酢の蒟蒻の すのこんにゃくの あれこれと理屈をつける事。 四の五のと言うのをふざけて言ったもの。 引くの山の 酢だの蒟蒻だの 滑ったの転んだの 四の五の(しのごの) あれこれ言う事。 サイコロ賭博で目が四なら丁で五なら半となり どちらか迷うという事から。 [0回]PR 簀子の下の舞 すのこのしたのまい 人目につかないところで周りの為に色々と尽力してくれる事。 見えないところで努力や苦労をする事。 相手の知らないところで陰ながら助力してくれる事。 椽の下の力持ち 闇の独り舞 陰の舞の奉公 椽の下の舞 簀子(すのこ) 簀子とは劇場の舞台の天井の事で 演者が舞台に立つ前に簀子の下で練習を一生懸命していたそうです。 [0回] 拗者の苦笑い すねもののにがわらい 一風変わった性格の変わり者にも上には上がいるという事。 変わり者が自分よりも変わっている人を見て苦笑いをする様子から。 拗ねる(すねる) 人の言う事を素直に聞けず、ひねくれた態度をとる事。 変わり者(かわりもの) 多くの人たちとはかけ離れたような思考や行動をする人の事。 周りの人とは違う価値観などを持っているが 逆にそれが素晴らしい結果になる事もあるので 必ずしも劣っている人とは判断できない存在。 [0回] 脛はぎの延びた奴 すねはぎののびたやつ 体ばかり大きくて何の役に立たない人の事。 脛はぎとは脛脛と書き、両方脛の意味で 足が長く身長の高い人の事を言ったもので 足ばかり延びて仕事などの能力は伸びない役立たず という意味からかと思います。 [0回] 脛に疵持てば笹原走る すねにきずもてばささはらはしる 世間に後ろめたい事がある人は 周りの目を気にしてビクビクしているのだという事。 脛に疵がある人は 笹原を歩くのにその葉っぱが脛の疵に触れたりして 痛い思いなどしないかと心配しながら早足で歩く事から。 脛に疵あれば田から走る 足に疵もてば笹原走れぬ 脛に疵あれば萱原を走らぬ 脛に疵あれば竹藪へとぶ 萱原(かやはら) 茅の生えた原っぱの事。 茅は古くは萱と書くのでこう呼ばれる。 茅とは細い茎と葉っぱから構成される植物の事で ススキなどがこれに当たる。 [0回] 脛に疵持つ すねにきずもつ 良心からの咎めを感じて苦しむような過去がある事。 人に言えないような後ろめたい事を隠している事。 後ろめたい事がある人が世間に対し堂々とできない事。 足に疵 疵(きず) 傷と同じ意味に使用される事もあるが 疵の場合は欠点などにも使用される。 瑕疵やあやまちの意味。 [0回] 脛一本腕一本 すねいっぽんうでいっぽん 自分の身体以外に頼れるものがないという事。 権力や財力があるわけではなく 自分の体一つだけで助けてくれるものもないという事で 他人に頼らず我が身だけが信じられるという状況から。 腕一本脛一本 腕(うで) 一般的には肩から手首までの肉体の事。 また、技能やスキルなどの意味にも使用される。 脛(すね) 膝からくるぶしまでの肉体の事。 また、労働できる事の象徴として使用される事もあるそうです。 [0回] 酢につけ粉につけ すにつけこなにつけ 様々な機会に同じような行動をする事。 なにかにつけ。 何かのきっかけのたびに。 酢につけ味噌につけ 酢にあて粉にあて 酢にひき粉にひき 杵にあたり棒にあたり 酢につけ酒しおにつけ 何かにつけ(なにかにつけ) 機会があるごとに行う事。 些細なイベントのたびにいつも行う事。 何彼につけともいい、何彼とはあれこれやいろいろの意味。 [0回] 砂原は三里行けば二里戻る すなはらはさんりゆけばにりもどる 砂地は何の障害物も無いのでとても歩きやすいように見えるが 足が沈んでしまったり、砂が崩れて不安定な場合もあり とても歩きづらいのだという事。 三里歩いたつもりでいても砂地では一里くらいしか歩けていないという事から。 砂道ありく如し 砂原(すなはら) 砂ばかりの平地の事。 風により砂が集まってできたものが砂丘と呼ばれる。 [0回] 砂の底から玉が出る すなのそこからたまがでる 無価値なものの中に価値あるものが紛れ込んでいる事。 どうしようもない物の中に貴重品が混ざっている事。 砂の中に宝石のように光る価値あるものが埋もれている状況から。 砂の中の黄金 珠玉の瓦礫に在る如し 藪に黄金 玉(たま) 宝石や真珠。 また、優れて美しいもの。 [0回]