"お"カテゴリーの記事一覧 遅かりし由良之助 おそかりしゆらのすけ 時期を逃してしまっている事。 また待ちかねている場面に来る事。 仮名手本忠臣蔵で大星由良之助を待ちかね判官が切腹した場面に 由良之助が駆けつけた時に判官の言ったセリフから。 待ちかねる(まちかねる) 待つことに耐えられなくなること。 今来るか今来るかと待つ事。 [0回]PR 遅牛も淀早牛も淀 おそうしもよどはやうしもよど 遅い早いの違いはあっても行先は同じであるという事。 結果は同じであるという事。 京都を出発した牛は足の遅い早いはあっても 行く先は淀に変わりがないという事から。 淀(よど) 京都市伏見区の一地区。 木津川・宇治川・桂川の合流地点。 [0回] 押すに押されぬ おすにおされぬ 実力がありどんな事があってもびくともしない事。 争う余地がなくゆるぎない事。 押されぬ(おされぬ) 他人にあれこれ言われず立派である事。 堂々としている事。 動かしようのない事。 [0回] 伯父を見ると荷が重い おじをみるとにがおもい 他人を当てにする心が芽生えると途端に意気地をなくしてしまう事。 荷物を持っている時に助けてくれそうな伯父を見かけると 急に荷物が重く感じ甘えの心が起こる事から。 意気地(いくじ) 自分の意志を通そうとする心構え。 自分の面目を守り通そうとする気構え。 伯父(おじ) 自分の父または母の兄。 叔父は弟。 [0回] 惜しむ人は必ず死するならい おしむひとはかならずしするならい 他人から必要とされたり愛されるような人に限って 早くに亡くなってしまい惜しがられるという事。 もっと長く一緒に居たいと思うような人が亡くなると まだ早かったと思い 逆に憎いと思うような相手はなかなかしぶといという皮肉。 ならい 世間ではよくある事。 世の常。 習慣。 [0回] 啞の一声 おしのひとこえ 普段無口な人が珍しく口を開く事をからかった言葉。 また、啞も一生に一度は口を利く事があるという俗信から それに出会うと幸運が訪れるという意味もあるようです。 啞・唖(おし) 話すことが難しい重度の障害の事。 現代ではこのような呼び方は用いられず発話障害などと呼ぶ。 [0回] 押しの強いが勝ち おしのつよいがかち どのような交渉事であっても粘り強いものが勝つという事。 押し強い(おしづよい) 自分の意志を通す気持ちが強い事。 図々しい事。 図々しい(ずうずうしい) 他人に迷惑をかけても平気でいる事。 [0回] 惜しく欲しくの争い おしくほしくのあらそい 一方は惜しいのであげたくなく もう一方は欲しくてたまらないという欲望同士の争いの事。 娘を嫁に出したくない・嫁にもらいたいなどのような場合に使われる。 欲しい側とあげたくない側の世間でよくあるような争いの事。 争い(あらそい) 勝とうとして競う事。 喧嘩。 競争。 [0回] お里が知れる おさとがしれる 言葉遣いや動作などからその人の素性や経歴がわかるという事。 生まれ育ちが言葉や態度に出るという事。 お里(おさと) 他人の実家・生家を敬って言う事。 生まれや育ち今までの経歴など。 [0回] 驕る者久しからず おごるものひさしからず 驕る平家は久しからずと同じ。 地位や富などの力で威張り他人を見下すような人は 必ず滅びるものだという事。 [0回]