口弁慶 くちべんけい 口でしゃべる事はとても立派であるが 実際に行動に移す事はなく口先だけである事。 口で言う事はとても勇敢で頼もしいが 実際にはまるで意気地がなく実行に移す事はない事。 弁慶(べんけい) 源義経の郎党。 とても強い武将だったため豪傑や怪力などの代名詞とされることが多い。 [0回]PR 口笛夜は盗賊 くちぶえよるはとうぞく 夜に口笛を吹くのはよくないという事。 もともとは盗賊や人さらいなどが仲間への合図に使っていたと言われ それを連想してしまう事などから夜の口笛はタブーとされる事から。 夜の口笛はことりが来るとも言われ ことりとは子捕りの意味で人さらいを表すとされる。 また、夜に口笛を吹くと蛇が出るというものもあり 子供が夜に無意味に口笛を吹き近所迷惑にならないよう躾けたという話もあるそうです。 [0回] 唇亡びて歯寒し くちびるほろびてはさむし 利害関係がありお互いに助け合ってる者の一方が亡んでしまうと もう片方も危険な状態になってしまうという事。 唇がなくなってしまうと 歯も寒い思いをしなければならないというたとえから。 第三者に対抗するために協力している二者のうち どちらかが倒されてしまうと もう一方はとても危険であるという事。 唇亡歯寒(しんぼうしかん) 唇と歯は助け合う関係であるが その唇がなくなってしまうと歯は寒くなるという事。 [0回] 口は禍の門 くちはわざわいのもん 言葉には十分気を付けて控えめにするのがよいという事。 善意で言った事であっても相手の受け取り方では誤解を招く禍となる可能性もあるので たとえ悪意がなくとも不用意な言葉には気を付けるのがよいという事。 口は善悪の門舌は禍福の根。 禍は口より生ず。 三寸の舌に五尺の身を誤る。 口は病を入れて禍を出す。 駟は舌に及ばず。 口は是れ人を傷るの斧。 口は是れ何かをか傷う禍の門なり。 口の虎身をはみ舌の剣命を絶つ。 口から高野。 口故に身を果す。 詛うことも口から詛う。 など、 [0回] 口は虎舌は剣 くちはとらしたはつるぎ 言葉の激しさを例えたもの。 ものの言い方が悪かったために相手を傷つけたり 自身の破滅を招く状況に陥ってしまう事。 口は時によっては虎のように狂暴であったり 舌は相手に突き刺さる鋭い剣になりうるので 言葉は慎んだ方がよいという事。 口は禍の門。 舌は禍の根。 口はかみそり。 舌の一撃は槍の一撃よりも悪い。 など、 [0回] 口は重宝 くちはちょうほう 口でどんなに都合のよい事や実行できそうにない事でもいう事ができるが 実際は全く違うという事。 口で言うだけで事実は違う事。 口で言うだけならどんなに誇張した事でもできるので便利だという事。 重宝(ちょうほう) 便利なもの。 よく利用できるもの。 [0回] 口は口心は心 くちはくちこころはこころ 口で言っている事と心で思っている事が全然違う事。 あべこべである事。 口と腹は砥石の裏表。 口に蜜あり腹に剣あり。 笑中に刀あり。 口に甘きは腹に害あり。 などと同じ [0回] 口の虎は身を破る くちのとらはみをやぶる 言い方が悪いために自らを危険な状態にしてしまう事。 口を滑らせていらない事を言ったばかりに身を滅ぼしてしまう事。 口を慎むのがよいという教え。 口の虎は身を破り、舌の剣は命をたつ。 口の虎(くちのとら) 言葉の使い方が悪かったために恐ろしい禍が起こる事。 [0回] 口に蜜あり腹に剣あり くちにみつありはらにけんあり 口に出して言う言葉はとても優しく相手を喜ばせるものであるが 内心には悪意を隠している事。 口蜜腹剣。 口ではうまい事を言うが腹の中は邪悪である事。 外見はとてもやさしそうであるが 内心はとても冷淡である事。 口蜜腹剣(こうみつふくけん) 腹の中に剣がある事で 口では甘い言葉をささやきながら 腹の中では恐ろしい考えを抱いている事。 [0回] 口に針 くちにはり 口が出る言葉に敵意があり相手を傷つける意図がある事。 針で刺すような意地悪な言葉を相手に投げかける事。 嫌味やあてつけ。 当て付け(あてつけ) 相手に直接ではないものの間接的に遠回りに言う事。 [0回]