親子の仲でも金銭は他人 おやこのなかでもきんせんはたにん 金銭関係は親子の間であっても他人のように水臭いという事。 金銭関係は親子であってもちゃんとけじめをつけるべきという事。 水臭い(みずくさい) 食べ物や飲み物などに水分が多く味気なくまずい事。 そこから転じて人に対して愛情が薄い、 親しい関係なのによそよそしいなどという意味に使われます。 [0回]PR 親孝行と火の用心は灰にならぬ前 おやこうこうとひのようじんははいにならぬまえ 親はいつまでも生きてはいないので 生きているうちに親孝行をしないとだめで 火の用心は火事になる前にしないと意味がないので どちらも後になってからでは遅いという事。 親が死んで灰になってしまうのと 家事で焼けたあとに灰が残る事をかけた言葉。 火の用心(ひのようじん) 火事にならないよう火を使うようなものなどに注意をする事。 [0回] 親苦子楽孫乞食 おやくこらくまごこじき 親は苦労をして財産を作るが その財産を子が贅沢をして失くしてしまい 孫の代になると乞食に落ちぶれるという事。 親は自分のしてきた苦労を子にはさせたくないと贅沢を許しますが 甘えて育った子は孫を立派に育てる事ができないという事から。 [0回] 親が憎けりゃ子まで憎い おやがにくけりゃこまでにくい 子には罪はないが その親への憎しみが子にまで及んでしまう事。 人情として仕方のないもので理屈ではないという事。 逆に親に好意を持った場合 その子にも好意的である事が多い。 人情(にんじょう) 人の心の自然な感情。 [0回] 親が死んでも食休み おやがしんでもじきやすみ 食後の休憩はどんな時でも必要だという事。 また、どんなに忙しい時でも休みを取らないといけないという事。 親が死んだときであっても休息は必要だという事から。 食休み(じきやすみ・しょくやすみ) 食後に休憩を取る事。 食後すぐに活動をすると消化のための血流が少なくなり 消化作用がうまく行かないため休憩するのがよいというもの。 [0回] 親が親なら子も子 おやがおやならこもこ 親が悪事を働いた後にその子も悪事を働いたときに 親子共々非難をする言葉。 親子は善悪ともに似ているというもの。 共々(ともども) 一緒に同じ行動をするさま。 どちらも同じである事。 [0回] 親思う心にまさる親心 おやおもうこころにまさるおやごころ 子供が親を思う心よりも 親が子を思う心のほうがはるかに深いものであるという事。 親が子を思う慈愛の深さを言ったもの。 慈愛(じあい) 弱いものに対する愛情で 慈しみを注ぎこみ可愛がる事。 [0回] 親方思いの主倒し おやかたおもいのしゅたおし 使用人が親方や主人などの事を思ってしたことが 逆によくない結果を招いてしまう事。 軽はずみな考えで行動してしまうと かえって自分の主人を苦しめる事になるという戒め。 親思いの主倒し(おやおもいのしゅたおし) 似ていることわざですが 使用人が主人からモノや時間(サボる) などをこっそり誤魔化して親に貢ぐことだそうです。 [0回] 重荷に小付け おもににこづけ 負担が大きいところにさらに負担が増えてしまう事。 重荷(おもに) 重い荷物。 そこから転じて自分の能力を超えた責任や負担の事。 小付け(こづけ) 大きな荷物の上につける小さな荷物。 転じてさらに負担が増える事。 負担(ふたん) 自分が請け負った責任や義務など。 [0回] 思えば呪う おもえばのろう 愛するあまりにそれが受け入れてもらえない場合呪いに変じるという事。 愛と憎しみは紙一重であるという事。 相手を深く思う故に憎しみを感じる事もあるという事。 呪う(のろう) 強く恨む事。 相手の不幸を願う事。 [0回]