あぶない事は怪我のうち あぶないことはけがのうち あぶない事には初めから近づかないほうがいいという事。 近づいた段階でもう怪我を覚悟しなければいけないという戒め。 怪我をしてからでは遅いので注意しなければいけないという事。 怪我(けが) 負傷。 過ち。過失。 思いがけない事態。 [0回]PR 家鴨の火事見舞い あひるのかじみまい 背の低い太った人が腰を振って急いで歩く様。 火事見舞い(かじみまい) 火事などの災害にあった人に必要なものを届ける事。 現代ではお金を渡しますが 昔は災害にあわれた方に必要なものを急いで持って行ってあげたそうで 生活用品・飲食物などが喜ばれたそうです。 [0回] 家鴨が文庫を背負う あひるがぶんこをせおう 背が低くてお尻の大きな女性が不格好に歩く姿を言った言葉。 アヒルは背が低くて腰回りが大きく足が太いので 歩く姿はヨチヨチととても愛嬌がありますが そのアヒルが本箱を背負うと今にも地面につきそうな低さになり その姿を背の低いよたよたと歩く女性に例えたものだそうです。 文庫(ぶんこ) 本などを収集する書庫(蔵など)の事を言い まとまった書籍・コレクションの事を言います。 手文庫(てぶんこ) 手紙や大切な書類などをしまっておくもので 最近ではインターネットでも販売しています。 大きさからアヒルが背負っていたのは手文庫である可能性が高いようです。 [0回] 痘痕も靨 あばたもえくぼ 恋をした相手の短所であってもすべて長所に見えてしまうという事。 好きになると相手のどんなところでも好きになってしまうという事。 痘痕(あばた) 天然痘という病気が治った後にできる傷の後で 小さなくぼみの事。 天然痘は全滅したとWHOで発表されており現在は痘痕は存在しないのだそうです。 靨(えくぼ) 笑うとき頬にできる小さなくぼみの事。 子供や若い女性にあると可愛く見えるため好まれます。 [0回] あの世千日この世一日 あのよせんにちこのよいちにち 死んであの世へ行き極楽で千日暮らすよりも この世で生きて一日暮らす事のほうが有意義だという事。 生きている一日一日を大切にしなさいという事。 あの世(あのよ) 仏教では極楽浄土または地獄を指す言葉。 俗にいう死後の世界。 宗教などによりさまざまな形態はありますが 東西問わずたくさんの国で死後の世界という概念はあるそうです。 [0回] あの声で蜥蜴くらうか時鳥 あのこえでとかげくらうかほととぎす 人は見かけによらないもので 外見の上品さやおとなしそうなイメージに騙されてはいけないという事。 ホトトギスは美しい声で鳴く鳥ですが その外見とは違い他の鳥でもあまり食べないようなトカゲを食べる事から 見た目とのギャップを言ったもの。 時鳥(ほととぎす) 実際には毛虫を好んで食べるそうで 鳴き声は「キョッキョッキョキョキョキョッ」 という感じなのですがそれがホトトギスと聞こえるようです。 [0回] 姉は菅笠妹は日傘 あねはすげがさいもうとはひがさ 女性は姉妹でも嫁ぎ先で生活環境に大きな違いが出るものだという事。 これは生活の貧富の差ですが 幸か不幸かはまた別の話になります。 菅笠(すげがさ) スゲの葉で編んだ笠。 農作業などで被る笠であくせく働く人たちが被るものの象徴。 日傘(ひがさ) 強い日光などを遮るおしゃれな傘。 身なりを着飾り外出をする裕福な家の象徴。 [0回] 姉女房は身代の薬 あねにょうぼうはしんだいのくすり 年上の女房は家計のやりくりが上手なので 財産も増えて家計のためにとても良いという事。 姉女房(あねにょうぼう) 夫より年上の妻 姉さん女房 身代(しんだい) 財産。資産など。 暮らし向き、生計など。 [0回] 兄の物は猫の椀まで あにのものはねこのわんまで すべての財産。 長男がすべての財産を引き継いでいた時代には 猫のお椀までもすべて相続していた事から。 兄が絶大な権力を持っていた頃の習慣。 財産(ざいさん) 個人や団体に所属する経済的価値のあるものの総称。 [0回] 穴を掘って言い入る あなをほっていいはいる 人に言えないような悩みや心配事など 穴を掘ってそこに言うといくらか気分が晴れるという事。 気晴らしは大事という事。 王様の耳はロバの耳 自分の耳の長さを気にする王様が床屋さんに自分の秘密をばらすと命がないと脅され 内緒にしていたところ秘密を抱えるあまり体の調子を悪くしてしまい医者に診てもらったところ 言いたい事を我慢しすぎなので穴でも掘ってそこに叫ぶといいと助言をもらい そうしたところ床屋さんはすっきりして病気が治ったという話。 [0回]