一寸先は闇 いっすんさきはやみ 未来の事は全く予想できないという事。 目の前が真っ暗で何が起こっているのかわからない状況から。 一寸(いっすん) 一尺の1/10の長さで約3㎝。 一寸(ちょっと)と読むと わずかである事や軽い気持ちなどとなります。 [0回]PR 一心岩をも通す いっしんいわをもとおす 精神を集中し目標に向かえばどんな事でもかなうという事。 どんな困難であっても信念を持ち続けるとそれが成就するという事。 中国の李広将軍の故事より。 信念(しんねん) 正しいと信じて疑わない事。 [0回] 一升の餅にも粉がいる いっしょうのもちにもこがいる 一升の餅にもそれにまぶす粉が案外たくさん必要で 同じようにどんなに小さな事柄であっても それに付随するように色々な面倒事が起こるという事。 一升餅(いっしょうもち) 一升(1.8㎏)の米を使って作る餅で 一歳の誕生日を迎えた子供のお祝いとされる。 一升と一生をかけて一生食べ物に困らないようにと願いが込められた餅。 [0回] 一升の餅に五升の取粉 いっしょうのもちにごしょうのとりこ 主となるものよりも セットになっているもののほうが案外多く必要であるという事。 餅をつくときに餅が粘りつかないように使う取粉は 餅そのものよりも多く必要である事から。 取り粉(とりこ) 手粉(てごな)ともいい 餅つきの時に餅が手や臼につかないようにするための粉。 上新粉や片栗粉、コーンスターチなどを使用。 [0回] 一将功成りて万骨枯る いっしょうこうなりてばんこつかる 一人の将軍がすばらしい功名をあげる陰では 多くの名も無き兵士が命を懸けて働いているという事。 多くの兵士は無名のまま死んでいき 兵を指揮した将軍だけが有名になるという事。 犠牲になった者の事には触れず 成功した指導者の偉業だけを称える事を憤る言葉。 万骨(ばんこつ) 多くの人の骨 多くの犠牲。 憤る(いきどおる) 激しく腹を立てる事。 気持ちがすっきりせず悩む事。 [0回] 一升徳利こけても三分 いっしょうどくりこけてもさんぶ お金持ちは多少の無駄遣いをしても全くお金が無くなる事は無いという事。 また大きな商売をしていて損をする事はあっても元手が大きいので 全部消える事は無いという事。 一升の徳利が転んで中がこぼれてしまっても もともと多く入っているものなので三合くらいは残るという事から。 [0回] 一升徳利に二升は入らぬ いっしょうどくりににしょうははいらぬ 人の能力や才能には限界があるので それを超えた大きな望みは実現できるものではないという事。 物には限度と言うものがあるという事。 徳利(とっくり・とくり) 口の部分が小さめで細い首があり本体は膨らんだような形をした器。 主に日本酒などを飲むときに使用される。 [0回] 一災起これば二災起こる いっさいおこればにさいおこる 悪い事は重なるという事。 一度災難が起こるとそれに伴い別の災難が発生する可能性がある事から。 一度ある災いはまた起こるので注意が必要だという意味もあります。 災(さい・わざわい) 自然に起こる生活を損なう出来事。 災害。 [0回] 一口両舌 いっこうりょうぜつ 二枚舌の事。 前に言った事と後から言った事が違う事。 一人の人間が一つの事柄に対して違う二つの事をいう場合に使われる。 二枚舌(にまいじた) 矛盾したことを言う事。 嘘を言う事。 矛盾(むじゅん) 前に言った事と後に言ったことが一致しない事。 二つの事柄のつじつまが合わない事。 [0回] 一行失あれば百行ともに傾く いっこうしつあればひゃっこうともにかたむく 一つの行いに悪い所があれば 他にたくさん良い所があったとしても 全部正しくないと思われてしまう事。 一つの行いがすべてを台無しにしてしまう事。 たった一つの欠点がすべてを帳消しにする事。 台無し(だいなし) 物事はすっかりだめになってしまう事。 帳消し(ちょうけし) お互いに差し引きすると損得が無くなってしまう事。 これまでの事が無意味になる事。 [0回]