 御鉢(おはち) 炊いたお米を入れておく木製の器。 御櫃(おひつ)、飯櫃(めしびつ)などとも言う。 [0回] 尾羽打ち枯らす おはうちからす 鷹の尾と羽が傷んでみすぼらしく見える事から 落ちぶれてしまい以前のような威勢のよさを失う事。 《刀折れ矢尽き 尾羽打ち枯らす》の略と言われ 刀折れ矢尽きは戦に敗れ落ち延びる様子 尾羽打ち枯らすは縄張り争いに敗れた鷹の哀れな様子を表し 競争に敗れみすぼらしい境遇や様子を言うもの。 [0回]