蟻の這う迄知っている ありのはうまでしっている 細かい所まで熟知してる事。 隅々まで余すことなく目が行き届いている事。 隅々(すみずみ) すべての角。 あらゆる方面。 隅とは端っこや角の事。 [0回]PR 蟻の這出る所もない ありのはいでるところもない 四方を厳重に固められてしまい 何処にも逃げられるような隙間もない事。 蟻でさえも通れるような隙間がないような厳重な警備がある事。 警戒が厳しい様。 四方(しほう) 東西南北四つの方向。 そこから周囲一面の意味。 [0回] 蟻の塔を組む如し ありのとうをくむごとし 蟻が落ち葉や土くれなどをひとつずつ集めて 蟻塚のようなものを作るように 小さな努力を怠らずに少しずつ成果を積み上げていく事。 弱小な者であっても 怠ることなく努力を続けていくと いつかは大きな事を成し遂げるという事。 土くれ(つちくれ) 土塊とも書き、土の塊または土そのもの。 [0回] 蟻の熊野参り ありのくまのまいり 多くの人が行列を作ってぞろぞろと歩く事。 熊野権現への参拝が蟻がぞろぞろと行列するのを連想させることから。 熊野参り(くまのまいり) 熊野三社へお参りする事。 [0回] 蟻の思いも天に届く ありのおもいもてんにとどく どんなに能力の無い者でも 一生懸命に努力を怠らなければ希望は叶うという事。 蟻のような小さくか弱い生き物でも 絶えず努力をすれば念願を達成できるという事から。 思い(おもい) 心に秘めた気持ち。 希望する事。願い。 [0回] 蟻の穴から堤の崩れ ありのあなからつつみのくずれ 小さな手違いや油断から大事に至ってしまう事。 蟻のあけた少しの穴と侮っていると そこから堤防が崩壊するほどの大惨事になるという事から。 堤(つつみ) 川などが溢れないように岸に土を高く盛り上げたもの。 土手。 [0回] 在りての厭い亡くての偲び ありてのいといなくてのしのび 健康で生きているときは相手の悪いところばかり見えているが 亡くなってしまうと今度はよい点ばかりが思い出されるという事。 故人を懐かしむ言葉。 生きているときは相手を嫌ったり憎んだりするが いなくなってしまうと寂しく懐かしく思う事。 厭う(いとう) 嫌がる事。 敬遠する事。 偲ぶ(しのぶ) 過ぎ去った物事や遠く離れた人の事を懐かしく思う事。 [0回] 有りそうで無いのが金、無さそうであるのが借金 ありそうでないのがかね、なさそうであるのがしゃっきん 他人がどれくらい稼いでいるのかは実際にはわからないというもの。 大きな家に住んでいたり 豪華な生活をしてるように見える人が 実は多額の借金などを背負っていて 見た目の華やかさとは違うという事。 借金(しゃっきん) お金を借りる事。 また、借りたお金の事。 [0回] 蟻が大仏 ありがだいぶつ 力の差がありすぎてまったく問題にもならない事。 《蟻が大仏を曳くよう》ともいいます。 曳く(ひく) 引く。 物に手をかけて引き寄せる事。 押すの反対。 [0回] 蟻集まって樹を揺るがす ありあつまってきをゆるがす 小さな力でも集まると全体を動かす力になるという事。 蟻のような小さな生き物でもたくさん集まると樹を揺らすことも できるような強力な力になるという事から。 また、小さな蟻がいくら集まっても無駄で大木が揺らぐはずもないという とてもかなう事は無い事という意味もあります。 [0回]