"え"カテゴリーの記事一覧 江戸っ子の往き大名還り乞食 えどっこのいきだいみょうかえりこじき 後先の事を考えずにお金を使う事のたとえ。 江戸っ子は旅に出ると行くときはお金があるので 景気よく派手にお金を使い贅沢をするのですが 帰りには一文無しになってしまう事が多いという事。 一文無し(いちもんなし) 全くお金を持ってない事。 無一文。 色々な見解がありますが一文は約12円というのが大方の相場だそうです。 [0回]PR 江戸中の白壁は皆旦那 えどじゅうのしらかべはみなだんな 渡り奉公人がふてくされて言う言葉。 江戸は広く白い大蔵のあるような大きな店はたくさんあるので ここを解雇になっても他で雇ってもらえるという事。 派遣切りされた人が職場に悔し紛れに言うセリフのようなもの。 渡り奉公人(わたりほうこうにん) 武家奉公人の中でも中間や小物のものの事で 年季契約の奉公人の事。 [0回] 得手に帆をあげる えてにほをあげる 追い風に帆をあげるように 待ち受けた絶好のチャンスをつかみ取る事。 良い機会を得て大きく進む事。 帆船は追い風が来ないと進むことは困難なので 追い風が吹くのを待ちその機会が来ると帆をあげてどんどん進んでいく事から。 帆船(はんせん) 帆に風を受けて進む船。 帆は横帆と縦帆の2種類があり 帆を立てるマストも1~3本などさまざまなバリエーションがある。 [0回] 得手に鼻つく えてにはなつく 自分が得意な事は油断が生じ失敗してしまうという事。 得意な事であっても初心を忘れず努力と注意が必要であるという事。 得手(えて) 得意とする事。 鼻につく 度重なり嫌になる事。 [0回] 枝を切って根を枯らす えだをきってねをからす 末端部分が衰えていくとそのうち根本の部分まで倒れてしまうという事。 樹の枝を切っていくと葉からの栄養などが得られず 樹の本体がだんだんと弱っていく事から。 手の付けやすい事から徐々にやっていく事。 枝(えだ) 樹木や草の芽が成長してできた茎や葉をひと固まりで呼ぶ名称。 [0回] 得たり賢し えたりかしこし 望みどおりに物事がうまく行ったときに発する言葉。 思うツボにはまる事。 喜びの感情を表す言葉。 得たり(えたり) 自分の思い通りに行った時に発する言葉。 現代で言うと「やった!」「ラッキー!」などの事。 [0回] 枝葉のしげりには実少なし えだはのしげりにはみすくなし 枝や葉の茂った樹にはあまり実がならない事から 口数の多い人には見かけだけで誠意のない人が多いという事。 言葉の多い人間は口先だけで実行力や誠意が乏しいという事。 口先(くちさき) うわべだけの言葉や話しぶり。 本心ではない言葉。 [0回] 枝は枯れても根は残る えだはかれてもねはのこる 禍や悪事の根を絶やすのはとても難しいという事。 物事は簡単には根絶やしにすることはできないという事。 根絶やし(ねだやし) 物事の根本から取り除く事。 何も残らないようすっきりと取り除く事。 [0回] 枝先に行かねば熟柿は食えぬ えださきにゆかねばじゅくしはくえぬ 望みの物を得ようと思うなら危険を恐れていてはいけないという事。 安易な方法では大きな望みは叶わないという事。 熟柿(じゅくし) よく熟した柿 [0回] えせ者の空笑い えせもののそらわらい おかしい事があるわけでもないのに高笑いする者は なにか悪辣な事を企んでいたり 人に媚を売るような軽薄な人が多いので 気を付けるほうがよいという事。 空笑い(そらわらい) 作り笑い。 おかしくもないのに笑う事。 悪辣(あくらつ) たちの悪い事。 自分の目的を達成するためにはひどい事も平気でする事。 やり方があくどい事。 [0回]