枝先に行かねば熟柿は食えぬ えださきにゆかねばじゅくしはくえぬ 望みの物を得ようと思うなら危険を恐れていてはいけないという事。 安易な方法では大きな望みは叶わないという事。 熟柿(じゅくし) よく熟した柿 [0回]PR えせ者の空笑い えせもののそらわらい おかしい事があるわけでもないのに高笑いする者は なにか悪辣な事を企んでいたり 人に媚を売るような軽薄な人が多いので 気を付けるほうがよいという事。 空笑い(そらわらい) 作り笑い。 おかしくもないのに笑う事。 悪辣(あくらつ) たちの悪い事。 自分の目的を達成するためにはひどい事も平気でする事。 やり方があくどい事。 [0回] えせ侍の刀いじり えせざむらいのかたないじり 卑怯で臆病なものに限って 人前で刀などを振り回し虚勢を張るものだという事。 実力の伴わないものが自分を強く見せかける行為。 似非(えせ) 本物に似てはいるが偽物である事。 つまらないもの。 取るに足らないもの。 [0回] 得食に毒なし えしょくにどくなし 好きな食べ物には毒はないという事。 多少食べ過ぎるとおなかを壊すことはありますが 命に係わる事ではないという事。 物が食べたくなる時 体に必要な栄養が足りてないと無性に物が食べたくなる時があります。 甘いものが食べたくなる時はタンパク質や脂質 塩辛いものが食べたくなるとミネラルなど 体に不足してる栄養素があるからなのだそうです。 [0回] 笑窪は七難隠す えくぼはしちなんかくす えくぼがあるととても可愛く愛嬌があるので 他に欠点があったとしてもそれが目立たないものだという事。 笑窪(えくぼ) 靨とも書く笑った時に頬にできる小さなくぼみ。 赤ちゃんに多く見られ成長するにつれて無くなっていくもので 大人になってもえくぼがある人は少ないそうです。 七難(しちなん) 色々な難点。 たくさんの欠点。 難点(なんてん) 欠点。 非難するべき点。 [0回] 易者身の上知らず えきしゃみのうえしらず 易者は他人の身の上を占ってはいるが 自分の事になると全く分からないものだという事。 自分の事となると利益を得たいという欲望のため 心が曇り正常な判断ができないという事。 他人を批判する事よりも 自らを省み反省したほうがよいという事。 易者(えきしゃ) 易などの占いにより生計を立てている者。 易(えき) 筮竹(ぜいちく)や算木(さんぎ)などの占い道具により出た卦を 易経で解釈をし答えを導き出すもの。 易経(えききょう) 易占いのテキストブックの事。 [0回] 栄耀の餅の皮 えいようのもちのかわ 度を越えた贅沢のたとえ。 贅沢者がさらに贅沢を追求し 剥く必要のない美味しい餅の皮をむいて食べる事から。 甚だしく贅沢である事。 甚だしい(はなはだしい) 普通の限度をはるかに超えている事。 [0回] 栄耀の隠喰 えいようのかくしぐい 贅沢をしている者が飽きる事を知らず 人知れずひそかに隠れてまで快楽を求める事。 贅沢を極める事。 贅沢者が普通の贅沢に飽き足らず 隠れて己の快楽にふける事。 栄耀(えいよう) 贅沢をする事。 大いに栄える事。 栄華など。 [0回] 英雄閑日月あり えいゆうかんじつげつあり 英雄は小さな事にはこだわらず常に大局を見ているので はた目では暇人のようにゆったりとしているように見えるという事。 英雄は大きな目標を見ているので小さな事には無頓着であるという事。 閑日月(かんじつげつ) 暇な月日の事。 ゆったりと余裕がある事。 [0回] 英雄色を好む えいゆういろをこのむ 英雄は何事にも精力的に活動するので 女性に対しても積極的であるという事。 女性も精力的に活動する男性には魅力を感じるため おのずとそうなるようです。 英雄(えいゆう) 普通の人には太刀打ちできないような力・知能・技術などを用い 華々しい活躍をする人物。 素晴らしい行為によって人々からの称賛を集める人物。 [0回]