逢えば五厘の損がゆく あえばごりんんそんがゆく 人との交際は時間やなにかに出費があるので損をするという事。 無駄な付き合いなどはなるべく避け 出費を少なくする心掛けが大事だという事。 しかし義理人情を書いてまで出費をけちるものではないともあり あくまで無駄な交際をしなければよいという事。 厘(りん) 1円の1/1000の単位の通貨。1銭の1/10。 時代によって金銭価値は変わるので現代ではいくらに換算されるのか不明。 義理人情(ぎりにんじょう) 社会で暮らすうえで守らなければならない道理を義理 他人への思いやりや情け深さなどを人情といいます。 [0回]PR 敢て主とならずして客となる あえてしゅとならずしてきゃくとなる 自分は中心とならずに常に受け身の立場でいる事。 人と争ってまでして先頭に立とうとするよりも 相手を立てて争いを回避するのが保身の道であるという事。 敢て(あえて) やりにくい事を押し切ってする事。 無理矢理に。 [0回] 逢うは別れの始め あうはわかれのはじめ この世で出会う人とは必ず別れが訪れるという事。 始まりがあれば終わりもあるという無常を表す言葉。 悲しい事ですがそれゆえに別れまでは 時間を大切に過ごしなさいという戒め。 無常(むじょう) 仏教の言葉で すべてのものは生じ変化し滅する事で 一定のままではないという事。 人の世の儚い事。 [0回] 逢い戻りは鴨の味 あいもどりはかものあじ 一度別れた男女の仲が元に戻ると その愛情は前にも増して細やかになるという事。 [0回] 相惚れ自惚れ片惚れ岡惚れ あいぼれうぬぼれかたぼれおかぼれ 人を好きになる形はいろいろあるものだという事。 相惚れ(あいぼれ) 男女がお互いに思いを寄せあう事。 相思相愛。 自惚れ(うぬぼれ) 独りよがりな恋。 実際以上に自分が優れていると思っている人の事。 片惚れ 片思いの恋。 岡惚れ(おかぼれ) 他人の恋人など決まった人がいる異性にひそかに恋する事。 [0回] 愛は憎悪の始 あいはぞうおのはじめ 愛と憎悪は紙一重のもので 人との付き合いで相手に甘えが過ぎれば 今度は憎しみあう結果になるという事。 愛は節度を守ることが大切であるという事。 憎悪(ぞうお) その存在を憎む事。 節度(せつど) 度が過ぎない適当な頃合い。 [0回] 愛は小出しにせよ あいはこだしにせよ あまりに激しい愛は長続きすることはなく 激しさのあまり覚めるのも早いので 少しづつ細く長く愛し続けるのが良いという事。 love me little love me long イギリスの古いことわざに love me little love me long(少し愛して長く愛して) というものがあるそうです。 [0回] あいの返事に難はなし あいのへんじになんはなし どんな人に対しても またどんなことに対しても 逆らわずに従順で素直でいる人は 何事も無事であること言う事。 返事(へんじ) 呼びかけに対して答える事。 「はい!」が一般的で 「はいはい」「は~い」などは親しい間柄だけでするのが良いとされます。 [0回] 相手のさする功名 あいてのさするこうみょう 自分の実力や努力などではなく 相手の力が劣っていたり なんらかのトラブルにより 思いがけない手柄を立てる事。 功名(こうみょう) 手柄を立てて名を上げる事。 名を上げる(なをあげる) 有名になる。名声を高める事。 名声(めいせい) 名誉ある評判。 [0回] 相手変われど主かわらず あいてかわれどぬしかわらず 相手はそのたびに変わっても、自分は何も変わらない事。 状況は常に変わっているにもかかわらず いつも同じことを繰り返して進歩のない事。 おなじ事ばかり繰り返す人への揶揄。 揶揄(やゆ) からかう事。あざける事。 嘲る(あざける) 人を見下して悪口を言う事。馬鹿にする事。 [0回]