"お"カテゴリーの記事一覧 親の思うほど子は思わぬ おやのおもうほどこはおもわぬ 親はわが子の事をいつも心配しているものであるが 子供のほうはそれほど親の事を意識していないという事。 親は子供が良くても悪くてもいつまでも心配をしているものだという事。 [0回]PR 親の打つ拳より他人の摩るが痛い おやのうつこぶしよりたにんのさするがいたい 親が子供を打つのは愛情があってやっている事であるが 他人の親切は愛情がこもっているわけではないという事。 摩る(さする) 軽くなでる。 [0回] 親の因果が子に報う おやのいんががこにむくう 親が犯した悪行の結果 何の罪もない子供がその禍を受けてしまう事。 因果(いんが) 因とは原因の事で果とは結果の事をいい 仏教では因果を 善因善果(善い事を行う事が新たな善を促す) 悪因悪果(悪い事を行う事が新たな悪を促す) 善因楽果(善い事を行う事が自分に望ましい結果を招く) 悪因苦果(悪い事を行う事が自分に望ましくない結果を招く) と説いている。 また、因果応報(善い行いが幸福をもたらし悪い行いが不幸を呼ぶ) は仏教だけでなく世界的に広く信仰されているものです。 [0回] 親の意見と冷酒は後できく おやのいけんとひやざけはあとできく 親の意見は言われたときはうるさく思いただ迷惑なだけであるが 時間が経つとじわじわと意味が分かってくるものだという事。 冷酒も同じで飲んでいるときはそれほどでもないが 後になってじっくりと酔いが回ってくる事から。 冷酒(ひやざけ) 冷蔵庫や氷などで冷やした日本酒の事。 冷や(ひや)とは常温のお酒の事で冷酒とは違うので注意。 冷酒は温度により呼び方も違いがあり 涼冷え(すずびえ)15度くらい 花冷え(はなびえ)10度くらい 雪冷え(ゆきびえ)5度くらい となります。 [0回] 親の意見と茄子の花は千に一つも仇はない おやのいけんとなすのはなはせんにひとつもあだはない 親が子供のためにした忠告には無駄や誤りがないという事。 茄子の花には無駄花がなく必ず実を付けるもので それと同じく親の意見はすべて大事で無駄がないのだという事。 仇(あだ) かたき。 危害となるもの。 害をなすもの。 無駄花(むだばな) 咲いても実をつける事のない花。 あだ花。 [0回] 親の甘茶が毒となる おやのあまちゃがどくとなる 親が子供を甘やかすのは子供の将来の為にはよくない事で毒であるという事。 甘茶(あまちゃ) アジサイ科の変種でその若い葉を煎じて作った飲料。 毒性はないがあまりに濃すぎる場合中毒などを起こすこともある。 [0回] 親に目なし おやにめなし 親は子供をかわいいと思うあまり 子供の欠点や落ち度などはよほどはっきりしたものでない限りわからないという事。 親は子供に対し正しい判断をするのは難しいという事。 目無し(めなし) 物の価値や本質などを見抜く事ができない事。 見る目のない事。 [0回] 親に似ぬ子は鬼子 おやににぬこはおにご 子供は親に似るのが普通で もし何も似てないのなら人の子ではなく鬼の子だという事。 鬼子(おにご) 親に似てない子。 異様な姿で生まれた子供の事で特に牙が生えた子供の事。 俗信によると歯の生えた鬼子は縁起が悪く 捨てられたり殺害されたという話もあるようです。 [0回] 親に似た蛙の子 おやににたかえるのこ 親に似ていて何の取柄もなく平凡な子供の事。 長所のないありふれた子供。 平凡(へいぼん) 優れたところがなく普通である事。 特に優れているわけでもなくありふれている事。 [0回] 親にかかる時子にかかる折 おやにかかるときこにかかるおり 状況によって親が子を頼る事もあれば子が親を頼る事もあるという事。 親子とはそうゆうもので最初頼りっぱなしであった子が 成長するに従い親子で助けあう事になり 年を取ると親のほうが頼るようになるというもの。 親子の関係性を言ったもの。 折(おり) 《そんな折》などのように語尾につく場合は時と同じような意味になり かかる時・かかる折は同じような意味となり そんな時もあればこんな時もあるというような言い回しとなります。 [0回]