駒の朝走り こまのあさばしり 初めの積極的行動が続かない事 はじめはとても勢いがあるが その勢いが最後まで続かない事。 最初はバイタリティーにあふれているのだが 最後までその気力を維持できず疲れてしまう事。 馬は朝に出かけるときは元気があるが ペース配分ができずその後疲労してしまう事から。 小馬の朝がけ 朝跳の夕びっこ [0回]PR 小股取っても勝つが本 こまたとってもかつがもと 相手に勝利する事を最優先とし どんなに不格好な勝ち方でもそれは構わないという事。 また、多少汚い手を使っても勝とうとする事。 正々堂々の戦いではなく どんな手段を用いても勝つ事。 勝つために相手の隙をついたり 弱点を攻めてでも勝つという事から。 小股くぐりも勝つがほん 足小股取ってもなりとも設ける工夫 勝てば官軍 小股を掬う(こまたをすくう) 相手のつけ入る隙を見つけ それを利用し自分が有利な立場になる事。 [0回] 小股がきれ上がる こまたがきれあがる 現代風に言うとスキニージーンズの似合うような女性の事で 足がすらりとした美しい姿の女性の事。 昔の日本人は畳に座る生活をしていた為 足腰が太くなる傾向があり健康的ではありますが ほっそりとした体形の女性は少なく 細く美しい女性の事を言ったもの。 小股(こまた) 歩幅の狭い事。 すらりとした腰つきの事。 [0回] 五本の指で切るにも切られぬ ごほんのゆびできるにもきられぬ 身内への情を言ったもの。 どんなにできの悪い親兄弟でも簡単には関係を断つ事ができるものではないという事で 自分の指のどれかが悪くなったとしても その指を簡単に切り落とす事はできないという事にかけたもの。 切っても切れない事。 指は家族 五本の指は家族に例えられる事がありそれぞれ 親指が父親 人差し指は母親 中指は兄 薬指は姉 小指は赤ちゃん なのだそうです。 [0回] 子ほど喜ばし難いものはなく親ほど喜ばし易いものはない こほどよろこばしにくいものはなくおやほどよろこばしやすいものはない 親とは子供からの好意を非常に喜ぶという事。 子供は親に何かしてもらってもそれほど喜ぶことはないが 親は子供に何かしてもらうととても喜ぶという事。 子供は小さい頃よりずっと親からの愛情を受け 様々な事をしてもらっているため 少し程度の事をしてもらっても喜ぶことがなく 親が子供を喜ばすのは大変であるが 親は子供に何かしてもらう事はほとんどなく ずっと無償の愛を注いでいるため 少しでも子供から何かしてもらうととても喜ぶという事。 親思う心にまさる親心 [0回] 古墓犂かれて田となる こぼすかれてたとなる 亡くなった人はだんだんと人々の記憶から忘れ去られていくものだという事。 世の中の移り変わりの激しさや無常さを言ったもの。 古い墓はいずれは耕されて畑になってしまうという事から。 滄桑の変 犂(すき) 牛などに引かせて田畑を耕す道具。 使用にはかなり熟練が必要なようで 明治以前ではそれほどの普及はしてなく 東北地方などでは用いられていなかったようです。 [0回] 枯木栄を発す こぼくえいをはっす 勢いや能力が減少してしまったものが 再びかつてのように盛んになる事。 衰退してしまったものがまた勢いを取り戻し栄える事。 枯れてしまった木が また花を咲かせる事から。 枯れ木に花 枯木花開く 枯木(こぼく) 枯れ木の事。 立ち枯れた木の事。 倒れたりせず立っているそのままの状態で枯れた木を立ち枯れと言い 病気や周囲の土地が水没するなどの条件により起こる現象。 [0回] 小坊主一人に天狗八人 こぼうずひとりにてんぐはちにん 弱者一人を強者が取り囲む事で弱い者いじめの事。 争いごとなどとは無縁である少年僧1人に対し 神や妖怪と言われている超常の存在である天狗が 8人もの大人数で向かってくるという事から。 オーバーキルな状態である事。 小坊主(こぼうず) まだ年の若い修業途中の僧侶の事。 天狗(てんぐ) 山伏の服装に赤い顔と長い鼻が特徴の神や妖怪などと言われている伝説の生き物。 一本歯の高い下駄を履き背中には翼があるのも特徴。 [0回] 瘤の上の腫物 こぶのうえのはれもの 良くない事が起こった後にさらに良くない事が起こる事。 由々しき事態の後さらに由々しき事が発生する事。 何かの異常で瘤ができてしまったところにさらに腫れ物ができ 盛り上がりが大きくなってしまうという事から。 泣き面に蜂 病み足に腫れ足 痛む上に塩をぬる 由々しき(ゆゆしき) 忌忌しきとも書く。 そのままにして放っておくと後から大問題になるであろう事。 [0回] 小舟の宵ごしらえ こぶねのよいごしらえ 前もって準備を大げさにしている事。 それ程準備が必要ないのに準備の良すぎる事。 小さな船の出港準備は前の晩からする必要もなく 当日にすればよい事なのですが 準備が良すぎ前の晩からしてしまっているという事から。 柴舟の宵ごしらえ 宵のうち(よいのうち) 18時~21時頃の事。 宵とは日の暮れて間もない当たりの時間の事。 ただし宵という時間を夜遅くと勘違いしてる方も多いため 昔は予報用語として使用されていましたが 現在では《夜の始め》に変更され宵のうちを使用する事はなくなりました。 [0回]