"か"カテゴリーの記事一覧 亀の年を鶴が羨む かめのとしをつるがうらやむ 人の貪欲さには限りがないものであるという事。 千年生きるといわれている鶴が 亀の寿命をうらやましいと思う事から。 鶴の寿命 鶴の寿命は実は50~60年程度と言われそれほど長生きではないそうで 大型のオウム(約100年)などのほうが長生きだといわれています。 鶴は千年というのは中国の「淮南子(えなんじ)」という思想書に書かれている 「鶴は千年の寿命があり色々楽しみを極める」という所からきているそうです。 [0回]PR 亀の甲より年の劫 かめのこうよりとしのこう 年長者の長い間の経験は貴重であるという事。 また、そのように長い経験を積んできた人を尊敬するべきであるという事。 劫(こう) 仏教やインド哲学の用語で極めて長い時間の事。 [0回] 亀の看経 かねのかんきん 何かをブツブツと口の中で言う事。 亀の鳴き声が小さな声でお経を読んでいるように聞こえるという事から。 看経(かんきん) 声を出さずにお経を読む事。 黙読。 黙読(もくどく) 声を出さずに読む事。 [0回] 噛む馬は終いまで噛む かむうまはしまいまでかむ 悪い癖というものはいつまでも直らないものであるという事。 また、悪い習慣や性格の悪さなどはなかなか治すのが大変である事。 人を噛む癖のある馬は死ぬまで噛むという事から。 癖(くせ) 無意識にしてしまう習慣的な行動。 本人は意識していないので一度ついた癖はなかなか直らない。 [0回] 神へも物は申しがら かみへもものはもうしがら 物事を行うのには総じて工夫が必要であるという事。 神様へのお願いをするのにただ一心に願う事よりも 自分の思いを上手に伝える工夫があれば神様のご利益も違いが出るという事から。 神様でさえ言葉の違いで効果が違うのだから 人同士ではなおさら自分の思いを上手に伝える事は大事であるという事。 自分の主張を上手に行う事が大事である事を説いた言葉。 [0回] 神は見通し かみはみとおし 神様はどんな事でも細かく見ているので偽ってはいけないという事。 神様はよい事も悪い事もすべて見ているのでごまかしはできないという事。 見通し(みとおし) 最初から最後まで見続ける事。 人の内面や心の内を見抜く事。 [0回] 神は非礼を受けず かみはひれいをうけず 神様は非道な願い事などは受け付けないという事。 神様に邪念のあるようなお願いをしてもそれは叶えてくれないという事。 神様を祭るのには正しいやり方をしなければならないという事から。 非礼(ひれい) 礼儀に反する事。 礼儀から外れる事。 無礼(ぶれい) 礼儀を心得ない事。 礼儀を知らない事。 失礼(しつれい) 礼儀を欠いている事。 礼儀は知っていても忘れている事。 [0回] 神は正直の頭に宿る かみはしょうじきのあたまにやどる 神様は公平は存在で 曲った事などしない正しい行いの者や善良な人間には加護を与え 他人をだましたり嘘を吐くような不誠実な悪人には罰を与えるという事。 正直に生きる事が大切だという事。 正直(しょうじき) 正しく素直で嘘のない事。 見せかけではなく内心もごまかしのない様。 嘘・偽り・ごまかしをしない性格の事。 [0回] 剃刀の刃を渡る かみそりのはをわたる とても危険な行為をする事。 鋭利な刃の剃刀の上を渡るのは 常人であれば足の裏を切り怪我に繋がる事から。 剃刀(かみそり) 剃刀の歴史はとても古く 石器時代には貝やサメの歯で作れらた物があったとされています。 また、エジプトでは紀元前4世紀頃に使われていた 金や銅で作られた剃刀が発見されているようです。 [0回] 剃刀と奉公人は使いよう かみそりとほうこうにんはつかいよう 使い方次第でその効果は全く違うという事。 物の扱いの上手い下手で結果は全く異なるという事。 剃刀は上手に使えばよく切れるもので 奉公人も上手に扱えばよく働くという事から。 剃刀(かみそり) 無駄な体毛や髭などを剃る道具。 昔は剃刀と言えば西洋剃刀の事を言い 刃を研いだり使用にある程度の熟練が必要であったため 現代の安全カミソリのように誰でも簡単に剃れるというわけではなかった。 [0回]