"い"カテゴリーの記事一覧 一升徳利こけても三分 いっしょうどくりこけてもさんぶ お金持ちは多少の無駄遣いをしても全くお金が無くなる事は無いという事。 また大きな商売をしていて損をする事はあっても元手が大きいので 全部消える事は無いという事。 一升の徳利が転んで中がこぼれてしまっても もともと多く入っているものなので三合くらいは残るという事から。 [0回]PR 一升徳利に二升は入らぬ いっしょうどくりににしょうははいらぬ 人の能力や才能には限界があるので それを超えた大きな望みは実現できるものではないという事。 物には限度と言うものがあるという事。 徳利(とっくり・とくり) 口の部分が小さめで細い首があり本体は膨らんだような形をした器。 主に日本酒などを飲むときに使用される。 [0回] 一災起これば二災起こる いっさいおこればにさいおこる 悪い事は重なるという事。 一度災難が起こるとそれに伴い別の災難が発生する可能性がある事から。 一度ある災いはまた起こるので注意が必要だという意味もあります。 災(さい・わざわい) 自然に起こる生活を損なう出来事。 災害。 [0回] 一口両舌 いっこうりょうぜつ 二枚舌の事。 前に言った事と後から言った事が違う事。 一人の人間が一つの事柄に対して違う二つの事をいう場合に使われる。 二枚舌(にまいじた) 矛盾したことを言う事。 嘘を言う事。 矛盾(むじゅん) 前に言った事と後に言ったことが一致しない事。 二つの事柄のつじつまが合わない事。 [0回] 一行失あれば百行ともに傾く いっこうしつあればひゃっこうともにかたむく 一つの行いに悪い所があれば 他にたくさん良い所があったとしても 全部正しくないと思われてしまう事。 一つの行いがすべてを台無しにしてしまう事。 たった一つの欠点がすべてを帳消しにする事。 台無し(だいなし) 物事はすっかりだめになってしまう事。 帳消し(ちょうけし) お互いに差し引きすると損得が無くなってしまう事。 これまでの事が無意味になる事。 [0回] 一犬影に吠ゆれば万犬声に吠えゆ いっけんかげにほゆればばんけんこえにほえゆ 一人がいい加減な事を言うと 世間の人々はそれを事実として広めて騒ぎ出してしまうという事。 一匹の犬が何かの拍子に吠えだすと 他の犬たちもそれにつられて吠えだす事から。 いい加減(いいかげん) 使い方により意味が変わり 程よい事や良い頃合いなどの適度な意味のほか 不十分な事やデタラメなどのあまりよくないという意味があります。 [0回] 一挙両得 いっきょりょうとく 一度の行動で二つの利益を同時に得る事。 中国の「晋書」にある 二匹の虎を退治する話で まずは二匹の虎に争わせてどちらかが敗北して死んだときあとに もう一匹を倒せば二匹を倒したことになる。 と言う話から出た言葉。 晋書(しんじょ) 中国晋王朝について書かれた歴史書。 [0回] 一竿の風月 いっかんのふうげつ 一本の釣竿を持って川や海へ出かけ自然に溶け込み世間の俗事から離れて休む事。 自然の中でのんびりと世間からは距離を置く事。 俗事(ぞくじ) 日常のわずらわしい用事。 世間の事柄。 [0回] 一家を機杼す いっかをきちょす 独自の文章や言論を編み出して新しい一派をおこす事。 機杼(きちょ・きじょ) はたを織る道具。 杼。 杼(ひ) 織物を織る時に縦糸と横糸を通すのに使用される道具。 シャトルとも言う。 [0回] 一家の富貴は千家の怨み いっかのふうきはせんかのうらみ 金があり身分の高い家は世間から妬まれるという事。 また、一つの家が大金持ちになるには多くの家が犠牲になっているという事。 富貴(ふうき) お金持ちで地位や身分が高い事。 妬み(ねたみ) 相手を羨ましく思い憎らしいと思う感情。 妬みと嫉みがありますが 前者は羨ましく悔しい腹が立つ 後者は羨ましく憎い呪わしい と少し違いがあるようです。 [0回]