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ずくひきがずくにひかれる
相手をひどい目にあわせようとして
逆に自分がひどい目にあってしまう事。
ミミズクは昼間目が見えない事を知っている鳥が
ミミズクをからかいに行ったところ
待ち伏せしていた猟師につかまってしまうという事から。
ミイラ取りがミイラになる
人とる亀が人にとらる
- 木菟引き(ずくひき)
ミミズクを紐で結びその周りに鳥もちの付いた細い棒を仕掛け
昼間目の見えないミミズクの周りに集まる小鳥を捕えようとする猟の事。
- 木菟(ずく・みみずく)
顔に耳のような羽毛の生えている鳥《ミミズク》の事。
木兎(みみずく・ぼくと)などとも書き
木の上にいる兎の意味と言われ
ミミズクの語源には《耳付く》から来ているという説もある。 -
ずきんとみせてほおかむり
見た感じではよい状態で立派に見えるのだが
実際には余裕がなく不十分なものを補うので精一杯である事。
見せかけほどゆとりがない事。
頭巾とは頭にかぶる布を使用したかぶり物の事で
その頭巾に見た目は似ているが
手ぬぐいで頬冠をして頭巾の代用をしているという事から。
内は火が降る
内証は火の車
- 頭巾(ずきん)
かぶり物の一種で風雪などから頭や顔を守ったり
他人に人目をさらしたくないような場合に使用されるもの。
袋状などに初めから作られており頭にかぶる専用の布。
- 頬冠(ほおかむり)
頬被り・ほっかぶりなどとも呼ばれる。
頭や頬などに手ぬぐいや衣類などで覆い顎の下で結んだ状態の事。
手ぬぐいは手や顔などを拭くものでそれを日よけなどのため頭に巻いたもの。 -
すきづれはなきづれ
お互い好きで結婚した夫婦は
夫婦の考えが合わなくなったとしても
泣く泣く我慢して連れ添うのだという事。
昔は親が決めた相手と結婚する事が多く
それに反対して好き同士で結婚した夫婦は
周りに助けとなる者がいないため
夫婦の価値観が合わなくなり不幸であっても
泣く泣く暮らすのだという事から。
好きで好き連れ末泣き別れ
好き連れ泣き別れ
好いた同士は泣いても連れる