"け"カテゴリーの記事一覧
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けいせいにまことなし
遊女は客商売として優しくしてくれるので誠意を求めるのは無理だという事。
遊女は浮かれた男性に対し商売で接しているだけなので
誠意や好意などで接してくれているのではないという事。
客商売の者は仕事のため愛想よくしているのであって
利害関係でつながるものに真心などを求めてはいけないという事。
傾城に誠あれば三十日に月が出る
傾城の誠と卵の四角なのはない
傾城の胸は嘘のいれ物
傾城の千枚起請
傾城の空涙
- 傾城(けいせい)
遊女。
もともとは美人の事をそう呼んでいて
美貌によって国を亡ぼすほどの寵愛を受ける傾国(けいこく)が語源とされる。
- 誠意(せいい)
まごころ。
物事に熱心に取り組む気持ち。 -
けいせいかいのぬかみそじる
自分の遊びなどにはいくらでもお金をかける人が
普段は必要な物でも節約して生活している事。
遊女遊びなどで多くのお金を使い豪遊するものが
普段の生活では味噌を買うのをケチって
糠味噌の糠の汁を食べるような質素な生活をしている事から。
また、外に出て奢ったりと気前の良い人は
家の中の事にはお金を出さないという事。
傾城買草鞋を拾う
女郎買の尻切草履
女郎買の糠味噌汁
博打打の千切れ草履
- 傾城(けいせい)
遊女など男性に性的サービスをする女性の事。
- 糠味噌汁(ぬかみそじる)
古くなった糠味噌を味噌の代わりに使用して作った品質の良くない汁。
現代の米ぬか入りの味噌汁とは違い
糠味噌汁はほとんど味がなく色だけついているようなものだそうです。