"さ"カテゴリーの記事一覧
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さるがひげもむ
実力も何もない人が立派な人に外見だけ似せて見せても無駄である事。
猿が人のまねをして髭をひねって威張った態度をしても
他人から見るとただ滑稽なだけで全く威厳など感じない事から。
力量のない者が実力者の姿形だけ真似て
偉くなったつもりでいるのを嘲笑したもの。
猿の人まね
猿が稗を揉む
- 猿が稗を揉む(さるがひえをもむ)
人間が稗粢(ひえしとぎ)を作るのを見ていた猿が
先に稗を搗くのを知らずに
そのままの稗を揉み同じ稗餅が作れると思っている事から
肝心な部分は理解せずに見た目の形だけを真似た行為の事。
- 粢(しとぎ)
神様にお供えする餅の事。
粢餅(しとぎもち)
本来は米で作るものですが
地域により粟粢(あわしとぎ)や稗粢(ひえしとぎ)があり
日常の食べ物として作られていた。 -
さりあとへはいくともしにあとへはいくな
先妻が死別した男性に嫁ぐのは考えたほうがよいという事。
妻と離婚して生き別れた男性のもとへ結婚するのはよいが
妻が死亡して死に別れた男性のもとへ結婚するのはやめたほうがいいという事。
妻を亡くした男性は再婚後でも
先妻の良い思い出を忘れる事がなく
後妻に入った者は何かと先妻と比べられるので辛い思いをするという事から。
去られ跡へは往くとも死に跡へは往くな
- 妻に先立たれた夫
ある研究によると妻を亡くした夫の余命は30%短くなるというものがあるそうで
男性はつれあいに先立たれる事のショックが女性より大きいそうです。
また日常生活も男性の場合は崩れてしまい炊事洗濯などあまりせず
外出も少なくなる傾向があるのだそうですが
女性の場合、一時的にふさぎ込んでも身の回りの事はいつも通りできるそうで
妻に先立たれる事は男性にとってかなりなダメージになるようです。