"き"カテゴリーの記事一覧 兄弟は鴨の味 きょうだいはかものあじ 兄弟とは喧嘩をしたりしても その後に仲が良い事があったりと楽しいものであるという事。 兄弟はいろいろな事があっても頼りになりお互い楽しいものであるという事。 昔は魚肉や野菜・穀物などが主な食べ物で たまに食べられる鶏肉や鴨肉が御馳走であったので 味わい深いものであるとされたことから。 兄弟(きょうだい) 元来は同じ母親から生まれた男子の事。 女性が入ると兄弟姉妹《けいていしまい》となりますが 現在では兄妹《けいまい》・姉妹《しまい》・姉弟《してい》も 《きょうだい》とする事が多いそうです。 [1回]PR 狂人走れば不狂人も走る きょうじんはしればふきょうじんもはしる 自分の考えをはっきりと持っていない者は 他人の意見に簡単に同調してしまうという事。 人は付和雷同するものであるという事。 人は大衆心理や世論などに流されやすいものであるという事。 一人の狂人が走り出すと 他の狂人ではない者たちも続けて走り出すという事から。 不和雷同(ふわらいどう) 自分にしっかりとした考えがなく たやすく他人の意見に同調してしまう事。 [0回] 窮鳥懐に入れば猟師も殺さず きゅうちょうふところにはいればりょうしもころさず 困窮しているものが助けを求めてくれば 理由を問わずに援助をしてあげるのが人情であるという事。 追いつめられて困った鳥が猟師の懐に飛び込んでくると さすがの猟師もそれを殺す事はないという事から。 ただし、闘争や悪事に加担したり正しくない事に援助などをするのはよくないと 前置きがありその後に戦いに敗れ困窮し助けを求めてきたものは大切に扱う という話だそうです。 [0回] 窮鼠猫を噛む きゅうそねこをかむ 弱い者でも追いつめられてしまうと 強い者に対してでも反撃をしてくるという事。 弱い者でも追いつめられ必死に抵抗すると 強い者でも逆襲されてしまうという事。 弱い立場のものでも窮地に立たされると 異常な力を発揮して相手に攻撃をしてくるものなので 逃げ道のないような追い込みはいけないという戒め。 窮鼠(きゅうそ) 追いつめられて逃げ場を失ってしまったネズミの事。 [0回] 窮すれば濫す きゅうすればらんす せっぱ詰まると心に余裕がなくなってしまい 悪い事であっても深く考えずにしてしまうという事。 どうしようもなく困ったときに やけくそになって悪い事に手を染めてしまう事。 思慮が浅くその場がよければよいという行為の事。 濫する(らんする) 乱れる事。 取り乱す事。 切羽詰まる(せっぱつまる) どうにもならなくなってしまう事。 切羽とは日本刀の鍔の両側にある薄い金属片の事で これが詰まると刀が抜けなくなり困ってしまう事から。 [0回] 窮すれば通ず きゅうすればつうず とても困った状態になり もうどうしようもないと思った時に 思いがけないような解決策が見つかる事。 手詰まりだと思っていても 意外な打開策がある物だという事。 窮する(きゅうする) 行き詰まりどうしようもなくなる事。 途方に暮れる事。 [0回] 牛首を懸けて馬肉を売る ぎゅうしゅをかけてばにくをうる 言動が一致しない事。 見かけはとてもよいが中身が全く違う事。 店頭に牛の首を出して牛肉を売ってるように見せ 実際には馬の肉を売っているという事から。 馬肉(ばにく) 乗用や農耕用の馬が役割を終えた後に食用となる場合 安価に提供できる肉となりますが 最初から食用として育てた場合には高額な食材となるようです。 馬肉の事を《桜肉》と呼ぶ。 言動(げんどう) 言葉と行い。 言う事と行う事。 [0回] 客招いて客悲しみ きゃくまねいてきゃくかなしみ ありがた迷惑な招待の事。 ありがた迷惑(ありがためいわく) 別に悪意があるわけではないが 相手の行為が迷惑に感じてしまう事。 好意からしてくれた事であるが 結果は喜べないもので困る事。 [0回] 客の早起き きゃくのはやおき 配慮は大切であるという事。 止まりに来た客が主人より早く起きてしまうと 何かと家に迷惑をかけてしまうという事から。 もてなす側である主人よりも客が早く起きてしまうと 主人側は用意が間に合わずにとても気まずい思いをしてしまう事から。 また、客が主人より早く起きてうろうろするのも無駄な誤解を招くので 客は主人が起きだすまではゆっくりと寝るのがよいという事。 [0回] 木もと竹うら きもとたけうら 物事には効率的な順番や手段があるという事。 ものにはそれぞれやりやすい方法があるという事。 木は根元のほうから割るのがよく 竹は逆に先のほうから割るのがうまく割れる事から。 木元竹末とも書き読みは同じく《きもとたけうら》です。 末とは末端の事で裏も同じく根の反対がわの意味。 裏(うら) 何らかの面の反対側。 外側に対する内側。 [0回]