明日の百より今日の五十 あすのひゃくよりきょうのごじゅう あとで多く貰えるというあてのないものよりも 少なくても確実に今貰えるもののほうが良いという事。 明日百万円もらえると約束してそのまま別れて 何ももらえない可能性があるよりも 多少少なくても今すぐ五十万円もらえるというほうが 確実で安心できるという事。 [0回]PR 明日の事を言えば鬼が笑う あすのことをいえばおにがわらう どんな人であっても未来の事はわかるはずがないという事。 先の事を心配しても始まらないという事。 鬼が笑う(おにがわらう) 予測が付かない事や現実味のない事など。 語源は様々あり 人間の愚かさを笑っているや 人間の寿命を知っており もう先のない命なのに先の気苦労をしているのを見て笑っている などがあります。 [0回] 明日の事は明日案じよ あすのことはあすあんじよ 今日するべきことをしっかりとするだけでも大変な事なので どうなるかわからない先の事などは その時になってから心配すればよいという事。 くよくよとずっと前から悩んでいても何の得にもならないという事。 案じる(あんじる) 心配する。 思い悩む。 色々と考える。 [0回] 明日知らぬ世 あすしらぬよ 未来は当然わかるはずもないが 明日の事やちょっと先の事であってもどうなるのかわからないという事。 すべて無常であるという事。 無常(むじょう) すべてのものは生まれたり変化したり消滅したりと 一定のままの状態を保つことはないという事。 [0回] 明日食う塩辛に今日から水を飲む あすくうしおからにきょうからみずをのむ 準備が良すぎて逆に無意味である事。 塩辛を食べると水が欲しくなるので 食べる前に水を飲んでしまうという事から。 塩辛(しおから) 魚介類の身や内臓などを加熱することなく塩漬けに加工した発酵食品。 イカの塩辛が有名だがタコやエビなどもある。 [0回] 小豆飯を炊けば初午となる あずきめしをたけばはつうまとなる 馬鹿の一つ覚えの事。 単純で早合点の独りよがりである事。 初午祭の時は小豆飯をお供えする事から 小豆飯を炊くと初午なのだと思い込んでしまうという事から。 初午(はつうま) 二月になって初めての午の日。 また、その日に行われる稲荷神社の祭り。 [0回] 小豆は馬鹿に煮らせろ あずきはばかににらせろ 小豆はなかなか煮えにくいので 時間をかけゆっくりと長い時間煮るのがよく 怠け者やあまり利口ではない者にさせるとよいという事。 また、小豆を煮る時は馬鹿になったつもりで ゆっくりじっくりとやる事が必要であるという事。 小豆の煮かた 現代では小豆を煮るのに圧力釜や炊飯器などを使う方法もあるようで 昔とは違いとても時短になってるようです。 [0回] 小豆は友の露を嫌う あずきはとものつゆをきらう 小豆を植える時は間隔を開けたほうが良いという教え。 近すぎる場所に植えてしまうと 葉や茎ばかりが育ち実がならない事から。 隣の株からの露がかからない程度離すのが良いそうです。 露(つゆ) 空気中の水分が冷えて水分となり植物などの表面についたもの。 [0回] 小豆の豆腐 あずきのとうふ ありえない事のたとえ。 大豆と違い小豆では豆腐が作れない事から。 小豆で作る豆腐。 大豆と小豆ではたんぱく質の量が違い そのため小豆ではうまく固まる事が出来ず豆腐は作れません。 ただし、小豆豆腐というものは存在していて それは葛などで豆腐のように固めたお菓子の事を言います。 [0回] 小豆と女のしょっぱいのには手が付かぬ あずきとおんなのしょっぱいのにはてがつかぬ 小豆は甘くなければ美味しくないし 女性はあまり計算高いと嫌われてしまうという事。 しょっぱい 食べ物に使う場合味が塩辛い事など。 人に使う場合には 弱い・情けない・辛い・悲しい・辛気臭い・ケチ・計算高いなど いろんな意味で使われますが どれもあまりよい意味ではないので注意が必要。 [0回]