"せ"カテゴリーの記事一覧 せつない時の神叩き せつないときのかみたたき 普段は信仰心のない人でも 苦しく困っている時は神や仏にすがってしまうという事。 苦しい時の神頼み 神叩き(かみたたき) 一見すると神を叩く書くので神に敵対する事に見えるが 神頼みをする事。 叩くとは平手で打つという意味合いが強く この場合は拍手という事になり 神に手を合わせる行為の事となる。 [0回]PR 雪隠虫も所贔屓 せっちんむしもところびいき どんな環境であっても住み慣れた所には愛着がわくものだという事。 トイレのような汚い場所でも そこに住んでいる虫にとってはとても住み心地が良いという事から。 住めば都 雪隠虫(せっちんむし) トイレが水洗ではなかった頃に トイレ内でよく見かけたと言われる蛆の事。 蛆は蠅の幼虫。 [0回] 雪隠の錠前 せっちんのじょうまえ トイレの中で咳払いをする事。 後から来た人にこの個室には自分が入っています という自己主張からきた言葉。 錠前(じょうまえ) 錠と鍵がセットになったもの。 扉などに物々しくついているものが錠で それを開ける道具が鍵となり 見ただけで扉を開けてはいけないという目印となるもの。 [0回] 雪隠の火事 せっちんのかじ やけくそを洒落で言ったもの。 やけくその隠語。 昔のトイレは汲み取り式で そのトイレが火事になるという事は ウンチが焼けてしまうという事から。 やけくそ 物事が自分の思い通りにいかず 投げやりな態度を取ってしまう事。 《やけ》は《自棄》と書き 自分を棄てる事でそれを強調する《くそ》を付けたもの。 漢字で書くと《自棄糞》となる。 [0回] 雪隠と持仏 せっちんとじぶつ 必要不可欠なものの例え。 持仏とはいつも身の回りにおいて信仰する仏像の事で 雪隠(トイレ)と同じくらいないと困るという事から。 雪隠と仏壇 持仏(じぶつ) 寺などにある大きな仏像ではなく 個人が身に着けたり仏間に飾っておくための小型の仏像。 豊臣秀吉が念持仏として使用した三面大黒天などが有名。 [0回] 雪隠で饅頭 せっちんでまんじゅう 隠れて自分だけいい思いをする事。 また、美味しいものを食べるのに場所は選ばないという事。 和尚さんと小僧さんの昔話から出た言葉で 和尚さんが雪隠の中でこっそりと饅頭を食べていると そこに和尚さんがいるのを知らない小僧さんが 自分も隠れて饅頭を食べようと雪隠を開けたところ 和尚さんが饅頭を食べていたのにびっくりしてしまい 「お代わりをもってきました」 と思わず言ってしまったという話から。 雪隠で米をかむ [0回] 雪隠浄瑠璃 せっちんじょうるり 下手な芸の事。 雪隠で一人隠れて語るだけで 人前で披露するほど上手な浄瑠璃ではないという事から。 こたつ謡 雪隠(せっちん) トイレの事。 雪隠大工という言葉があり 下手で雪隠を作る事しかできないという意味から。 浄瑠璃(じょうるり) 三味線の伴奏で行う語り物音楽の一種。 《語り物音楽》とは拍子にとらわれずテンポが複雑でリズムの反復が少ない という特徴があり浄瑠璃系や琵琶系などが存在する。 [0回] 雪駄の裏に灸 せったのうらにきゅう いつまでもいてなかなか帰らない客人を帰らせるおまじないの事。 箒を逆さに立てたりするのと同じと言われる。 長居する客に帰ってほしい時にするおまじないのようです。 長居する人の心理 長居する人にもいろいろタイプがあるようで ①帰るタイミングがわからなくなっている。 ②居心地がよくてまだまだ居たいと思っている。 ③帰らず粘っていると何かしてもらえると思っている。 ④時間の経過を忘れてしまっている。 ⑤面倒くさいので帰りたくない。 など人によってそれぞれの理由があるようです。 [0回] 殺生八分の損見るは十分の損 せっしょうはちぶのそんみるはじゅうぶのそん 生き物を殺生して喜ぶものは罪深いが それを見て喜んでいる者はもっと罪深いという事。 殺生を見て喜ぶ人を戒めたもの。 八分(はちぶ) 全体を十と考えた時の八の事。 80%。 [0回] 節供倒しは薬礼になる せっくだおしはやくれいになる 節供でみんなが仕事を休んでいる時に 自分一人だけ働いてもろくな事にはならず 結局は医者の薬代になるのがおちだという事。 昔は休業と言うのは村社会全体の行事であったため 一人だけ働いているのは罪悪と考えられ そうゆう人を冷やかした言葉。 怠け者の節供働き 節供倒し(せっくだおし) 節句働きとも呼ばれ 日頃怠けている人が 他人が休んでいる節供に忙しく働く事。 薬礼(やくれい) 医師の診察を受けて薬をもらった事に対する報酬。 薬や治療の謝礼という意味。 [0回]