預かり物は半分の主 あずかりものははんぶんのぬし 他人から物を預かったら半分は自分のものと思ったほうがいいという事。 現代とは違い昔は災害や盗難など物騒なことが多く 預かる側も蔵を建てるなどをし苦労が絶えなかった事から。 また預ける側もそのような心構えが必要であるという事。 主(ぬし) 所有者。 持ち主。 あるじ。 など [0回]PR 飛鳥川の渕瀬 あすかがわのふちせ 世の中の変動が激しい事。 奈良平野の南部を流れる飛鳥川は氾濫することが多いことで有名で よく渕や瀬に変わる事から。 渕(ふち) 淵と同じ。 川の流れが緩やかで深みのある場所。 瀬(せ) 川の流れが速く浅い場所。 渕の反対。 [0回] 明日ありと思う心の仇桜 あすありとおもうこころのあだざくら いつまでも今の状態があると思っていると 突然それが終わる事もあるので毎日を大切に生きよという事。 綺麗に咲いている桜の花が明日も咲いていると思い 明日見ようと思っていたら 夜に嵐が来て散ってしまい残念な思いをするかもしれないという事から。 明日はどうなるかわからないので今日を大事にせよという事。 [0回] 足を棒にする あしをぼうにする 歩き疲れ足の感覚がマヒするほどクタクタになる事。 とても疲れた事の形容。 棒(ぼう) まっすぐな細い木・竹・金属などで作られた道具。 杖・竿・スティックなどがこれにあたる。 [0回] 蘆を啣む雁 あしをふくむかり 前もって準備するのは大事だという事。 雁は遠くへ飛び立つとき 途中で休憩するための枯れた蘆をくわえて飛び立つという故事から。 蘆(あし) 葦と同じ。 水辺に生えているススキに似た植物。 [0回] 足を洗う あしをあらう 悪事や賤業の世界と縁を切る事。 賤業(せんぎょう) 卑しい職業。 大抵は自分が嫌う職業をこう呼ぶようで 明確な基準はなし。 由来 裸足で修業に行った僧が寺に戻り 泥足を洗う事で俗世の煩悩を洗い流したという説。 田や畑などの仕事をしたときに泥足を洗うという説。 がありどちらも泥足を洗う事は共通。 [0回] 網代の魚 あじろのうお 囚われてしまい自由にならなくなる事のたとえ。 また、監視が厳しく自由にならない若い女性の事 と解釈されることもあります。 網代(あじろ) 漁をする道具で冬に川魚を捕獲する仕掛け。 川瀬に木の杭を建てて並べ その間に竹で作ったスノコを付けたもの。 上流から下ってきた魚が杭に防がれて その下のスノコに入る仕組み。 [0回] 阿闍梨死して事欠けず あじゃりししてことかけず どんなに偉い立場の人でも現場での実務をしていない人が亡くなった場合 仕事の現場では何も問題は起こらないという事。 阿闍梨(あじゃり) 模範となるべき地位の高いお坊様。 天台宗と真言宗で天皇の儀式において加持祈祷などを行う僧に与えられる職位。 加持祈祷(かじきとう) 護摩を焚き、真言(マントラ)をとなえて仏の加護を求める儀式。 [0回] 足元を見て付けあがる あしもとをみてつけあがる 相手の弱みなどにつけこんで無理難題を言う事。 足元を見る(あしもとをみる) 相手の弱みにつけこむ事。 [0回] 足元の鳥は逃げる あしもとのとりはにげる 油断して手近なことに手抜かりがある事のたとえ。 自分の足元にいる鳥はもう自分のものだろうと思い込んで気を抜いてしまうと そのままどこかに飛び去って逃げられてしまう事から。 ペット 最近ではいろんなペットを飼われてるかたがいて ミミズクが逃げてニュースになったりしていました。 もともと日本にいない外来種の生き物が増えるのは このようにうっかり逃げられてしまう事から始まる事が多いようです。 [0回]