足元から火が付く あしもとからひがつく 災いが身近なところから起こる事。 危険が身内に迫っている事。 足元(あしもと) 本来は立っている足の下の意味ですが そこから転じて自分の身近な範囲などに使われる。 火が付く(ひがつく) ある事が元となり騒ぎが起こる事。 悪い影響が身に迫り放っておけなくなる事。 [0回]PR 足元から鳥が立つ あしもとからとりがたつ 身近なところで意外な事件が急に起こる事。 また急に思い立ったことにまごついてしまう事。 鳥は巣の中にいる時はじっと隠れていますが あまり近くによられると潰されると思い急に飛び立つことから。 まごつく どうしてよいのかわからず、まごまごしてしまう事。 まごまごは馬子馬子と書き 生まれたばかりの馬の子が足を上手に動かせずに その場であたふたとする様子からだという説があります。 [0回] 味は大和のつるし柿 あじはやまとのつるしがき とてもおいしいものであるという事。 大和地方で作られる吊るし柿は ほかの産地のものよりも上質でとてもおいしい事から。 大和(やまと) 現代の奈良県。 吊るし柿(つるしがき) 干し柿の事。 柿の実を乾燥させたドライフルーツの一種。 家の軒先などに吊るしたためそう呼ばれる。 [0回] 足の裏の飯粒をこそげる あしのうらのめしつぶをこそげる ひどいケチな事。 足の裏についたご飯を取って食べるという事から。 また不潔である事。 こそげる 擦り削って落とす事。 料理などではごぼうの下ごしらえなどで使われる言葉で 包丁の背の部分を使い薄く擦るようにして取る事。 [0回] 足の裏の飯粒 あしのうらのめしつぶ 煩わしい事、しつこいもののたとえ。 足の裏についたご飯粒はねばねばしてなかなか取りづらい事から。 また、なかなか離れられない男女の仲など。 さらに足の裏にご飯がついていたらそれは食べられませんが 取らないと気になりますので めんどくさいものでもあります。 [0回] 足の裏掻く あしのうらかく 馬鹿にする事。 足の裏をかくと馬鹿になるという俗信からきた言葉。 相手が何かを企んでいた時に 逆にそれを利用し相手をだますときなどに使われたりする言葉。 足の裏(あしのうら) 足の裏の呼び方は足蹠(そくせき)蹠(せき)足裏(あしうら)などと呼びます。 [0回] 味無い物の煮え太り あじないもののにえぶとり つまらないものほど世間に増えるものだという事。 味のなくまずいものほど煮ると量が増えてしまい つまらない物は量が多くなるという事から。 味無い(あじない) 味が薄い。 または味が悪い事。 美味しくない事。 [0回] 明日は明日の風が吹く あしたはあしたのかぜがふく 明日になれば今日とは違った運命が待っているかもしれないので くよくよ考えても取り越し苦労するだけだという事。 物事はなるようにしかならないので心配ばかりしていてもしょうがないという事。 今日は嫌な事があり疲れ果てていても明日はいい事があるさというはげまし。 取り越し苦労(とりこしぐろう) どうなるかわからない事をあれこれと心配する事。 心配しないでいい事を心配する事。 杞憂する事。 [0回] 足寒うして心を病む あしさむうしてこころをやむ 禍は立場が下の者たちの不平や不満から起こるものだという事。 また、漢方では頭を冷やし足を温めるのが健康法の常識とされ 足を冷やすのは心臓に悪く不健康になるという意味。 ふくらはぎ ふくらはぎを冷やすとそこには多くのツボがあるため 血の巡りが悪くなり体に影響を及ぼすという事が考えられます。 [0回] 海驢の番 あしかのばん アシカは群れを作り生活しますが とても用心深くて寝る時には 必ず見張りが起きていて番をしている事から 交代で寝る事を言います。 海驢(あしか) 語源は【葦鹿】で葦の生えている処に住む鹿の意味。 日本に住んでいた二ホンアシカは絶滅したとみられ 水族館などでショーをしているのはカリフォルニアアシカという種類。 [0回]