蛇が出そうで蚊も出ぬ じゃがでそうでかもでぬ すごい事が起きそうな雰囲気だが 実際には何も起こらない事。 いかにも恐ろし気な大蛇でも出るのかと不安な気持ちでいた所 蚊の1匹も飛んでこないような状態だったという事から。 泰山鳴動して鼠一匹 蛇も蚊も(じゃもかも) 神奈川県横浜市鶴見区の生麦地区に伝わる祭り。 この祭りの由来については様々な説があるそうですが その中の一つに疫病をもたらす悪霊を蛇が払い 疾病を媒介する蚊を退散させるための祭りというものがあるそうで 疾病つながりで《蛇も蚊も》という言い回しとなったようです。 [0回]PR 蛇が蚊を呑んだよう じゃがかをのんだよう あまりにも小さくて食べた気持ちにならない事。 空腹をいやす事が出来ない事。 腹の足しにもならない事。 蛇が蚊を呑み込んだところで腹の足しにもならない事から。 ひき蛙が蚊をのんだよう 蛇(へび) 日本に住む蛇は主に ネズミ・リス・ウサギ・カエル・鳥類などを食べると言われている。 しかし外国では昆虫を専門に食べる蛇なども存在する。 [0回] 麝あれば香し じゃあればかんばし 才能のある人は何もしなくても 周りの人たちから自然と認められるという事。 麝というのは《麝香》というジャコウジカからとった香料の事を言い 香料や生薬の一種でムスクとも呼ばれる貴重な物で 麝香は良い香りがする事ので人を惹きつけるため その麝香を才能のある人とたとえたもの。 紅は園生に植えても隠れなし 香し(かんばし) 香しい(かぐわしい)事。 良い匂いがする事。 心惹かれる事。 また、美しく気品高い様子の事。 [0回] 霜を履みて堅氷至る しもをふみてけんぴょういたる トラブルの兆候が見えてきたら 大きな災いが来るものと仮定して用心をするのが良いという事。 わずかな事でも変化の兆しが現れたら それに対する準備を怠ってはいけないという戒め。 霜が降りるようになると その後に氷ができるような寒い季節が訪れるので 霜の兆しが見えたら厳冬に対する準備をしたほうが良いという事から。 亡を見て在を知り、霜を見て氷を知る 一葉落ちて天下の秋を知る 堅氷(けんぴょう) 堅く厚い氷。 [0回] 霜の多い朝は晴 しものおおいあさははれ 夜に気温が下がると空気中の水分が霜となり降りてくるため 霜が多い朝は晴上がるという事。 霜が降りるのは地表の温度が下がっているのですが これは空に雲がなく放射冷却が影響して 霜が降りているのだそうです。 [0回] 霜強ければ雨となる しもつよければあめとなる 春や秋ごろには霜になる事があるが 霜が多く出る時には気圧が低くなっている事が多く そのため後に雨が降るのだという事。 強い霜が出るときは雨が降るという事。 大霜の明後日は雨 霜の降った日は天気下り坂 霜どけのおそいときか、霜の厚いときは雨近し 大霜があれば三日の内に雨が降る 大霜の後あたたかさは雨近し 霜が早く消えるとその日は雨 霜折れ雨 強い霜(つよいしも) 霜が強いというのは 濃度が濃い為地面などが白く見えるような霜の事。 [0回] 四も五も喰わぬ しもごもくわぬ 何を言っても無駄な食えない人の事。 どんな事を言ってみても効果がない事。 煮ても焼いて食えないような人の事。 酢でも蒟蒻でも 海千山千 一筋縄ではいかぬ 四も五も(しもごも) もともとは賭博のサイコロの目で 四(丁)五(半)のどちらがでても効果などがないという事から。 《四の五の》をあれこれという意味で使用する事から転じた言葉。 [0回] 下からは上がはかれぬ しもからはかみがはかれぬ 下の立場のものからは 上の立場のものがする行動の意味が理解できないのだという事。 上のものがする事の意味は 下のものには想像が出来ないという事。 下として上をはかることなかれ はかる 推し量る事。 推量する事。 [0回] 下いびりの上へつらい しもいびりのかみへつらい 自分よりも立場の弱いものに対してはつらく当たるものは 自分よりも立場の強い者には媚びへつらう事が多いという事。 下のものにはガミガミし 上のものにはペコペコする人の事。 総じて小心者の小者がとる態度の事。 いびり 立場の弱い者をいじめる事。 無理を言い困らせたりする事。 へつらい 相手の気を引くため機嫌を取る事。 おべっか使い。 [0回] 死命を制す しめいをせいす 相手の生きるか死ぬかの選択肢を握り その人の行動をコントロールする事。 生死の要点を抑えてしまい 相手の運命や事の成り行きなどを制する事。 生殺与奪の権 死命(しめい) 死と生の事。 また、死ぬべき命や運命の事。 [0回]