"せ"カテゴリーの記事一覧 世間に鬼はなし せけんにおにはなし 世の中怖い人ばかりではないという事。 人の感情を持たないような人ばかりではなく 人情を持ち合わせた人も多くいるのだという事。 渡る世間に鬼はない 棄てる神あれば助ける神あり 世間(せけん) 世の中。 移ろいゆく世界。 [0回]PR 世間知らずの高枕 せけんしらずのたかまくら 世の中の厳しさなどを知らずに呑気でいる人への皮肉。 苦しさなどとは無関係で悩みのない生活を送っている人の事をいい ある意味本人は幸せな状態である事を言うが 何か起こった時にはとても困るだろうという周りの人たちの憐みを言ったもの。 高枕(たかまくら) 安心して寝る事。 そこから心配事がない状態である事。 また、気が緩み警戒心のない事など。 [0回] 咳払いも男の法 せきばらいもおとこのほう 咳払いは自分の存在を知らせたり 話の主導権を握るために使用したりと 男性にとってはある意味必要なテクニックの一つであるという事。 ある程度の地位になると 咳払い一つでざわついていた部下たちが静まり返ったりと 威厳を周りに知らしめる効果などあるようです。 咳払い(せきばらい) 鼻やその奥に炎症が起こり 鼻水が出る事で起こる不快感から出るもの。 また、周りにある事を気づかせる意味でわざとする行為。 [0回] 石塔の赤い信女が子を孕み せきとうのあかいしんにょがこをはらみ 夫が亡くなり再婚していない女性が妊娠をする事。 昔は夫が亡くなると墓石には夫婦の戒名を入れて まだ亡くなっていない人の戒名には朱をぬる風習がありましたが その朱の戒名の女性が妊娠するという事は 夫と死別した後は夫に操をたてて再婚しないという 《二夫にまみえず》という考えに反しているという事から これを私通と言われるからだそうです。 赤い信女が子をはらむ 石塔(せきとう) 墓石。 石の墓標。 信女(しんにょ) 女性の戒名に添える語で男性の場合は信士となります。 [0回] 堰で入らねば河で取る せきでいらねばかわでとる 創意工夫をし最終的な到達点を達成する事。 工夫を凝らし目的を達成する事。 用水路から水が引けないようだったら 河から直接水を汲んで水の確保をするという事から。 取水堰(しゅすいぜき) 水をくむための水位を確保するための建築物。 水位を上げる事で用水路に水を流すための堰。 [0回] 積善の家には必ず余慶あり せきぜんのいえにはかならずよけいあり 善い事を積み重ねてきた家系には 子孫にまでよい報いがあるという事。 善い行いを積み重ねる努力は決して無駄にはならないという事。 また、逆に悪事を重ねていると子孫に悪い報いがあるという事。 衆正の積は福及ばざる莫し、衆邪の積は禍見われざるなし 善を成す者は天報いるに福を以てし不善を為す者は天報いるに禍を以てす 積善(せきぜん) 善い行いを長い間行う事。 善行を積む事。 余慶(よけい) 先祖の善い行いの為、その子孫に幸運が訪れる事。 祖先の善行が子孫に幸福となり戻ってくる事。 [0回] 急かねば事が間に合わぬ せかねばことがまにあわぬ のろまな行動では役に立たないという事。 ぐずぐずしていては駄目で 急がなければいけないという事から。 ぐずぐず 愚図愚図と書く。 しまりのない緩み切った様子の事。 のろのろと無駄に時間を消費している様。 [0回] せかせか貧乏ゆっくり長者 せかせかびんぼうゆっくりちょうじゃ 一途に働くばかりが正しいとは限らない事。 また、世の中は公平ではないのだという事。 毎日ドロドロになって働いても生活が苦しい人もいれば ぶらぶらを遊んでばかりいても裕福な人もいるという事から。 がしがし貧乏ぶらぶら果報 せちせち貧乏のらり果報 長者(ちょうじゃ) 富豪や資産家など。 《長》という字にはまさっているや優れているなどの意味があり 長者と言うのは人より勝っている者という意味に解釈されます。 [0回] 贅はしたし銭はなし ぜいはしたしちゃんはなし 望みはいっぱいあるのに 思い通りにはならない事。 贅沢をたくさんしてみたいと思うのに それを実行するお金がないという事から。 銭(ちゃん) お金の事で日本語では通常《ぜに》と読む。 《ちゃん》は中国語の発音で 韓国では《ちょん》と発音するそうです。 [0回] 生は寄なり死は帰なり せいはきなりしはきなり 人が生きているのはこの世に仮に体を持っているに過ぎない事で 死んだら本来の場所に戻るのだという事。 世界は根源となっている物があり 人はそこから発生しそこに戻っていくのだという事から。 人天地の間に生きるは寄なり 寄は固より帰す 生は性なり死は命なり 寄(き) 一時的に立ち寄る事。 身を寄せる事。 [0回]