狼に衣 おおかみにころも 腹黒く危険な人物がうわべだけは優しそうに見せかける事。 外見は情け深いように見えるが内面は凶悪である事。 腹黒い(はらぐろい) 心がねじれている。 悪巧みや陰謀を隠し持っている。 [0回]PR 大風の吹いた後 おおかぜのふいたあと 騒がしさが過ぎた後の静けさの事。 大風が吹き荒れた後は寂しいほど静かになってしまう事から。 静と動の対比で何となく物足りないような静けさを言う。 盛大なお祭りが終わった後の余韻や パーティーなどで盛り上がった後に 終わってしまうと楽しかった半面ちょっと寂しいと思う事。 [0回] 大風のあした大天気 おおかぜのあしたおおてんき 大風が吹いた翌日はカラッと晴れた上天気になるという事。 台風が通った後は強い風が廻りの空気をかき混ぜてしまうので 晴れになる確率が上がるという事。 大風(おおかぜ) 強く激しく吹く風。 暴風。 台風。 上天気(じょうてんき) 非常に天気の良い事。 よく晴れたいい天気。 [0回] 大風が吹けば桶屋が喜ぶ おおかぜがふけばおけやがよろこぶ 一つの出来事が連鎖反応を起こし思いがけないところで影響が出る事。 大風が吹くと砂ぼこりが飛ぶ 砂ぼこりのため目を悪くする人が増える 目の悪い人は三味線を習って生計を立てるようになる 三味線に使うネコの皮の需要が増えネコが多く殺される ネコがいないためネズミが増える 増えたネズミは桶をかじりだす 桶屋が儲かる という笑い話から出た言葉。 三味線(しゃみせん) 日本の楽器。 猫や犬の皮を胴に張りバチで演奏する。 現在では皮は輸入品を使用している。 [0回] 大男の殿 おおおとこのしんがり 体は大きく立派だが何をしても人に引けを取る事。 殿(しんがり) 一番後ろ。 最後尾。 引けを取る(ひけをとる) 後れを取る。 劣る。 負ける。 [0回] 大男総身に知恵が廻りかね おおおとこそうみにちえがまわりかね 体が大きいが頭が悪くのろまで役に立たない者を皮肉った言葉。 立派な体つきだが頭が悪く全く使えない者の事。 総身(そうみ) 全身。 体全体。 [0回] 大嘘は吐くとも小嘘は吐くな おおうそはつくともこうそはつくな 大きな嘘はとても信じられない事なので 大抵はよく考えると嘘だとわかるものなのですが 小さな嘘は判断がしずらく信じてしまう事もあるという事。 嘘は大小にかかわらずダメですが 小さな嘘のほうが実害が大きいという事。 嘘(うそ) 事実ではない事。 人をだますために言う事。 正しくない事。 [0回] 大犬は子犬をせめ子犬は糞せめる おおいぬはこいぬをせめこいぬはくそせめる 順送りに弱い者いじめをする事。 弱い者はさらに弱い者をせめる事で下には下があるという事。 弱い者いじめは世の常であるという事。 順送り(じゅんおくり) 次々と順を送っていく事。 順番に次々と廻っていく事。 [0回] 大石で卵を砕く おおいしでたまごをくだく 簡単である事。 造作もない事。 大きな石を使うと卵は簡単に砕ける事から。 ただし、大きな石がなくても卵は割れる事から 小さな事をするのに大きな労力を使うという意味にもなります。 造作(ぞうさ) 手間のかかる事。 面倒な事。 造作もないは簡単な事・たやすい事。 [0回] 合うも夢合わぬも夢 おうもゆめあわぬもゆめ 夢がそのまま正夢となる事もあるが全くそうではない事もあるので 結局夢で見た事は当てにはならないという事。 夢占い(ゆめうらない) 気になる夢を見てそれが当たっていた場合はそれは長く記憶にとどまります。 外れてしまうと記憶からだんだんと消えていき 当たっていた事だけが記憶に残るため夢占いは当たるように感じるのだそうです。 [0回]