出藍の誉れ しゅつらんのほまれ 青は藍より出でて藍より青しの事。 弟子が先生よりも優れている事。 師匠を超える事。 誉れ(ほまれ) 名誉。 よい評価をされる事。 [0回]PR 出家の念仏嫌い しゅっけのねんぶつぎらい 非常に大切な事が嫌いでやれない事。 一番大事な事が出来ない事。 出家した者が仏門の修行をするのに 念仏を唱えるのが嫌いでは話にならない事から。 出家(しゅっけ) 家を出て俗世を離れ仏門の修行に専念する事。 僧となり修行する事。 [0回] 繻子の小袖に木綿裏 しゅすのこそでにもめんうら 似合わない事。 不釣り合いである事。 繻子とはサテンとも呼ばれ 滑らかな肌触りと光沢が特徴なのですが その裏地に木綿をつけるのは不釣り合いな事から。 小袖(こそで) 和服のもとになったと言われる日本の伝統衣装。 [0回] 柔よく剛を制す じゅうよくごうをせいす 弱いと思われるものが 強いと思われるものを倒す事。 しなやかでよくたわむものは弱そうに見えても 堅いものの攻めをうまくそらして最後には勝ってしまう事から。 剛は案外折れやすいが 柔はたおやかでなかなか折れないという事。 柔を守るを強という 強大は下に処り柔弱は上に処り 剛を摧く者は反って弱に已む 柳に枝折れなし 柔は剛に勝ち弱は強に勝つ 弱能く強を制す 怒れる拳笑顔に当らず [0回] 十目の視る所十手の指す所 じゅうもくのみるところじゅっしゅのさすところ 多くの人の意見や判断が一致したものは正しいものなのだという事。 また、一人の意見は信用されないが 多くの人の意見は信用されやすいという事。 ただし、現在では根も葉もないような事を あたかも本当のように集団で言うという詐欺のような行為などもあるので 多くの意見でもちゃんと確認を取るのがよいかと思います。 [0回] 十分はこぼるる じゅうぶんはこぼるる 物事はほどほどなのがいいという事。 物事は十分すぎるとあとはこぼれるだけとなるので ほど良い所でやめるのが良いという事。 十分はこぼるる月満つれば欠く 満は損を招く 十分なれば打ちこぼす 八分は足らず十分はこぼれる 十分(じゅうぶん) 満足していて不足がない事。 [0回] 重箱の隅を楊枝でほじる じゅうばこのすみをようじでほじる つまらないような細かい事まで問題視して口やかましく言う事。 神経質すぎて事細かに相手の事を根掘り葉掘り言う事。 重箱の隅に残っている食べ物を 楊枝でつついてまでして食べるという事から。 重箱の隅をつつく 楊枝(ようじ) 歯に挟まってしまった食べ物や 食べ物を刺して食べるための道具。 爪楊枝が一般的ですがそれより長い長楊枝や 和菓子を食べる時に使う菓子楊枝などもあります。 [0回] 重箱に煮しめ じゅうばこににしめ 外観は立派なのに中身は大したことがないという事。 見た目が綺麗で豪華な重箱の中に 煮しめの様な地味な料理が入っているという事から。 煮しめは正月やお盆など人が集まる時に食べられていた料理なので 実はそれほど不釣り合いなわけではなく おせちでは重箱に入っているのをよく見かけます。 錦の袋に糞を包む 煮しめ(にしめ) 煮汁がなくなるまでじっくりと煮て 食材に味をしみこませた料理。 サトイモやレンコン・コンニャクや干しシイタケなどが定番。 [0回] 重箱に鍋蓋 じゅうばこになべぶた 不釣り合いな事。 四角い重箱に丸い鍋蓋ではぴったりとはまらないという事から。 ちぐはぐである事。 鍋蓋(なべぶた) 鍋につかう蓋の事。 鍋に蓋をする理由は煮崩れ防止や温度上昇が早いなどの為です。 また、昔は丸い鍋蓋が普通でしたが現在では四角い鍋もあるので 重箱にぴったり合うかはわかりませんが もしかしたら重箱と同じサイズの四角い鍋蓋も存在するかもしれません。 [0回] 重箱で味噌をする じゅうばこでみそをする 細かい事にはこだわらないで大雑把で良いとする事。 道具は正式でなくても重箱でも味噌はすれるが 箱の隅の行ってしまった味噌が取り辛いのは大目に見る事から。 重箱の隅を杓子で払え 重箱をすりこぎで洗う 重箱(じゅうばこ) 二重から五重ほどに積み上げられたハレの箱。 ハレとは儀式や祭りなど非日常で使用される特別な物。 おせち料理の器によく使用される。 [0回]