"し"カテゴリーの記事一覧 舌の長い者は盗人 したのながいものはぬすびと あまりべらべらとおしゃべりするものではないという事。 他人が言うのも遠慮するような事を 恥ずかしげもなく言うような人を忌み嫌ったもの。 舌の先があごへつくと大泥坊 舌長(したなが) 言葉が過ぎる事。 言ってはならない事まで行ってしまう事。 物言いが偉そうな事。 手が長いという事は盗癖や手癖が悪いという意味があり それにかけて舌が長いは口が悪いという意味になる。 [0回]PR 舌の剣は命を絶つ したのつるぎはいのちをたつ 言葉一つで自分の命に危険が迫る状況もあるという事。 物事を深く考えもしない不注意な発言は 自分の身を滅ぼす事があるという事。 言葉を慎まないと後悔する事も起きるという事。 舌は禍の根 舌は禍福の門 口は禍の門 舌剣(ぜっけん) 悪意のある言葉の例え。 悪口など他人を傷つける言葉の事。 [0回] 下地は好きなり御意はよし したじはすきなりぎょいはよし 好きな事を他人に勧められて気兼ねなく楽しむ事。 初めから好きな状況に 他人から親愛の情を持って勧められる事。 好きな物を他人から沢山勧められて 喜んで好きなだけ堪能できるという事。 下地は好きなり仰は重し 下地は好き也御意は重し 下地(したじ) 本来の性質や素質。 物事の基礎となる部分の事。 御意(ぎょい) 命令や指図。 主君などの仰せ。 [0回] 親しき中にも礼儀あり したしきなかにもれいぎあり 仲良しで少しくらいの非礼は大丈夫だと高を括ると 一線を越えて不和となる可能性もあるという事。 あまりに親しくなってしまうと無遠慮となってしまう事があり その結果仲たがいしてしまう事になりかねないので 親しい間柄でも礼儀は守らなければならないという事。 親しき中は遠くなる 心安いは不和のもと したしき中の垣根 近い中にも垣をせよ 近隣は壁を隔つるにしかず、壁を隔つるは門に対するにしかず よい中も笠をぬげ 礼儀(れいぎ) 人間関係や社会生活で秩序を守るために取るべき行動。 慎み深く他人に接する事。 [0回] 親しき中に垣をせよ したしきなかにかきをせよ どんなに親しい間柄であっても遠慮がないとトラブルになる事もあるので 一定の距離をとり節度を守るのが良いという事。 あまり距離感が近いと問題になる事もあるので 適度な距離感を持つのが関係を長持ちさせる秘訣であるという事。 思う中には垣をせよ 垣(かき) 屋敷や土地の区切りとなる仕切りの事。 材料も石や木・土・竹など様々で 壁のように完全に視界を遮るものではなく 格子状のように存在を確認できたり相手を見て会話をする事も可能な仕切り。 [0回] 舌三寸に胸三寸 したさんずんにむねさんずん 口に出して言う他人に対する言葉遣いと 心の中で考える他人に対する気持ちは自重したほうが良いという事。 軽々しく他人を傷つけるような言葉はもちろん控えなければならず 他人に対する不信感や怒りなどの感情は いずれ行動に現れてしまう事もあるので慎むべきだという事。 簡単に人を批判したり安易に他人に悪意をもつのは良くないという事。 胸三寸(むねさんずん) 他人からは見えない心の中にある考えの事。 [0回] 士族の商法 しぞくのしょうほう 経験不足な事に着手し失敗する事。 士族生まれの者が商売の経験も無いのに商売に手を出し 失敗してしまうという事から。 士族(しぞく) 明治維新後にもともとは武士階級であったが 華族にはなれなかった者たちに与えられた階級。 華族(かぞく) 明治維新後に公卿や諸大名の藩主に与えられた階級。 華族は5段階に分かれ、公爵・侯爵・伯爵・子爵・男爵となる。 [0回] 地蔵は言わぬがわれ言うな じぞうはいわぬがわれいうな 人に知られたくない事を あらかじめ他人に口止めしておきながら 自分で言ってしまう事。 他人に口外しないよう念を押しながら うっかり自分でしゃべってしまう事。 他人を地蔵にたとえ他人は言わないが われ(自分)が言うなという事から。 俺は言わぬがわれ言うな 秘密をすぐにばらす人の特徴 すぐ秘密をばらしてしまう人は 目立ちたがり 知りたがり 口が軽い 内緒の話と切り出す人 お酒に弱い などの特徴があるようです。 [0回] 地蔵の顔も三度 じぞうのかおもさんど 何度も悪質で無礼な事をされると どんなにおとなしい人でも腹を立てて怒るという事。 慈悲深いはずの地蔵でも三度顔を撫でられると腹を立てるという事から。 一度や二度は笑って許してくれても 三度目はもはや温厚な人でも温厚ではいられなくなるという事。 仏の顔も三度 地蔵のふぐりを三度まで撫でる 仏の顔も三度なでれば腹立てる 仏の顔も三度まで 猫の顔も三度 兎も七日なぶれば噛み付く 仏の顔も七度 通らない街道も七度 仏の顔も日に三度 地蔵のふぐりを三度まで撫でる ふぐりとは男性の睾丸の事を言いい 通常は一度でも怒られると思いますが さすが地蔵様は三度まで大丈夫なようです。 [0回] 自然に還れ しぜんにかえれ 社会という仕組みの悪い影響から離れて 自然の状態へ戻ろうという考えかた。 社会のすべてが悪いわけではないが 悪い習慣や制度などもあり いちど自然の状態へ戻り出直そうという事。 フランスの哲学者ルソーの言葉とされていますが 後世の誰かが本人が言ったように世間に広めたもののようです。 還る(かえる) 色んな経過を経て出発点へ戻る事。 [0回]