返り花の多き年は大雪となる かえりばなのおおきとしはおおゆきとなる 夏がとても暑かったり秋に台風が多い年は雪が多く降るという事。 夏の干ばつや秋の台風などにより普段とは違う季節に花が咲き そのような異常があるときは大陸の高気圧が関係し 冬になるとその影響から雪がたくさん降るというもの。 返り花(かえりばな) 返り咲きした花。 狂い咲き。 [0回]PR 怪力乱神を語らず かいりきらんしんをかたらず 不確かで怪しげな物は語らず理性で判断できるのを語ると良いという事。 尋常ではない超常現象のような力や 道理を乱すような事を口にするよりも 常に当たり前である事を口にするのがよいという事から。 怪力乱心(かいりきらんしん) 色々と説がありますが 超常現象を拠り所とする怪しげな物 奇怪なものや世の乱れに繋がる事などで 怪しげな予言や指導者・狂信的な新興宗教のようなものがそれに近いと思われます。 [0回] 櫂は三年艪は三月 かいはさんねんろはみつき 一人前となるには長い修業が必要であるという事。 舟を漕ぐのに使う艪は覚えるのが比較的簡単なので三か月ほどでできるようになるが 櫂のほうとなると三年はかかるという事から。 櫂(かい) 船の側面に漕ぐ道具を取り付け 漕ぎ手は進行方向とは逆のほうを向いて座って操作をし推進力を生むもの。 艪(ろ) 船の後部に漕ぐ道具を取り付け 漕ぎ手は進行方向を向いて基本的には立って操作をし推進力を生むもの。 立って操作するため波が荒いと安定しないという欠点がある。 [0回] 快刀乱麻を断つ かいとうらんまをたつ 意見の対立によるごたごたを鮮やかに解決する事。 切れ味の良い名刀で縺れた麻をきる事から。 快刀(かいとう) 切れ味の良い素晴らしい刀。 素晴らしく切れ味の良い刀。 乱麻(らんま) 乱れ縺れた麻糸の事。 乱れた世の中や物事がもつれている事のたとえ。 ゴルディアスの結び目。 [0回] 書いた物が物を言う かいたものがものをいう 口約束などではあとから覚えてないとか証拠を見せろなどとなってしまうので 紙に書いてもらうと良いという事。 口約束では証拠にならないのできちんと書類に書いてもらうのが正しいという事。 また約束した本人が亡くなった場合にも書類であれば証拠が残る物であるという事。 [0回] 海賊が山賊の罪を上げる かいぞくがさんぞくのつみをあげる 自分の間違った行為は棚に上げ 相手の間違っている事を非難する事。 また同じような人間たちでも利害関係がないと 敵対関係となってしまう事。 海賊(かいぞく) 船を使い海上の船や町などで略奪行為行う集団。 山賊(さんぞく) 山の中に拠点を置き通行人などを襲う盗賊。 [0回] 貝殻で海を測る かいがらでうみをはかる 貝殻を使い海の水を汲み、その量を測って海の水の量を測ろうとする事。 自分の乏しい経験で大きな問題を解決しようと判断する事。 浅はかな知識しかない者が経験したこともないような問題を解決しようとする様。 貝殻(かいがら) やわらかい貝の本体を守る外側の物質。 炭酸カルシウムやタンパク質を主とする物質などから形成される。 [0回] 飼い犬に手を噛まれる かいいぬにてをかまれる 普段から面倒を見て大事にしていた人や部下などに ひどい裏切りをされたり損害や危害を被る事。 飼い犬とは主に仕えるような関係の事で 自分に従っていると思っていた者から裏切りをされるという事。 [0回] 恩を以て怨みに報ず おんをもってうらみにほうず ひどい仕打ちを受けた憎悪する人に対しても 仕返しをするのではなく情けを施してあげる事。 怨み(うらみ) 相手を憎み嫌う事。 [0回] 恩を知る者は少なく恩をきる者は多し おんをしるものはすくなくおんをきるものはおおし 恩を受ける人はたくさんいるけれど その恩をずっとありがたく思う人は少ないという事。 他人に世話になっていても その恩を忘れずにいる人は少ないものだという事。 恩を知る(おんをしる) 恩の漢字の口は環境を表し 大は人がくつろぎ手足を伸ばしている状態で そのくつろぎは誰のおかげかを思う心が恩を知るという事なのだそうです。 恩をきる(おんをきる) 受けた恩をありがたく思う事。 [0回]