嵐の前の静けさ あらしのまえのしずけさ 何かしらの大きな異変が起こる前に不気味な静けさがある事。 大きな嵐が来る前には一時的に静かな状態になるが そのあとに暴風雨などが来る事から。 嵐(あらし) 荒く激しい性質の風。 暴風雨。 不気味(ぶきみ) 正体がわからず気味の悪い事。 気持ち悪い事。 気味(きみ) 気分。気持ち。 [0回]PR 荒馬の轡は前から あらうまのくつわはまえから 困難な事でも正面から堂々と取り組むのが良いという事。 暴れ馬に轡を付けるのに その勢いに恐れ後ろから付けようと小細工をするとかえって危険を伴い 正面から行くと案外あっさりとできる事があるため。 轡(くつわ) 馬につける道具。 馬の口につけ手綱をつないで馬を操るための物。 [0回] 荒い風にも当てぬ あらいかぜにもあてぬ 大切に育てる事。 強い風が吹いている日などは子供を外に出したりはしないという事から。 大切(たいせつ) 心から必要とし慎重深く扱う様。 丁寧に扱う事。 [0回] 歩めば土つく あゆめばつちつく 何かをするとそれに付き従うように何か面倒な事が起こってしまうが それはしょうがないのだと言う事。 動かなければ足は土で汚れないが 何かしようと外へ出ると足は土で汚れる事から。 何かするために生じる面倒は仕方がないという事。 しょうがない 仕方がない、仕様がないなどの意味。 仕方(しかた) 方法。手段。 仕様(しよう) しかた。やりかた。 [0回] 過ちは好む所にあり あやまちはこのむところにあり 人は自分が得意としていることや好きな事をしていると失敗しやすいという事。 得意としている油断からで、 もともと不得意としているものはとても慎重になり失敗は少ないというもの。 慣れなどで失敗する事。 好む(このむ) 他よりもそれに気をひかれる。 進んでそれを選ぶ。 得意とするなど。 [0回] 過ちの功名 あやまちのこうみょう 間違った言動や行動のために 思いがけない良い結果を得られること。 偶然良い結果になる事。 功名(こうみょう) 手柄を立てて高い評価を得る事。 [0回] 過ちては改むるに憚ること勿れ あやまちてはあらたむるにはばかることなかれ 過ちに気付いたのであれば速やかに改める事が良いという事。 過ちを認める事を恐れたり、 体裁を気にして改める事をしないのはいけないという事。 憚る(はばかる) ためらう。遠慮する。 障害のため進むことをためらう。 勿れ(なかれ) してはいけない。 [0回] 雨降って地固まる あめふってじかたまる アクシデントやトラブルなどの後に それ以前よりも良い状況になる事。 悪い事が起こった後に当事者たちの結束が固まり事態が良い方向へと行く事。 雨が降った後には地面が前よりも固まっている事から。 事態(じたい) 物事の成り行きや状態。 [0回] 雨晴れて笠を忘る あめはれてかさをわする 人の身勝手さを言ったもの。 雨が晴れ笠が必要なくなると もう笠の事を忘れてどこかに置いて行ってしまう事から。 困っているときに受けた恩を 時が過ぎると忘れわがまましてしまう事。 身勝手(みがって) 自分の都合・利益だけを考える事。 他人の事は考えない事。 わがまま。 [0回] 雨は天から涙は目から あめはてんからなみだはめから 女性の涙に男性は弱いものですが その涙に対し 雨は天から降り涙は目から出るものだと強がる男性の心理を表した言葉。 相手の心情を無視した言葉。 心情(しんじょう) 心の中の思い。 気持ち。 [0回]