石に灸 いしにきゅう 何の効果もない事。 無駄な事。 灸(きゅう) よもぎの葉を陰干しして生成した艾(もぐさ)を皮膚の上に置いて燃焼させる治療行為。 [0回]PR 石に裃 いしにかみしも 堅苦しい事。 また厳格な人の事。 固い石に裃を着せるととても堅苦しく思える事から。 裃(かみしも) 男性の和服正装。 上半身の肩衣と下半身の袴のセットで作ら得たことから命名される。 [0回] 石で手を詰める いしでてをつめる 打開策が見つからず進退きわまる事。 囲碁から出た言葉で万事休すの状態の事。 手詰まりな状態。 万事休す(ばんじきゅうす) もう手遅れで何をしてもダメな事。 手の施しようがない事。 [0回] 石地蔵に蜂 いしじぞうにはち 痛くも痒くもない事。 何も苦痛など感じない事。 石の地蔵は蜂に刺されても何も感じない事から。 地蔵(じぞう) 正式には地蔵菩薩で日本の民間信仰では子供の守り神として信じられている。 お地蔵様やお地蔵さんなど親しく呼ばれる存在。 [0回] 石が流れて木の葉が沈む いしがながれてきのはがしずむ 普通とは逆の道理である事。 石が流れる事は無く 木の葉が沈む事も普通はあり得ないので その様な事はおかしいという事。 道理(どうり) 筋の通っている事。 正しい道筋。 [0回] 石臼を箸にさす いしうすをはしにさす 無理難題を言う事。 とても固い石の臼に箸をさせといっても無理な事から。 箸(はし) 世界人口の約3割ほどが箸で食事をしていて 4割は手で、残り3割がナイフとフォークでの食事をしているそうです。 日本には7世紀ごろ中国より伝わったとされています。 [0回] 石臼芸より茶臼芸にせよ いしうすげいよりちゃうすげいにせよ いろんなことに手を出して多芸でいるよりも 一つの事を突き詰めた芸のほうが良いというたとえ。 石臼と茶臼(いしうすとちゃうす) 石臼は蕎麦の実や小麦、大豆などいろんなものを曳いて粉にすることができますが 繊細さに欠ける傾向があり 茶臼というのはお茶の葉のみを曳き抹茶を作る事に特化したもので とてもきめ細かい粒子に仕上げる事ができるそうです。 [0回] 石臼芸 いしうすげい たくさんの芸を持ってはいるが何一つ完成度の高いものがない事。 何でも一応できるが荒っぽく雑なので優れているものは一つもない事。 石臼は何でも挽くことができるが粗く挽く事から。 石臼(いしうす) 新石器時代より使用されている道具。 穀物や木の芽などを粉にする事ができる。 [0回] 躄三百文 いざりさんびゃくもん 近い場所への引っ越しであっても 引っ越しにはそれなりのお金が必要だという事。 また、近くであっても外出をするとそれなりにお金は使うという事。 躄(いざり) ちゃんと立つわけではなく膝立ちや尻を付けたままで移動する事。 また、歩行が困難な障がい者の事でもありますが 現在では差別用語として使用は禁止されています。 [0回] 砂を集めて塔を積む いさごをあつめてとうをつむ いつまでも完成しない事をしている事のたとえ。 また非常に気の長い作業をしている事。 砂像(さぞう) 主にある種の砂に水をかけて乾燥させ強度を高めた砂の像の事。 材料が砂なので崩れる可能性がとても高く繊細なため作るのにはかなりの熟練が必要。 砂像用の接着剤などもあるそうです。 [0回]