頭の黒い鼠 あたまのくろいねずみ 主家の物をこっそりとくすねる使用人。 または、食物などを紛失した場合に鼠ではなく 人間の仕業だというときに使われる言葉。 頭の黒い(あたまのくろい) 【頭に黒い髪が生えている鼠】 は主に人間の男性の事を言い 【頭の黒い鼠に曳かれるな】 というと 悪い男にお持ち帰りされるなよと 若い女性を心配して注意する方言だそうです。 [0回]PR 頭の上の蠅を追え あたまのうえのはえをおえ 他人の世話をするよりもまずは自分の事をしっかりとしなさいという事。 蠅にたかられているのにそれを払わずに 他人の蠅を一生懸命はらってる場合ではないという事。 おせっかいな人物や嫌味な人物に対して使う言葉。 お節介(おせっかい) 出しゃばって世話を焼く事。 不必要に他人の事に立ち入る事。 [0回] 頭に吸殻のせても知らぬ あたまにすいがらのせてもしらぬ 物事に熱中しすぎて無我夢中でいる事。 熱中するあまり自分の身に起こっている事に気づかず 変化や障害などに全く気付かないという事から。 吸殻(すいがら) タバコを吸った後の灰。 あるいはタバコの残りかす。 無我夢中(むがむちゅう) あることに熱中するあまり我を忘れてしまう事。 [0回] 頭でっかち尻つぼみ あたまでっかちしりつぼみ 始まりは大きいが終わりは小さい事。 はじめの頃は威勢よく言っていたものが 長続きしないために終わりになるとだらしなくなってしまう事。 竜頭蛇尾と同じ。 尻窄み(しりつぼみ) はじめの勢いが終わりになると無くなってしまう事。 しりつぼみもしりすぼみも同じ意味で どちらが正しいという事はなくどちらでもよいが正解。 [0回] 頭隠して尻隠さず あたまかくしてしりかくさず 悪事などの一部分は隠せても全体を隠すことはできないものだという事。 雉が首を草むらに隠して自分は何も見えなくなると 他からも何も見えないものだと思っているが 他から見ると尾がまる見えになっているという事からできた言葉。 犯罪などはどんなに完ぺきなつもりでも ちょっとした事からそれがばれてしまうものです。 蔵頭露尾(ぞうとうろび) 頭隠して尻隠さずと同じ意味の四字熟語で 蔵は隠す、露は晒すの意味で 頭を隠してしっぽを出しているという事になります。 [0回] 頭剃るより心を剃れ あたまそるよりこころをそれ 頭を剃って僧侶のような外見をするよりも 精神面から僧侶のようにならなければ意味がないという事。 外面よりも内面を磨けという事。 僧侶が頭を剃る理由 宗派によって決まり事などは違うようですが 主な理由は髪形などを気にして余計な煩悩を抑えるという意味があるようです。 ただし長髪だからいけないという事もないそうで やはり外観云々よりも内面を磨けという事だそうです。 [0回] 頭掻くか字を書くか あたまかくかじをかくか 悪筆な人が字を書かされて閉口してしまう時の言葉。 悪筆(あくひつ) 一見読めないような書き物 あるいはその書き手の下手さを指して言う言葉。 多くの場合書いた人間にしか読めないものですが 暗号とはまた別のものです。 読めない原因は 字が驚くほど下手な事やあまりに個性的である事 などが挙げられます。 閉口(へいこう) 手に負えず困る事。 圧倒され言葉に詰まる事など。 [0回] 頭が動けば尾も動く あたまがうごけばおもうごく 上の者が動けばそれに従い下の者も動くという事。 下の者は上の者のすることを見習って動くものだという事。 動物の体は頭も尾もあって一つの体なので 頭だけが動いたりするものではなく 頭が動けば自然に尾も動くという事から。 [0回] 頭押さえりゃ尻上がる あたまおさえりゃしりあがる 何もかもが上手くいくことはまれな事であるという事。 一方が上手くいくと片方が上手くいかないという事から。 両方が上手くいくことはそうそうないという事。 そうそう(然う然う) そんなに。 それほどになど。 [0回] 仇花に実は成らぬ あだばなにみはならぬ 見た目は派手ですごそうなものでも 内容がないような計画では成功しないという事。 また、口先だけ上手な者には誠意がないという意味でもあります。 仇花(あだばな) 無駄な花。咲いても実を結ぶことがない花。 雄花には実が付かないので雄花の事を言う場合もあります。 [0回]