糞も味噌も一緒 くそもみそもいっしょ 悪いものも良いものも違いによって分けることなく一緒になっている事。 善悪・正誤などの区別がなく友の存在している事。 味噌も糞も一つ。 糞味噌三膳。 一緒(いっしょ) 他の物や事柄が併せて一つである事。 [0回]PR 糞船にも船頭 くそぶねにもせんどう どんなにくだらないような仕事でも それを受け持つ係は必要であるという事。 どうしようもない仕事でも担当者がいるという事。 糞尿を運ぶような船でも船頭は必要な事から。 糞船(くそぶね) 江戸時代に江戸や大阪・京都などの大都市から糞尿を集め 近くの農村へ運搬していた船。 肥船(こやしぶね)とも呼ばれる。 船頭(せんどう) 和船の船長。 小型船の操作をする人。 [0回] 癖なき馬は行かず くせなきうまはゆかず 特別悪いところがない代わりに特別良い部分もないという事。 悪い部分がない者には役に立つような良い部分もないという事。 一癖ある者のほうが何か起こったときに役に立つもので 癖のない者は何かあった時の行動力に欠けるいう事。 一癖(ひとくせ) 普通の人より扱いにくい事。 [0回] 癖ある馬に乗りあり くせあるうまにのりあり 一癖も二癖もあるような人物でも その人の個性を生かすように上手に使うとよい結果が得られるという事。 アクの強い人でも使い方次第ではとても役に立つという事。 乗り手を困らせるような癖の悪い馬でも 乗り方次第ではその馬の才能を発揮させる事ができるという事から。 また乗りにくい馬ほど乗りがいがあるという事から。 癖(くせ) 偏った傾向。 普通ではない特有の性質や傾向。 [0回] 癖ある馬に能あり くせあるうまにのうあり 一癖ある性格の持ち主のほうが驚くような長所を持っているものだという事。 優れた人はどこか凡人とは違う面を持って それが常識から外れているという事。 すごい長所がある者は悪い癖も併せ持っているという事。 常識から外れた行動をするのが有能であるという意味ではないので注意が必要。 癖の悪い馬にはなかなかゆう事を聞かないなど困った行動があるが ポテンシャルは高いものが多いという事から。 能(のう) 能力。 働き。 わざ。 [0回] 薬より養生 くすりよりようじょう 健康でいるためには 体の調子が悪くなってから薬を飲むよりも 普段から体調管理に気を付けて元気でいる事が良いという事。 体の為に適度な運動や飲食物の適度な摂取などの自己管理をして それでもだめな場合は薬に頼るのが良いという事で 薬に頼るようになる前に病気にならない生活を心掛けるのがよいという事。 健康管理に気を付けるのが良いという事。 養生(ようじょう) 生を養うと書き より良い健康状態を作り維持する事や体の調子を整える事。 養うにはだんだん作り上げるや培うなどの意味がある。 [0回] 薬も過ぎれば毒となる くすりもすぎればどくとなる 物事はほどほどにするのがよいという事。 どんなに正しくともそれが行き過ぎれば害になってしまい意味がないという事。 正しい事と思い過度な正義を他人に強要したりするような事がそれにあたる。 薬は病気を治し体の調子をよくするものであるが 適量を守らなければ体に対し悪い影響を及ぼす毒となる事から。 [0回] 薬人を殺さず医師人を殺す くすりひとをころさずくすしひとをころす 物は使う人次第で益に害にもなるものであり物が悪いのではなく それを使う人がうまく使いこなす事ができるかどうかであるという事。 薬は人を殺す事はないが 使用する人の判断ミスがあると死んでしまうという事。 薬は使用方法によって体の為になったり体に悪いものになるもので それを使う医者の処方が間違ってなければ人に害をなすものではないという事から。 医師(くすし) 医者の古い呼び方。 漢方薬の専門家の古称。 [0回] 薬の灸は身にあつく毒な酒は甘い くすりのきゅうはみにあつくどくなさけはあまい 自分の為になる忠告や助言は不愉快で聞きたくない気持ちになるが 悪事への誘惑やご機嫌取りのへつらいなどは 心地よいものであるので簡単に染まりやすいものであるという事。 遊びなどの誘惑は心地よいが 為になる苦言は不快なものであるという事。 体の為になるお灸はとても熱く心地よくないものだが 飲みすぎると毒となる酒は美味しく心地よいという事から。 お灸(おきゅう) 艾(もぐさ)を体のツボの上で燃焼させ その熱の刺激により体調をよくする治療法。 艾(もぐさ) 一般的には乾燥させたヨモギの葉の裏にある繊毛を生成した物の事。 [0回] 薬にする程 くすりにするほど とても少量である事。 ほんのちょっとの量。 薬の量は少しであるため。 少量(しょうりょう) 極めて少ない分量。 [0回]