"か"カテゴリーの記事一覧 霞に千鳥 かすみにちどり あり得ない事のたとえ。 また、適した状態ではない事。 霞は春に出るもので 千鳥は冬の季語となるものなので一緒ではふさわしくないという事から。 霞(かすみ) 春の山などによくでる薄い霧。 千鳥(ちどり) 渡り鳥で秋にきて冬を日本で越し春になると飛び去る鳥。 [0回]PR 鎹思案 かすがいじあん 二つの異なる事をどちらもうまくやろうとする考え方。 実現が難しく都合の良い考え方の事。 鎹(かすがい) 木材同士をつなげるコの字型をしている釘。 建築に使われる。 [0回] 佳人薄命 かじんはくめい 美人に生まれた女性は不幸せな生涯を送る事が多いという事。 思いがけない病気を患っていたり 美人であるがために周りからの干渉も強かったりと 思ってもみないような運命を辿ってしまうという事。 佳人(かじん) 美人の事。 佳(か)には優れているなどの意味があるため 美しくすぐれている女性と解釈されます。 薄命(はくめい) 運に恵まれず不幸である事。 [0回] 頭が動かねば尾が動かぬ かしらがうとかねばおがうごかぬ 集団を率いる者が先頭に立って動くようでなければ それに従う者たちも動くものではないという事。 下の者は上にいる者のする事を見て行動しているという事。 頭(かしら) 人々を統率する地位にある者。 [0回] 貸した物は忘れぬが借りた物は忘れる かしたものはわすれぬがかりたものはわすれる 人の自分勝手さを言った言葉。 他人から借りた物は平気で忘れるが 他人に貸した物は何時までも忘れずにいる事で 自分に都合の良い態度を取る事。 自分の都合の良い事は何時までも忘れず 都合の悪い事はすぐ忘れるという事。 [0回] 賢い人には友がない かしこいひとにはともがない 利巧すぎる人には仲間ができないという事。 隙のない人や打算的な人、謹直すぎる人には近寄りがたい雰囲気があり 打ち解けあった友人はなかなかできないという事。 警戒心が強いとなかなか友達はできないものなので 時にはつまらない話などをして打ち解けあうのも大事であるという事。 謹直(きんちょく) 正直で真面目な事。 [0回] 貸し借りは他人 かしかりはたにん お金の貸し借りは親兄弟など血の繋がりのある者であっても 時によっては他人同士のようなものとなってしまうという事。 お金の貸し借りは時として親兄弟の関係を壊してしまうという事。 他人(たにん) つながりのない人。 関係のない人。 [0回] 火事の後の火の用心 かじのあとのひのようじん 実行する時が遅く間に合わない事。 火事が起きた後に火の用心をしてもすでに手遅れである事から。 前もってやらなければいけない事をあとになってする事。 火の用心(ひのようじん) 火事などにならないよう火の元に注意する事。 昔は火鉢などの消し忘れを注意するものでしたが 最近ではたばこの火などを注意する事が多いようです。 [0回] 火事の後の釘拾い かじのあとのくぎひろい 大きな損や散財などをした後に 少しの節約を心掛けてもたいして役に立たない事。 大きな額のお金を損した後に節約をしても 元の金額を取り戻すのは大変であるという事。 火事になって財産などが燃えてしまった後に 焼け残った釘などを拾い集めても元の家に戻せるほどの足しにはならない事から。 火事(かじ) 火による災害の事。 小規模な被害で消火されたものは小火(ぼや) 大規模で被害が大きなものは大火(たいか)と呼ぶ。 [0回] 駕籠に乗る人舁ぐ人そのまた草履を作る人 かごにのるひとかつぐひとそのまたぞうりをつくるひと 世の中は様々な貧富や職業があるので 上を見てもきりがなく下を見てもきりがないものであるという事。 色んな人がいて社会が回っているのだという事。 草履(ぞうり) 鼻緒がついた日本の伝統的は履き物。 通気性がよく草履をはくのが主流だった頃は水虫の人はほとんどいなかったようです。 [0回]