釈迦に説法 しゃかにせっぽう 未熟者が専門家に対し一人前に物を教えようとした結果 実力の違いを知る事となり恥をかく事。 本来教わるべき側の人が 教えを乞うべき相手に対し 逆にレクチャーする事。 釈迦に心経、孔子に悟道 河童に水練、猿に木登り 説法(せっぽう) 物事の理屈を説いて意見を言う事。 仏の教えをよくわかるように聞かせる事。 [0回]PR 釈迦に宗旨なし しゃかにしゅうしなし 宗派による対立は無意味なものだという事。 仏教の宗派同士の争いを嘲った言葉。 仏教にはさまざまな宗派があるが もともとはお釈迦様の教えが元となっているため お釈迦様には宗派の争いは関係ないという事。 宗旨の争い釈迦の恥 宗旨(しゅうし) 宗教の宗派の事。 宗教の教えの中心となるもの。 [0回] 釈迦に経 しゃかにきょう ある分野の専門家であったり 内容を熟知してるような人に対し 自分の乏しい知識を教えようとする事。 ある事を知り尽くしているような人に 素人のような人が意見などを言う事。 お釈迦様のような存在に お経を教えようとするようなものだという事から。 釈迦に心経 釈迦に説法、孔子に悟道 河童に水練、猿に木登り 経(きょう) 仏の教えを書き記したもの。 [0回] 蛇が出そうで蚊も出ぬ じゃがでそうでかもでぬ すごい事が起きそうな雰囲気だが 実際には何も起こらない事。 いかにも恐ろし気な大蛇でも出るのかと不安な気持ちでいた所 蚊の1匹も飛んでこないような状態だったという事から。 泰山鳴動して鼠一匹 蛇も蚊も(じゃもかも) 神奈川県横浜市鶴見区の生麦地区に伝わる祭り。 この祭りの由来については様々な説があるそうですが その中の一つに疫病をもたらす悪霊を蛇が払い 疾病を媒介する蚊を退散させるための祭りというものがあるそうで 疾病つながりで《蛇も蚊も》という言い回しとなったようです。 [0回] 蛇が蚊を呑んだよう じゃがかをのんだよう あまりにも小さくて食べた気持ちにならない事。 空腹をいやす事が出来ない事。 腹の足しにもならない事。 蛇が蚊を呑み込んだところで腹の足しにもならない事から。 ひき蛙が蚊をのんだよう 蛇(へび) 日本に住む蛇は主に ネズミ・リス・ウサギ・カエル・鳥類などを食べると言われている。 しかし外国では昆虫を専門に食べる蛇なども存在する。 [0回] 麝あれば香し じゃあればかんばし 才能のある人は何もしなくても 周りの人たちから自然と認められるという事。 麝というのは《麝香》というジャコウジカからとった香料の事を言い 香料や生薬の一種でムスクとも呼ばれる貴重な物で 麝香は良い香りがする事ので人を惹きつけるため その麝香を才能のある人とたとえたもの。 紅は園生に植えても隠れなし 香し(かんばし) 香しい(かぐわしい)事。 良い匂いがする事。 心惹かれる事。 また、美しく気品高い様子の事。 [0回] 霜を履みて堅氷至る しもをふみてけんぴょういたる トラブルの兆候が見えてきたら 大きな災いが来るものと仮定して用心をするのが良いという事。 わずかな事でも変化の兆しが現れたら それに対する準備を怠ってはいけないという戒め。 霜が降りるようになると その後に氷ができるような寒い季節が訪れるので 霜の兆しが見えたら厳冬に対する準備をしたほうが良いという事から。 亡を見て在を知り、霜を見て氷を知る 一葉落ちて天下の秋を知る 堅氷(けんぴょう) 堅く厚い氷。 [0回] 霜の多い朝は晴 しものおおいあさははれ 夜に気温が下がると空気中の水分が霜となり降りてくるため 霜が多い朝は晴上がるという事。 霜が降りるのは地表の温度が下がっているのですが これは空に雲がなく放射冷却が影響して 霜が降りているのだそうです。 [0回] 霜強ければ雨となる しもつよければあめとなる 春や秋ごろには霜になる事があるが 霜が多く出る時には気圧が低くなっている事が多く そのため後に雨が降るのだという事。 強い霜が出るときは雨が降るという事。 大霜の明後日は雨 霜の降った日は天気下り坂 霜どけのおそいときか、霜の厚いときは雨近し 大霜があれば三日の内に雨が降る 大霜の後あたたかさは雨近し 霜が早く消えるとその日は雨 霜折れ雨 強い霜(つよいしも) 霜が強いというのは 濃度が濃い為地面などが白く見えるような霜の事。 [0回] 四も五も喰わぬ しもごもくわぬ 何を言っても無駄な食えない人の事。 どんな事を言ってみても効果がない事。 煮ても焼いて食えないような人の事。 酢でも蒟蒻でも 海千山千 一筋縄ではいかぬ 四も五も(しもごも) もともとは賭博のサイコロの目で 四(丁)五(半)のどちらがでても効果などがないという事から。 《四の五の》をあれこれという意味で使用する事から転じた言葉。 [0回]