"き"カテゴリーの記事一覧 吉凶は糾える縄の如し きっきょうはあざなえるなわのごとし 善い事と悪い事は縄を作る時の2本の藁束のように 交互にやってくるものだという事。 縄を作る時にはねじりをかけた2本の藁束を巻き合わせ1本の縄ができる事から。 糾う(あざなう) 絡ませるようにし交え合わす事。 糸をより合わせる事。 [0回]PR 気違いも一人狂わず きちがいもひとりくるわず 相手をしなければ問題は起きないという事。 どんなに悪い相手でも関わらなければ問題は生じないという事。 気違いでも一人でいるとおとなしくしていて暴れる事はないという事から。 狂う(くるう) 精神のバランスが崩れ正常な判断や行動ができなくなる事。 普通ではない行動をとる事。 [0回] 気違いに刃物 きちがいにはもの 並外れて危険な事のたとえ。 何をするか予測のできない人物に 刃物を持たせることで危険性が増すという事から。 危険性が増すという事。 気違い(きちがい) 精神の状態が正常ではなく不安定な人。 狂人。 [0回] 北枕で寝るな きたまくらでねるな 頭を北の方角に向けて寝るのは縁起の悪い事だという事。 お釈迦様が北の方角へ頭を置いて亡くなる《頭北面西》からきた言葉で 死を忌む事から縁起の悪い事とされる。 もともとは亡くなった方を北枕にし極楽往生してほしいとの願いからでしたが それが死者の習慣と思われるようになり 生者がそれを行うのは縁起の悪いものと変化した。 頭北面西(ずほくめんさい) お釈迦様が亡くなったときの姿勢を表していて 俗にいう涅槃(ねはん)の姿勢の事。 [0回] 北に近ければ南に遠い きたにちかければみなみにとおい 当然な事。 当たり前な事。 また、一方には都合がよくても他方には都合のよくない事。 当たり前(あたりまえ) 誰が考えてもそうである事。 普通の事。 [0回] きたなく稼いで清く暮らせ きたなくかせいできよくくらせ 汚れ仕事や肉体的にきついような仕事をしていても その仕事に責任をもってしっかりと働き 清い心でいるのが良いという事。 他人をだましたり 楽をして儲けようとするような 汚い方法でお金を稼ぎ そのお金を清く使うのがよいという意味ではないので注意が必要。 きたなく稼ぐとは 体がきたなく汚れるほど汗水をたらし努力をして稼ぐ事で 清く暮らすは そのお金を生活にとって価値あるものに使うという事。 [0回] 疵持つ足 きずもつあし 他人に知られたくないような過去があり いつもそれがばれないかと心が休まらない事。 後ろめたい事があるため落ち着かない事。 後ろめたい(うしろめたい) 自分に問題があり気が咎める事。 《後ろ目痛し》からきた言葉で あとから見ると心が痛む、後々の事を考えると心が痛むなどの意味。 [0回] 鬼神は邪無し きしんはよこしまなし 鬼神は道に外れるような事はしないという事。 正直で曲った事はしないという事。 鬼神(きしん) 恐ろしく荒々しい神の事。 善神と悪鬼が存在し祭祀やお祓いの対象となる。 [0回] 疑心暗鬼を生ず ぎしんあんきをしょうず 心の中に疑惑があると 色んな不安やあらぬ妄想が心に生じてしまい 何でもないような事であっても 恐ろしいものに見えたり疑わしく思えたりするものだという事。 怖いと思っていると何もない暗闇の中に 実在しない鬼のような恐ろしい幻影が見えてくるという事から。 疑心(ぎしん) 疑う心。 [0回] 雉子を食えば三年の古疵も出る きじをくえばさんねんのふるきずもでる 雉の肉はとても滋養が高いものであるという事。 雉は脂が多いのでそれを食べる事で体の活力が増し 三年前の古い傷も化膿して膿を持つようになるという事。 膿とは人間の自然治癒力によっておこるもので それにより傷が治るので 三年前の傷でも修復するほどの勢いがあるというという意味。 滋養(じよう) 体の栄養となるもの。 疲労の回復など体に栄養となる物を補給する事。 [0回]