余り円きはまろび易し あまりまろきはまろびやすし 人はあまりに温厚すぎるのは逆に良くない事があり 少しきりッとしたほうが良いという事。 あまり温和だと他人に付け込まれ痛い目に会うので 少しくらい角があったほうが良いという事。 円き(まろき) おだやか。 円満。 角々しくない様など。 まろぶ 転ぶ。 倒れるなど。 [0回]PR 余茶に福あり あまりちゃにふくあり 争いごとを好まない人には福が訪れるという事。 出されたお茶を他人に先に譲り 最後に残ったお茶はよい物だという事から。 余茶(あまりちゃ) 茶筒に残っている茶葉。 また急須などに残っているお茶。 茶筒(ちゃづつ) お茶の葉を入れておく容器。 密閉性が高く湿気を防ぐ構造になっている。 光で茶葉が劣化するのも防いでくれます。 木や漆器などで昔は作られていましたが最近では金属製もあります。 [0回] 余りしゃべるとお里が知れる あまりしゃべるとおさとがしれる 普段着飾り大人しくしているととても立派に見えるものも 長くおしゃべりをしていると その言葉遣いやしぐさなどで生まれ育ちがバレてしまうと言うもの。 お里(おさと) その人の生まれた家・実家。 その人の生まれた土地柄。 生まれ育ち。 これまでの成長過程。 [0回] 雨夜の月 あまよのつき 想像する事は可能であるのに実現する事は不可能な事。 また、現実にはあるのに目には見えない物のたとえ。 雨の降っている夜は雨雲があるため月はそこにあるのに見えない事から。 雨夜(あまよ・うや) 雨の降る夜。 [0回] 甘やかし子を捨てる あまやかしこをすてる 子供を甘やかすのはその子のためにはならないという事。 わがままに育ててしまうといずれ家出や 或いはやむなく勘当したりと思いがけない別れを招いてしまうという事から。 勘当(かんどう) 親が子に対して親子の縁を切ると宣言する事。 未成年に対しては親の責任があるため 未成年を勘当すると捨て子と判断されるようです。 [0回] あま梃では行かぬ あまてこではいかぬ 甘い考えではうまく行くはずがないという事。 相当な覚悟をもって行わなければ 目的を達することはできないという事。 梃(てこ) 小さな力で大きな物を動かす方法。 ただししっかりと大きなものを動かす仕組みを作らなければ 梃であっても動かないので適当に作ったものでは無理があります。 [0回] 雨垂れは三途の川 あまだれはさんずのかわ 家から一歩出るとどんな危険がまっているかわからないので 油断してはならないという事。 雨垂れの跡がある軒下の向こうへ行くと どんな危険が待っているかわからないという戒め。 雨垂れ(あまだれ) 軒先からなどから落ちる雨水。 軒(のき) 屋根のふきおろした端。 屋根の端の建物の外に出ている部分。 [0回] 雨垂れ石を穿つ あまだれいしをうがつ 小さな努力でも絶えることなく続けていれば大きな成功を収めるという事。 雨垂れのような小さな一滴でも 同じ場所にずっと落ち続けていると硬い石にも穴をあける事から。 穿つ(うがつ) あける。 掘る。 つきぬく。 [0回] 甘い物に蟻がつく あまいものにありがつく 利益のある所には人が寄り集まってくるという事。 蟻が甘い物に集まってくる事から。 蟻の食べ物 蟻は甘い食べ物に集まるというのはよく知られていますが これは中型までの蟻で 大型の蟻は肉食のため甘い物はスルーし肉類などに集まるようです。 [0回] 甘い酢では行かぬ あまいすではいかぬ 通常の手段ではどうしようもない事。 甘い態度をしていてはとても効き目がない事。 甘酢(あまず) 合わせ調味料の一種で酢に砂糖や塩を混ぜたもの。 野菜や魚介類を付けるとおいしい甘酢漬けができます。 [0回]