"く"カテゴリーの記事一覧 暗りの犬の糞 くらがりのいぬのふん 自分の失敗に知らないふりをする事。 しくじりを隠して他人に見えないようにしてしまう事。 失敗を隠す事。 犬の糞のような汚く軽蔑するような物を 人目に触れない暗やみに隠してしまうという事から。 しくじる 失敗する事。 結果がよくないもので終わる事。 為崩れるが語源とされ 為した事(行った事)が崩れる(失敗する)事から。 [0回]PR 暗がりに鬼つなぐ くらがりにおにつなぐ 何が出てくるか全く予想がつかず気味の悪い事。 正体不明で何となく気持ちが悪い事。 井原西鶴の世間胸算用《巻五 平太郎殿》より。 気味が悪い(きみがわるい) 不吉な事を連想したり 嫌な予感がしたりと気持ちが落ち着かない事。 不安な気持ちになる事。 [0回] 暗がりから暗がり くらがりからくらがり いろいろ悩んだ挙句に全く考えが決まらない事。 迷いすぎて物事を決められない事。 思考の闇を抜けようとしてまた闇に入る事。 くらやみからくらやみへはいる様 闇から闇 暗がり(くらがり) 光の当たらない暗い所。 人目につかない事。 愚かである事。 [0回] 暗がりから牛 くらがりからうし 事実が明らかではない事。 区別がつかない事。 薄暗い場所に黒っぽい牛がいてもよく見えず いるのかいないのかわかりずらい事から。 また、牛は歩みが遅いため暗い場所から明るい場所へ出そうとしても なかなか出てこない事から動作の鈍い事にも使われる。 暗がりから牛を引き出す 暗の牛 暗やみから牛を引き出す 闇の夜の牛 暗がりより引出す牛 [0回] 鞍掛馬の稽古 くらかけうまのけいこ 役に立たないような理屈だけの訓練をする事。 実際に本物を使った訓練ではなく 代用品を使った訓練だけをしていても無駄であるという事。 もちろん理屈や方法などは代用品で学ぶこともできますが それだけで実際に行うことがないのであれば意味がないという事。 畳の上の水練 木馬の達人 鞍掛馬(くらかけうま) 乗馬の練習をするための木馬。 [0回] 食えどもその味を知らず くらえどもそのあじをしらず 注意力が散漫でぼんやりと目の前の事を見過ごしている事。 張りつめるような心で物事に集中していない事。 他の事を考えながらご飯を食べていても その食事の味も繊細には理解できない事から。 心ここにあらざれば 視れども見えず 聴けども聞こえず 食えどもその味を知らず から。 [0回] 供養より施行 くようよりせぎょう 死んだ者に莫大な費用をかけて供養するよりも いま生きていて困っている人たちに施すほうが必要で大切な事だという事。 信心深いのはよい事ですが 現実を忘れてはいけないという事。 供養(くよう) 死者の冥福を祈る事。 49日や1周忌など節目におこわなれる追善供養などがある。 施行(せぎょう) 仏教の布施の行為の一つ。 富者や強者が貧者や弱者を救う慈愛行為で その功徳を行う事により仏の境地を得ようとする事。 [0回] 雲を掴んで鼻をかむ くもをつかんではなをかむ どんな事をしても出来るわけがない事。 実現不可能でできない相談の事。 空に浮かぶ雲を掴み それで鼻をかもうとしても無理な事から。 鼻をかむ(はなをかむ) 鼻の中の膿や花粉などが混ざった鼻水を鼻から息を出して取り除く事。 力まかせに鼻をかんだりすると鼻血や耳が痛くなるなどの症状が起こる事もあり 特殊な例ですが事故で副鼻腔内が骨折している方が力んで鼻をかんだら 片目が飛び出たという事もあるそうなので鼻をかむときは気を付けてください。 [0回] 雲を掴む くもをつかむ 確実なものではなくはっきりとせずにさっぱり要領を得ない事。 はっきりとしない事や掴みどころのない話など。 雲を掴もうと思えば 雲の存在する高さまで登らなければならず もし雲まで行けたとしても雲とは水滴の集まりなので 捉えようのないものである事から。 掴みどころのない話などに用いられる。 要領を得ない(ようりょうをえない) 説明が下手で伝え方が未熟な事。 掴みどころのない(つかみどころのない) 理解し難く意味不明である事。 [0回] 雲を霞 くもをかすみ わき目もふらずに走って逃げて 姿かたちも見えなくなる事。 一目散に逃げる事。 雲や霞などは視界が遮られ姿がよく見えなくなるという事から。 一目散(いちもくさん) 余計な物などは一度も見ることなく必死に逃げ散る様。 わき目もせずにその場から立ち去る事に集中している事。 [0回]