"い"カテゴリーの記事一覧 一殺多生 いっせつたしょう 多くの人を救うためその害となる一人を犠牲にする事。 多くの人を生かすためには一人の犠牲は仕方がないという考え。 害(がい) 悪い結果や影響をおよぼす事。 順調な生存の妨げになるもの。 邪魔になる事。 [0回]PR 一石二鳥 いっせきにちょう 一つの行動をして思いがけず多くの利益を得る事。 一つの石を投げたら同時に二羽の鳥を捕まえられたという事から。 元はイギリスの諺 kill two birds with one stone. [0回] 一寸の虫にも五分の魂 いっすんのむしにもごぶのたましい どんなにか弱く見える者であっても生き物である限りは 意地やプライド・考えなどがあるので 軽く見て馬鹿にするような態度を取ってはいけないという事。 相手を甘く見て嘲笑してはいけないという事。 嘲笑(ちょうしょう) あざけり笑う事。 相手を見下して笑う事。 嘲る(あざける) 人を軽蔑し悪く言ったり笑ったりする事。 [0回] 一寸延びれば尋延びる いっすんのびればひろのびる 目の前の困難を何とかしのいでいくと それから先はゆとりが増えていくだろうという事。 また、問題を先延ばしにすると 最後には取り返しのつかない事になるという意味もあります。 尋(ひろ) 長さの単位で通常は一尋を六尺とする(約1.8m) [0回] 一寸の光陰軽んずべからず いっすんのこういんかろんずべからず わずかな時間であっても無駄にしてはいけないという事。 朱子の詩「偶成」が元とされていますが 近年では別の人物の作品ではないかという意見もあり真偽はわかっていません。 光陰(こういん) 光は日、陰は月を意味し時間や年月などを表します。 [0回] 一寸先は闇 いっすんさきはやみ 未来の事は全く予想できないという事。 目の前が真っ暗で何が起こっているのかわからない状況から。 一寸(いっすん) 一尺の1/10の長さで約3㎝。 一寸(ちょっと)と読むと わずかである事や軽い気持ちなどとなります。 [0回] 一心岩をも通す いっしんいわをもとおす 精神を集中し目標に向かえばどんな事でもかなうという事。 どんな困難であっても信念を持ち続けるとそれが成就するという事。 中国の李広将軍の故事より。 信念(しんねん) 正しいと信じて疑わない事。 [0回] 一升の餅にも粉がいる いっしょうのもちにもこがいる 一升の餅にもそれにまぶす粉が案外たくさん必要で 同じようにどんなに小さな事柄であっても それに付随するように色々な面倒事が起こるという事。 一升餅(いっしょうもち) 一升(1.8㎏)の米を使って作る餅で 一歳の誕生日を迎えた子供のお祝いとされる。 一升と一生をかけて一生食べ物に困らないようにと願いが込められた餅。 [0回] 一升の餅に五升の取粉 いっしょうのもちにごしょうのとりこ 主となるものよりも セットになっているもののほうが案外多く必要であるという事。 餅をつくときに餅が粘りつかないように使う取粉は 餅そのものよりも多く必要である事から。 取り粉(とりこ) 手粉(てごな)ともいい 餅つきの時に餅が手や臼につかないようにするための粉。 上新粉や片栗粉、コーンスターチなどを使用。 [0回] 一将功成りて万骨枯る いっしょうこうなりてばんこつかる 一人の将軍がすばらしい功名をあげる陰では 多くの名も無き兵士が命を懸けて働いているという事。 多くの兵士は無名のまま死んでいき 兵を指揮した将軍だけが有名になるという事。 犠牲になった者の事には触れず 成功した指導者の偉業だけを称える事を憤る言葉。 万骨(ばんこつ) 多くの人の骨 多くの犠牲。 憤る(いきどおる) 激しく腹を立てる事。 気持ちがすっきりせず悩む事。 [0回]