蓴菜で鰻繋ぐ じゅんさいでうなぎつなぐ まったく無意味で不可能である事。 ぬるぬるしている蓴菜で 同じようにぬるぬるの鰻をつなぎ止めようとしても とても縛りようがなく馬鹿馬鹿しくてやれない事から。 瓢箪で鯰をおさえる 蓴菜でうなぎしばる 蓴菜(じゅんさい) 多年草の水草で地下茎から伸びた茎に付いた若芽を食べる食材。 若い茎や葉は粘液質に覆われていて その若葉を酢の物やお吸い物などにして食べる。 [0回]PR 朱に交われば赤くなる しゅにまじわればあかくなる 付き合う相手によって人は良くも悪くもなるのだという事。 朱色が他の色に混ざると赤みを帯びて見えるように 人も一緒にいる人の色が移っていくという事から。 朱に近づけば赤く、隅に近づけば黒し 丹の蔵するものは赤し 人は善悪の友による 盟友は第二の我 血にまじれば赤くなる 虱は頭に処りて黒し 付き合う相手 単純ですがネガティブな関係性は自分にとってはプラスにならず ポジティブな人との付き合いがプラスとなるので 付き合う相手と言うのはポジティブになれる相手がよいでしょう。 [0回] 手套を脱す しゅとうをだっす 真の実力を出す事。 隠していた真の実力を出すという事で ゲームや漫画などのラスボスがよく行う行為。 手套とは手袋の事で 上品なうわべを取り繕うのをやめて本気になる事から。 手套(しゅとう) 套(とう)には重ねるや覆うなどの意味があり 手を覆うものという事で手袋の意味となる。 同じような物にコートやオーバーの意味の外套(がいとう)がある。 脱す(だっす) 身に付けているもの取り除く事。 [0回] 出藍の誉れ しゅつらんのほまれ 青は藍より出でて藍より青しの事。 弟子が先生よりも優れている事。 師匠を超える事。 誉れ(ほまれ) 名誉。 よい評価をされる事。 [0回] 出家の念仏嫌い しゅっけのねんぶつぎらい 非常に大切な事が嫌いでやれない事。 一番大事な事が出来ない事。 出家した者が仏門の修行をするのに 念仏を唱えるのが嫌いでは話にならない事から。 出家(しゅっけ) 家を出て俗世を離れ仏門の修行に専念する事。 僧となり修行する事。 [0回] 繻子の小袖に木綿裏 しゅすのこそでにもめんうら 似合わない事。 不釣り合いである事。 繻子とはサテンとも呼ばれ 滑らかな肌触りと光沢が特徴なのですが その裏地に木綿をつけるのは不釣り合いな事から。 小袖(こそで) 和服のもとになったと言われる日本の伝統衣装。 [0回] 柔よく剛を制す じゅうよくごうをせいす 弱いと思われるものが 強いと思われるものを倒す事。 しなやかでよくたわむものは弱そうに見えても 堅いものの攻めをうまくそらして最後には勝ってしまう事から。 剛は案外折れやすいが 柔はたおやかでなかなか折れないという事。 柔を守るを強という 強大は下に処り柔弱は上に処り 剛を摧く者は反って弱に已む 柳に枝折れなし 柔は剛に勝ち弱は強に勝つ 弱能く強を制す 怒れる拳笑顔に当らず [0回] 十目の視る所十手の指す所 じゅうもくのみるところじゅっしゅのさすところ 多くの人の意見や判断が一致したものは正しいものなのだという事。 また、一人の意見は信用されないが 多くの人の意見は信用されやすいという事。 ただし、現在では根も葉もないような事を あたかも本当のように集団で言うという詐欺のような行為などもあるので 多くの意見でもちゃんと確認を取るのがよいかと思います。 [0回] 十分はこぼるる じゅうぶんはこぼるる 物事はほどほどなのがいいという事。 物事は十分すぎるとあとはこぼれるだけとなるので ほど良い所でやめるのが良いという事。 十分はこぼるる月満つれば欠く 満は損を招く 十分なれば打ちこぼす 八分は足らず十分はこぼれる 十分(じゅうぶん) 満足していて不足がない事。 [0回] 重箱の隅を楊枝でほじる じゅうばこのすみをようじでほじる つまらないような細かい事まで問題視して口やかましく言う事。 神経質すぎて事細かに相手の事を根掘り葉掘り言う事。 重箱の隅に残っている食べ物を 楊枝でつついてまでして食べるという事から。 重箱の隅をつつく 楊枝(ようじ) 歯に挟まってしまった食べ物や 食べ物を刺して食べるための道具。 爪楊枝が一般的ですがそれより長い長楊枝や 和菓子を食べる時に使う菓子楊枝などもあります。 [0回]